パウロ・コエーリョのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
羊飼いの少年がエジプトのピラミッドを目指して旅する内容。
【印象に残った部分】
「なぜ、人の心は夢を追い続けろと言わないのか?」と少年は錬金術師にたずねた。
「それが心を最も苦しませることだからだ。そして心は苦しみたくないのだ」
その時から、少年は自分の心を理解した。
彼は心に、お願いだから、話しかけるのを決して止めないでくれと頼んだ。そして自分が夢から遠くへそれてしまった時は、強く言い張って警報を鳴らしてほしいと頼んだ。
そして、警報を聞いたら必ず、そのメッセージに気をつけるからと誓った。
物語は淡々と進んでいく。
ところどころに余裕がないときは立ち止まって、心に問いかけることの重要性を説くのが印象的だった。 -
Posted by ブクログ
「彼の家を知らずに、その人を信用してはならない」
「人生は今私たちの生きているこの瞬間だからです」(ラクダ使い)
たくさん気になる言葉が散りばめられた本でした
運命を実現しようとしている少年の背中を押してくれる老いた王様がする話
世界で一番賢い人が「幸福の秘密とは、世界のすべてのすばらしさを味わい、しかもスプーンの油をのこと(世界を楽しむ間、決してこぼさないように)を忘れないことだよ」
スプーンの油、とは人それぞれの、大切な人や仕事とか宿命とか、かしら
いつ何時も、頭の隅に置いておくこと…
錬金術師が作った金を修道士にあげると「私のした親切をはるかに越えている」と言う、、すると錬金術師は「二度とそんな(謙遜?)ことを言ってはいけない。命(心?)が聞いているかもしれない。次には少ししかくれないかもしれない」
ありがたく人の好意は受け取っておくがいい、ということ?
なかなか私の頭では理解が追いつかない部分もあり
ただ、砂漠の風シマムやアフリカから吹いてくる風レバンタールなどなど、、壮大な夢を追う旅を、一緒に風を想像しながら少年とできて楽しかった
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Posted by ブクログ
ネタバレめちゃくちゃ良い事を言っている雰囲気はあるのに、「前兆に従え」とか「大いなる魂」とか、スピリチュアルでふわっとした表現が多くて「で、結局どういうこと?」となる。
この本が本当に伝えたかった「人生のリアルなルール」を、日常の言葉に噛み砕いて3つのポイントに整理してみました。
1. 「前兆(サイン)」= 自分の中の違和感や直感
本の中で「前兆に従え」と何度も出てきますが、要するに「理由はないけど気になること」や「小さな違和感」を無視するなということです。
* 本の中: 羊飼いの少年が「旅に出たい」と夢を見る。
* 現実なら: 「今の仕事、悪くはないけどなんか退屈だな」「あの習い事、ずっと気になってるんだよね」という小さな心の声。
人は大人になると「でもお金が…」「失敗したら恥ずかしいし…」と理由をつけて、その直感を握りつぶしがちです。でも、人生を面白くするヒントはいつもそういう「直感」の中に落ちている、ということです。
2. 「前兆に従うと、最初はうまくいく」= ビギナーズラックの罠
物語の序盤、少年は羊を売って旅費を作り、意気揚々とアフリカに渡りますが、速攻で全財産を騙し取られます。ここが一番リアルで重要なポイントです。
* 何か新しいチャレンジを始めると、最初はワクワクしてうまくいく気がする(ビギナーズラック)。
* でも、必ず途中で大失敗や挫折がやってくる。
著者のコエーリョは「ここで諦める人がほとんどだけど、そのトラブルこそが『お前は本気か?』と試されている試練(成長のプロセス)なんだよ」と言っています。
3. 「宝物は最初から足元にあった」= 成長した自分こそが答え
結末のネタバレになりますが、少年はピラミッドまで長旅をしたのに、結局「宝物」は旅を始めた教会の木の根元に埋まっていました。
「じゃあ最初から動かなきゃよかったじゃん!」と思いがちですが、ここが一番深いメッセージです。
* 旅に出なかった少年: ずっと教会の木の下で「宝物があればなあ」と夢を見るだけの羊飼い。
* 旅をした少年: 砂漠を渡り、出会いと別れを経験し、知恵と勇気を身につけた男。
「宝物」を手に入れる器(スキルや強さ)を作るために、あの遠回り(人生の苦労や挑戦)が必要だったということです。結果そのものよりも、「何かに挑戦するプロセスで自分がどう変わったか」に本当の価値がある、という教訓です。
一言でまとめると…
「やりたいことがあったら、失敗を恐れずに一歩踏み出してみな。途中でめちゃくちゃ苦労するし遠回りもするけど、その経験全部が君を成長させて、最終的に納得のいく人生(宝物)に辿り着くから!」
という、意外と熱血で泥臭い応援歌です。
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Posted by ブクログ
夢を見失わないことは難しい。
私は主人公の父親やパン屋のような大多数の夢を諦めた側の人間だし、現実問題今から夢を見つけて追いかけることは難しい年齢だけど、これから何にだってなれる若い人にはぜひこれを読んでみて、心の指針になる言葉が見つかればいいなと思います。
自分が捻くれている性格のせいもあり、ストーリーの中から学ぶことが見つかる作品は好きなのですが、格言を書くためのストーリーという感じで個人的には少し説教くさく感じました。
あと日本語訳が単調で、物語というより作文を読んでいるみたい。
何度も読み返したり、読むタイミングによっても心に響く箇所が変わる作品な気がする。 -
Posted by ブクログ
ネタバレベロニカやマリーの人生に対する見方に、考えさせられるものがあった。
私が普通だと思っていたことも、他人から見れば普通ではないのかもしれない。本書では、人は誰しも何らかの意味で「狂っている」と書かれている。
周囲に合わせ続ければ自分が何者なのか分からなくなり、かといって周囲から外れれば狂人と呼ばれる。
『バカの壁』にもあったように、世間の常識と折り合いをつけながら、その中で自分らしさを出していかないといけないのであろう。
(ベロニカ)人類は子孫を残さなければならない。社会は労働者を必要としている。カップルには、愛が死んでからも、一緒にいる理由が必要で…etc
(マリー)人は一緒にグループを作り、その凡庸な存在を、なにか変わったことに邪魔されないように壁を作るの。そうすることに慣れていることだけ行なって、意味のないテーマについて勉強して、楽しむべきだと思われるから楽しむの。そして、他の人たちのことは、ただなんとなく生きて、勝手にやっていればいいと放っておくの。彼らは、よくわたしたちもしているように、問題や不正だらけの世界の中で自分たちの幸せを裏づけるものとして、テレビでニュースを観るの。
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Posted by ブクログ
主人公や他の登場人物が、端的に言うと自分探しをして本来の自分を受け入れたり思い出したりする話で、正直流れは読める。
けれど25年も前に出版されたものとは思えないほど、現代人に響く部分がいくつもあった。
以下本文より引用
“いつでも一番手近にあるものに安易に手をのばしてきた”
“今まで会ったこともなく、もう二度と会うこともない人たちからの中傷に意味を与えてしまっている”
“自分で作り上げた虚像に合わせて行動することにエネルギーの大半を費やすようになっていた”
“きみは人と違うのに、同じようになりたいんだ。それは、わたしから見れば、とても深刻な病気だけどね”
“人が自分の本質に逆らうのは、人と違ってもいいという勇気に欠けてるから…憂鬱を生み出す”
などハッとさせられる文があった。
格言を物語にしたような、自分を生きるということを学ぶ参考書のような物語だと思った。
しかしながら、訳者あとがきにあった“美しく淡々とした詩のような文体”が苦手で、ひとつの文章を何度も行きつ戻りつ読んでいたので没入感はなく、故に感情が揺れることはなかった。 -
Posted by ブクログ
精神病を患い、ヴィレットという病院に入院してきた4名の男女。だが4名の過去や心の内の描写を読むにつけ、狂っているのは本人なのか、その周辺なのか境界線があやふやになっていく。
それに対する解は、ラストにイゴール博士がマリーに伝える言葉の中に集約される
「社会は常に、我々にある集合的な行動を強制する。人はただ受け入れるだけ。それに疑問を持つ人は狂っていると言われる。」「無理をして自分を人と同じにしようとすると、深刻な病気(神経症、精神病、パラノイヤ)を引き起こす。」
ラストは急にラブストーリー調になり、おやおや?という感じだったが、きっと読み取れていないメッセージがあるはずなので、時間をあけていつかまた再読したい。
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Posted by ブクログ
あの名作の他を読みたくなった
ん〜直訳ぽく読みにくいところがあって理解できなかった。物語の全体像はとても良かったと思う
人の不幸で自分の幸せを確認するように、死に直面することで生を、生きることを見つける、心の病の治療テーマだった
治療法は今とこの当時とは変わらないように思ったが実際はどうなんだという内容も。太陽の光を浴び、運動しセトロニンを増やす…そんな基本的なことから、自分の限界突破した羞恥、電気イスや危険な賭けみたいな治療法で本来の普通らしい自分を取り戻していく…パウロ氏が描く物語はパンチが効いてるわ
いろんなケースの精神病を知れた本で、予期せぬ憂鬱なんて誰にでもどんなタイミングでもくる、そんな少しの余裕の心持ち?を持たせてくれたように思う
人生は冒険と奇跡の連続。そんなメッセージをこちらの本でも受け止めれた
好きなフレーズ引用
ああ この地球的な痛みは…独特で間違うはずもなかった
おかしいかもしれないけど たぶん それが彼女の人生で1番幸せな瞬間だったと思うの
彼女は幸せでも不幸せでもなく だからこそ生き続けれないのだと言ったの
このわたしがよ。要するにねイーゴル博士 顔に雨を感じて 魅力的だと思う男性に笑いかけたいの
冒険の危険には1000日分の安らぎも安心も敵わないから