パウロ・コエーリョのレビュー一覧

  • ピエドラ川のほとりで私は泣いた
    装丁いいですね。内容は理解しがたい部分もあったけど私が宗教の考え方に疎いからでしょう。本当に純粋な愛は、さまざまな選択に重みが出るものなのかな。
  • 悪魔とプリン嬢
    善と悪についての本?そこら辺は少し難しかったからそういうの抜きにして単純に物語として読んでしまった・・・(笑)
  • 悪魔とプリン嬢
    正義と悪…理性と本能…そんな人間誰にでもある葛藤を具現化し、人として正しい判断を付ける為のパウロ氏なりの一つの答えを提示していると感じます。
  • 悪魔とプリン嬢
    ある女性の1週間におこることということで、「ピエドラ川のほとりで私は泣いた」、「ベロニカは死ぬことにした」との3部作になる、という本作。そのシリーズの作り方もおどろいたけれども、話の内容もいつものように面白い。それは悪であることという前提を覆せるほどの善はあるのか?という命題。テロリズムやその報復?...続きを読む
  • 星の巡礼
     著者の自伝的作品らしいが、初読時は信じられなかった。今なら否定することなく受け止められる。スピリチュアル系の本はこれ以外読んだことがないが、ベストセラーとなった『アルケミスト』の方がやはり読みやすい。読書中雑念が入りまくりな私だが、本書で紹介される数々の実習は試してみたいと思うものが多い。恐らく根...続きを読む
  • 星の巡礼
    宗教秘密結社の最後の試験に失敗した主人公がサンティアゴ巡礼路を巡る物語。試験で手に入れることができなかった剣をサンティアゴ巡礼路の中で探し出す道中を描いている。人生を巡礼の旅に重ね合わせて困難を克服する方法を説いており、数々の教訓が与えられている。「真理への道は万人のためのもの」として、単純な修練か...続きを読む
  • アルケミスト 夢を旅した少年
    運命は必然であり、大きな力に導かれている、心の声に耳をすませ、植物や動物、鉱物が発することばにも心を通わせ進むべし、心の声を無視し続けると聞こえなくなり、導かれることもなくなる。前向きに柔軟に…ってことかな。
    騙されて一文無しって冒険者のエッセンスだよね、今死んでもたくさん学んでからでよかったね、先...続きを読む
  • 悪魔とプリン嬢
    山奥の小さな村に訪れた異邦人。彼の仕掛けた大きな問と罠に翻弄される、プリン嬢と村の人たちの姿を通して、人の善悪を問う作品。
    まあ、金(またはある種の善と言い含められるもの)のために悪を成せますか。というありがちと言えばありがちのテーマ。でも、単純な勧善懲悪ではなく、かといって悪の勝利を高らかに歌うも...続きを読む
  • アルケミスト 夢を旅した少年
    運命、夢、前兆、ことば、大いなる魂。
    羊飼いの少年は、自分の運命を実現するために旅に出る……というお話。
    ところどころに良いなと思う文章があるのだが、かなりスピリチュアルな雰囲気なので今一つ入り込めない感じもあった。でも評価が高い理由は分かる。
  • アルケミスト 夢を旅した少年
    思い切って行動しちゃえば万事上手くいく、ような気がしてくる。チャンスは日々そこら中に転がってる。探し物は意外と近くにある。
  • アルケミスト 夢を旅した少年
    夢を諦めずにその夢を生きることがいかに大切であるか。錬金術は等価交換。夢を追うために、それなりの犠牲や縛りが必要です。子供達の背中を押してやろうと思います。
  • アルケミスト 夢を旅した少年

    ブラジル人作家の作品や、舞台が中近東の物語は初めてで、地名、人名、神との対話のシーンなど、雰囲気を掴むのに時間がかかった。こういうのはいくらベストセラーでも向いてないのかなと思ったが、哲学的寓話的に書かれてあると知り、納得した。手探りで読んでいって最後で腑に落ちる。2度目に読むと感じ方が深くなって...続きを読む
  • アルケミスト 夢を旅した少年
    夢や人生を諦めず進み続ける所が良かったです。
    最初はじっくり読まないと分からない内容などもありましたが、途中からは読みやすかったです。
  • ベロニカは死ぬことにした
    p.79 人は教わって学ぶことなどほとんどない。ただ自分で見つけるしかないのだ。

    p.80 狂気とはね、自分の考えを伝える力がないことよ。まるで外国にいて、周りで起こってることは全て見えるし、理解もできるのに、みんなが話してる言葉がわからないから、知りたいことを説明することもできず、助けを乞うこと...続きを読む
  • 星の巡礼
    韓国のスペイン合宿で聖地巡礼していた若者が読んでいた。漠然と聖地を目指して無心で歩き続けることが羨ましく、とりあえず同じ本を読んでみようと手に取った。

    スピリチュアル要素が強くてびっくり。
    もっと「歩くことの精神史」的な内容かと思ったのに。。そもそも聖地=宗教だからしょうがないか。

    アパラチアン...続きを読む
  • ベロニカは死ぬことにした
    読みやすいわけではないしスッと内容が入ってくることもそんななかったけど、おもしろかった
    自殺、精神病患者、楽園のヴィジョンとかスピ系な内容で興味深かった
    翻訳通さず原作で理解できたらもっと面白かっただろうなぁと思う
  • ピエドラ川のほとりで私は泣いた
    スペインの片田舎で暮らす女性が、ずっと昔に都会へと出た幼馴染との再会するところから始まる物語。修道院に入り奇跡の癒し手として活躍する彼の導きで、神の女性性と自分の中に眠っていた愛の信仰心に目覚めてゆく姿と葛藤を描く。

    神の女性性が繰り返し語られる神秘性の強い作風で、"彼"はキリスト教が新たな段階へ...続きを読む
  • 第五の山
    旧約聖書をもとにイスラエルを追われた預言者の苦悩と再生を描いた物語。異教を信ずるイスラエル王妃を非難するような預言をしたために国を追われた預言者が、神に与えられた試練に悩み、苦しみ、時に神を呪いながらも、その試練の意味を知り、自分の意思で自分の人生を生きていく姿勢を勝ち取っていく。
    時に理不尽な神の...続きを読む
  • 星の巡礼
    キリスト教秘密結社の最終試験に落第し魔法の剣を手にし損ねた主人公が、剣を手にするための追加試練としてスペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を旅し、数々の神秘体験を経て真の教えに目覚めていくまでの物語。
    キリスト教の下地を持たない人間には越えられない壁も感じるが、本の中で語られるRAMの実習...続きを読む
  • 星の巡礼
    長い間、積読していた本。ようやく読み終えたが、理解したとは程遠い。分かったようなつもりでいるけれど、私が簡単に理解できるような内容のはずかない、との思いもある。分かったような分からないような本だった。今は読むべき時ではなかったのか。私の読解力が追いついていないと実感した読書体験だった。