奈良千春のレビュー一覧
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「ヘブンノウズ」「足跡」「赦罪」ときて、今回が完結編となってしまいました…!センセのシリーズものは、いつも最後に名残惜しくさせられます。今回も読み終えてしまうと、やっぱり寂しくなってしまいました…
やさしくて、赦されて、そして癒される、魂の再生の物語でした。
最後に来てようやくあの事件の真実が明らかになりました。誰が悪いとか、誰のせいとか、あれこれ突き詰めて考えれば苦しみや悲しみをいっそう深くするだけの真相でした。
それより目の前にある小さな幸せを大事にしていこう、という考えにたどり着いた旭の前向きな気持ちは読んでいてとても心に響きました。
泣かずにはいられなかったです。
そういう気持ちになれ -
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思ったよりも早く出た少年神シリーズ新刊。「少年は神の花嫁になる」「少年は神に嫉妬される」に続く3巻目です。
今回も期待を裏切らない面白さでした。神話や伝説がモチーフとなった冒険ファンタジーは夢中になれる魅力が盛り沢山で、ほんとに惹き付けられてしまいます。
前回からの流れで、樹里をめぐってアーサーとランスが対立してしまうのでは…とハラハラさせられましたが、こうきたかと。
ランスルートじゃなかったですね。残念なような、ホッとしたような…
ランスが素敵でした!カッコいいです。まさに騎士の中の騎士ですね。樹里が好きなのに、ガツガツ迫らないで恋心を胸に秘めたまま忠誠を貫くそのストイックさに萌えます。領 -
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アーサー王伝説がモチーフとなっている異次元ファンタジーの2巻目。
とてもきれいな表紙です。がしかし、ちょっと話の雰囲気とはズレを感じないでもないです。ストーリーは樹里の超はねっかえりな性格や、アーサーのおおらかな下半身ぶりでもう少しコミカルでスリリングで、こんなに荘厳じゃないかんじ。
今回も樹里のアーサーに対するこわいもの知らずな言動、暴力が光っていました。もっとやれw
女々しくなくて、スカッと爽快な気持ちにさせてくれます。
とても男らしいヒロイン。やりすぎちゃったかな…と反省するところがまたかわいいです。
リュックの中身を上手く利用して機転がきくところも、利発でやるなと思わせてくれます。
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Posted by ブクログ
▼あらすじ
イラストレーターの旭は、ベストセラー作家の渋澤に才能を見いだされ、弟・ミツルとともにに澁澤邸に居候している。澁澤への思いが叶い幸せな毎日が続くはずが、ミツルを養子に欲しいという申し出があり!?
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──君が相手なら、私はきっと欲情する
2015年初読みの作品です。
延期、延期、延期を繰り返し、満を持しての発売に本当に胸が一杯になりました。
大好きなシリーズの完結編。読むのが勿体無くて、少しずつ読もうと思っていたのですが、いざ読み始めたら途中で止める事が出来ず、結局一夜で読み終えてしまいました。
盛り上がりのピークは前巻で終わってしまったので今回は晴れて恋人同士になった渋 -
購入済み
わぁん終わっちゃう〜!
記念番外の続編はありますが終わっちゃう〜!読みたいけど読み終わりたくないっとゆー矛盾に苛まれながらもやっぱりサクサク読み進めてしまいました(笑)。毎度毎度災難?に見舞われる芽吹、今回も然り。しかも兵頭に思わぬ火の粉が降りかかり、いよいよ芽吹も兵頭への気持ちを観念するとゆーか自ら認めざるを得ない状況になります。苦難を乗り越え(?)甘くなれない関係のはずが異常にラブい、後半もおニヤニヤ全開です(笑)。濡れ場(バスルームだったし正しくね!)も超盛り上がりを見せてくれてそっち方面も抜かりなくガッツリ読ませてくれます。交渉人とゆー職を通して見られる世界(ヤクザ絡みが多いですが。笑)が非凡ゆえに興味深いし
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切ねえ…
篠塚が切なすぎる。
そしてなんといういい男。
幸せになってもいいじゃんかよ、と思うが、色々と大きすぎて普通の相手じゃ抱えきれないだろうな。
うん、悪いけど江波じゃ無理。
篠塚は折れることなくそのままてっぺんまで上がって行ってくれと、切に思う。
(しかしこれBLなのか??) -
最近では一番!
最近読んだ中で一番好きなお話です。
登場人物がメイン二人以外もとっても魅力的に描かれています。
個人的には氷川先生が大好きです。
”僕の清和くん”と当然のように公言しているのが微笑ましい。