大石圭のレビュー一覧
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離婚後、娼婦をしていた主人公は、末期ガンになる。ホスピスで死を前に、彼女は赦されたいを願う。
大石圭なので、でもって娼婦してたって設定なので、彼女が回想するのは短い結婚生活と客とのやりとりなのである。
まぁ、それはおいといて…。
普通にストーリー的には、カタルシスがあるべき話だと思うのだけど、なんかそれがないんだよね。
最後に、…なんだけど、それができすぎていて最後の最後にひねりがあるのかと思ったぐらいだ。
結局、彼女は最後まで自分の美貌だけが好きで、自分自身は好きじゃなかったんだろうな。
そして、誰のことも好きじゃなかったんだろう。
自分がやってきたことを、否定しつつも、 -
Posted by ブクログ
なにはともあれ、帯見てびっくり。
「甘い鞭、映画化決定」ですってよ。
わ。よりにもよってあれか。すんごい悪い予感がひしひしするんですけどね。なんつ-か、大石氏の魅力ってある意味現実感のなさ、生活感の希薄さなんだと思うんだよね。が、邦画ってこれでもかって、リアリティとか生活感出すもんなぁ。
…外国を舞台に移して、っていうならいいような気がするんだけどな。
とはいえ、大石氏がメジャーになるのは嬉しいような、こそばゆいような…。
私としては、ニッチなマニアックな作家のままでいてほしかったが、まぁそれじゃ、生活がたいへんだろうと思うしね。ふむ。
で、本作。
派遣で働いて -
Posted by ブクログ
あるクリスマス・イヴの日を境に「隣人愛」という言葉は消えた。
サイコパスの殺人鬼が起こす事件というのではなく、ごく普通に
生活している人々がアタッシュケース(大きな力)を受け取ることにより、
悪魔の心宿す。
ヒロイン(主人公)の葉子の強さに 圧巻されました。
マラソンという競技自体、精神的な部分が大きいスポーツだとは
思いますが、肉体を超えて、精神だけで走るというのは
いささか、無理難題に思えます。
彼女もその力を一度は得た人物ですが、何の迷いもなく
警察に届け出ます。
その後の展開は葉子の精神力が事件とも深く関わっています。
というか、アタッシュケースをクリスマス・プレゼントとして
配っ -
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サーカスで空中ブランコ乗りとして活躍する両親。
キラキラした世界の中で、父親が違えども仲良く生きてきた姉弟。
だが、母が事故に遭ったことで…家族はバラバラになってしまう。
仕事が続かない父と暮らし苦労する弟。
冷たい母に虐待され、視力を失い、結婚相手にも暴力をふるわれ捨てられた姉。
姉弟が一緒に暮らし始め、そこには穏やかな幸せがあるように思えたが・・・。
過去の場面が出てくる度、今現在姉弟二人がどれだけ幸せなのか、どれだけ今の生活を大事にしているのかが痛いほど伝わってきます。
お互いがお互いを深く思い合ってるのが、至るところに垣間見えて…だからこそ隠しごとをしている辛さも。 -
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ネタバレこの世はというかここ日本では
今のところ金さえあれば何でも買える、
そう…こんなものもな!
銭ゲバ大好き43zoomです。
原作も大好きですがドラマ化されたときに松ケンが
「お前たち金持ちはこういうのが好きなんだよなあ?」
とつぶやくところが大変につぼで
うん!わかるわかる!と心震えた次第。
それはさておき運命のいたずらか
無作為的に(実は作為的に)複数人に届けられたアタッシュケース。
付記された手紙によると半径50mは木っ端微塵にする
爆弾が入っているとのこと。
リストラされ家族には無視される中年、
第2次大戦で友人たちを全員亡くし生き残ってしまった老人、
恋人もなく職場でバカにされ -
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大石圭さんは「呪怨」の作家さんとして知られているかな。
「呪怨」も発売禁止寸前までいったんだけど…。
この「邪な囁き」もよくR指定にならなかったなと思ったくらいに…底暗い。
まぁ、R指定っていうのは映倫が指定するものなわけで、書物に対してどうなのかは分かんないけど、あの「スワロウ・テイル」ですらR指定になってるのに…。
この本はあまりにも刺激が強すぎる。
非現実的ならそうは思わなかったかも。
どこか現実に近くて、危険すぎる。
けど、人間の真理を問うような類は結構好きで、思わず読み進めちゃった。
誰しも心の中に闇の部分を持っていて、それは些細なことを発端にすることが多いんだけど、たとえば運転 -
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タレント崩れの女が、結婚相談所で紹介されたのは、4度の離婚歴はあるものの年収は1億を超える男だった。
とっても、大石圭らしい作品です。
なんで、痛いの苦手、って方はちょっとやめといたほうがいいかもww
にしても、この夫婦の人物造形が怖い。
タイトルに「愛」があるものの、虐待を繰り返す夫も、金に目がくらんでる妻も、まったく愛がわかってない。
そこにあるのは、お互いの欲望だけだ。
人の堕落を救うのは教養、だったか知性だったか、何かで読んだ記憶があるんだが、二人にかけているのはそれで、教養や知性は育まれるものなのだろう。そして、二人にはそれを育んでもらえる人も、環境もなかった。 -
Posted by ブクログ
ますます「好きな作家です」と紹介しずらくなっていく大石圭なのであったww
どうか、このまま背徳の道を突き進んでいってください。
女同士の恋人たちの別れの夜の話。
大石圭だけど、今回はグロはなしです。
でも、絡みが人によってはグロく感じるかもね。
女同士であるという特異性はあるけど、そこに重きがあるようで、実はない。
結局のところ、好きあって一緒に暮らしていても自我を変えることができなかった二人の破綻なのだろう。
物語は、二人それぞれの視点で語られる。
そうやって二人は、自己の空虚を語っているのだとも思った。
読後が意外なほどさわやかで、ちょっと驚愕。
大石圭なの