パウロ・コエーリョのレビュー一覧
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『ベロニカは死ぬことにした』『悪魔とプリン嬢』と3部作を為すこの作品。
一番キリスト教の宗教観が強いと思う。
それゆえに理解しがたいところも多々ある。
しかしそれでも素敵だと思える。
やっぱ好きだ。パウロ・コエーリョ。Posted by ブクログ -
スペインの田舎町で教師として静かに暮らす29歳の女性が、十数年ぶりに幼なじみの男性と再会。町を離れ修道士となった彼から愛を告げられ、一緒に来てほしいと乞われた彼女は、二人きりの旅を通して、怯え、悩み、苦しみ、迷いながら、真の愛と信仰を取り戻していきます。
宗教的なお話なので、少し理解しづらい箇所もあ...続きを読むPosted by ブクログ -
「条件さえ整えば、地球上のすべての人間はよろこんで悪をなす」
AだからBという話で 理解できないところも
たくさんあったけど 面白かった。
人間の黒い部分をペロッと見せられた気がする。
人間は黒い部分を持っている。
でも他の小説にでてくる悪人ほど
肝は据わっていない。
その真理にとても納得。Posted by ブクログ -
ベロリカは死ぬことにした、から始まる三部作の完結編。流し読みしちゃうとただの恋愛小説?って感じだけど実はすごく深い小説。人間の有り様を作者はよくわかってる。Posted by ブクログ
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不思議な雰囲気を持つ、寓話的 象徴的な話である。
「夢を持てばかなえられる」というテーマをアメリカンドリーム的ではなく寓話風に展開している。
それはそれで面白いやり方だが、私には合わなかった。 -
世界的な評価は高いらしいですが、自分には正直言って退屈でした。
理由としては、基本的に一神教的な価値観に基づいて書かれた物語である点です。結局全ては神の手によって人の運命が決められていると、それを学ぶ旅をする少年の物語が本書の肝な訳ですが、信じてない人間にとっては何でもかんでも神頼みで、信じてれば必...続きを読む