大石圭のレビュー一覧

  • 邪な囁き

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    大石圭さんは「呪怨」の作家さんとして知られているかな。
    「呪怨」も発売禁止寸前までいったんだけど…。
    この「邪な囁き」もよくR指定にならなかったなと思ったくらいに…底暗い。

    まぁ、R指定っていうのは映倫が指定するものなわけで、書物に対してどうなのかは分かんないけど、あの「スワロウ・テイル」ですらR指定になってるのに…。
    この本はあまりにも刺激が強すぎる。
    非現実的ならそうは思わなかったかも。
    どこか現実に近くて、危険すぎる。

    けど、人間の真理を問うような類は結構好きで、思わず読み進めちゃった。
    誰しも心の中に闇の部分を持っていて、それは些細なことを発端にすることが多いんだけど、たとえば運転

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    2012年06月12日
  • 人を殺す、という仕事

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    ネタバレ

    大石作品は、相変わらず本当に読みやすい。

    冒頭から、妊婦の殺害シーンという衝撃的なスタート。
    「C」からの手紙に従うまま、どんどん殺人に手を染めていく「僕」。

    何度も繰り返される惨劇と事件。

    後味がとても、悪い作品です。
    生々しくて、とても、怖い。

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    2012年05月16日
  • 殺人勤務医

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    ネタバレ

    主人公は35歳の容姿端麗な堕胎専門産婦人科医師。
    仕事でも子供を殺しまくり、実は私生活でも殺人を犯しまくっている、猟奇なヒトの、話。

    色々細かい描写が、自分の中での想像をしやすい感じでした。
    普通にありそうな日常や、主人公の心理に共感できる部分があったりするのが、たまにぞくっとします。

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    2012年05月16日
  • 人を殺す、という仕事

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    ネタバレ

    絶滅動物の紹介が意外と興味深く読んだ。

    依頼主は本当にいるんだろうか?自作自演?多重人格では・・と読み進めて最後のミッション成功に驚きとその後の穏やかな生活を想像すると、とても不思議な感覚に襲われた。

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    2012年05月06日
  • 愛されすぎた女

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     タレント崩れの女が、結婚相談所で紹介されたのは、4度の離婚歴はあるものの年収は1億を超える男だった。

     とっても、大石圭らしい作品です。
     なんで、痛いの苦手、って方はちょっとやめといたほうがいいかもww

     にしても、この夫婦の人物造形が怖い。
     タイトルに「愛」があるものの、虐待を繰り返す夫も、金に目がくらんでる妻も、まったく愛がわかってない。
     そこにあるのは、お互いの欲望だけだ。
     
     人の堕落を救うのは教養、だったか知性だったか、何かで読んだ記憶があるんだが、二人にかけているのはそれで、教養や知性は育まれるものなのだろう。そして、二人にはそれを育んでもらえる人も、環境もなかった。

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    2012年03月27日
  • エクスワイフ

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     「異形な愛と欲望を鮮烈に綴る全八篇」
     で、大石圭らしい短編集。

     にしても、登場人物の年齢が結構高いのがよい。
     でもって、ほんのり希望があるのがいい。

     人は、愛欲で生きてるわけじゃないけど、それがないと空虚だ。けれど、だからといって空虚なままで生きていけないわけじゃない。
     という、なんだか矛盾してるようなことを、さらっと描いてるところが、なんだか深いなと思うのであった。

     …毎度思うけど、ご飯がどれも美味そうだよなぁ。

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    2012年02月06日
  • 邪な囁き

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    ネタバレ

    新年早々泣かされたました。
    最後の方の飛行機事故は結構悲惨だろうけど、あっさりした描写。

    「死にたくない。もう一度、彼女に会いたい」
    「あの人が地獄にいるのだとしたら…そこでもう一度、あの人に会いたい。あの人がどれほど邪悪な人だったとしてもかまわない」
    穢れた純愛って言葉が浮かんだ。

    『あいつ』ってそういうオチか…
    少し肩すかしだった。

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    2012年01月01日
  • 邪な囁き

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    この気持ちは、若干分かる。一瞬自らの中に浮かび上がった悪意を、形にしてみたくなる感じ。

    ラストは壮大だったけど、若干物足りない。。。

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    2011年06月28日
  • 殺人勤務医

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    もっとグロいかな、と思ってたけど、案外さわやかに(?)読めた。中絶について考えさせられる。それを殺人と考えるかどうかは人それぞれだと思うけど、堕胎を認めている以上、こういう職業の人は必要になるもんね…。

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    2011年06月15日
  • 人間処刑台

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    ネタバレ

    大石圭らしくない、エログロ成分薄めの話だった。とはいえ、おもしろかった。ただ、翠ちゃんのくだりはいらないんじゃ無いかと思う。

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    2011年04月18日
  • 女奴隷は夢を見ない

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    ネタバレ

    初めて読んだ大石さんの作品。

    こんな社会も裏で本当にありそうで怖かったです。
    生々しくエロくてどことなくグロい

    ハッピーエンドは余り好きではないけれど
    最後が切なすぎました。
    個人的には間に合って欲しかったなぁ
    タイトル通りのお話でした。

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    2011年03月22日
  • 復讐執行人

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    ふとしたことで昔のことを思い出し復讐に走る男…復讐もの好きです。更に大石圭さんということで期待度も増しました。やはり人間の暗い感情を書くのが上手です。

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    2011年02月13日
  • 殺人勤務医

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    地下室での様々な殺人。
    色んな手法があるもんだな〜と変な感心をしてしまった。
    グロさはさほど感じず。


    何人も殺す彼を責めきれない気持ち。
    むしろ捕まらないでくれとさえ思った。

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    2011年02月08日
  • 処刑列車

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    大石圭ワールドと云える作品。読み始めから引き込まれます。列車で起きる殺戮…絶望感や焦燥感といった負の感情がよく表れていて好きです。やはり有りそうで無い設定がうまい人だ。ただ、動機がなぁ。。

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    2011年02月16日
  • 人を殺す、という仕事

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    古本屋で見つけて、最後の方の台詞とCの手紙の文に惚れて買いました。

    人を殺すシーンを比喩表現に走らずに(読者にとっての)ギリギリまで細かく書いてあって、最初は食わず嫌いで軽く飛ばしてしまいました…。でも、何回も読んでいると食わず嫌いもなくなってむしろそこだけ繰り返し読んでしまいました^^

    人を殺すシーンが一番(主人公が)いきいきと書いてあったように思います。プラス思考のいきいきじゃなくてマイナスの意味で、ですが。

    私は主人公のしたことが悪いことなのかわかりません。殺された人が良い人だったのかわかりません。でも、唯一わかることはCは何時でも私達を見てるんだなあってことでした。

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    2011年02月02日
  • 人を殺す、という仕事

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    ネタバレ

    ある日手紙が届き、その手紙にしたがっていれば順調な人生。
    と、思いきや、手紙は殺人を命令し、従わなければ、自分の大事な人が殺されてしまう。
    自分の子供達を守るため、殺人を続ける。
    でも、ある日届いた手紙には・・・。
    これ、ホラー小説にカテゴリ分けされてました。
    最後まで読んで、「あ、しまった。」って感じ。
    ホラーなので、結末が「そうなっちゃいます?」だったんで。(笑)
    でも面白かったです。
    先を、先をと読みたくなって、一気に読んじゃったので。

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    2012年11月05日
  • 処刑列車

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    出生率0に続き、読んだ大石圭。
    これまた中学2年生のころ。すなわち平成8年。
    あのころのうちにとって、衝撃的!でした。
    5分の2。
    ありえそうでありえないだろと思いつつ
    どこかで起こりそう。
    あのころの感想:そこまでして子供ってほしいものなのか?

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    2010年12月22日
  • 殺人鬼を飼う女

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     ビストロを経営するギャルソンの主人公。彼女は、幼少期に虐待を受け、多重人格になっていた。

     美味しいものを美味しいそうに感じるように描けるのは、才能だと思う。
     絵にしろ小説にしろ、決して味覚として認知できないものを、「美味しそう」だと感じさせることができるってすごいことだ。

     ワインに魅せられている主人公が味わうワインの数々。美味しいワインを呑んだ幸福を、文章を通して確かに共感することができる。
     
     幼少期の虐待や、いまだに続いてる母の困った現状など、彼女のワインへの傾倒も、多重人格も、逃避の結果なのだろう。が、大石氏は、それに安直な結末を用意しない。いや、読みようによれば、安易だと

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    2010年11月25日
  • 女奴隷は夢を見ない

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    ホラーかと思ったが、全然ホラーではなかった。
    「こんなことが本当にあったら怖い」という意味ではホラーかな。

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    2010年10月21日
  • 絶望ブランコ

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    非常に面白く最後まで一気に読んでしまいましたが、まあ、救いのない話です。社会から隔絶されたサーカスで育ち、家庭も崩壊、生きていくのがやっとどころか生きていく希望も見失う。そんな中で唯一残った生きていく目的にしがみつく兄弟。正しい生き方ではないが、精一杯生きていながらすれ違っている兄弟。まさに小説だからこそ楽しめるお話でした。

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    2010年09月09日