大石圭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ますます「好きな作家です」と紹介しずらくなっていく大石圭なのであったww
どうか、このまま背徳の道を突き進んでいってください。
女同士の恋人たちの別れの夜の話。
大石圭だけど、今回はグロはなしです。
でも、絡みが人によってはグロく感じるかもね。
女同士であるという特異性はあるけど、そこに重きがあるようで、実はない。
結局のところ、好きあって一緒に暮らしていても自我を変えることができなかった二人の破綻なのだろう。
物語は、二人それぞれの視点で語られる。
そうやって二人は、自己の空虚を語っているのだとも思った。
読後が意外なほどさわやかで、ちょっと驚愕。
大石圭なの -
Posted by ブクログ
古本屋で見つけて、最後の方の台詞とCの手紙の文に惚れて買いました。
人を殺すシーンを比喩表現に走らずに(読者にとっての)ギリギリまで細かく書いてあって、最初は食わず嫌いで軽く飛ばしてしまいました…。でも、何回も読んでいると食わず嫌いもなくなってむしろそこだけ繰り返し読んでしまいました^^
人を殺すシーンが一番(主人公が)いきいきと書いてあったように思います。プラス思考のいきいきじゃなくてマイナスの意味で、ですが。
私は主人公のしたことが悪いことなのかわかりません。殺された人が良い人だったのかわかりません。でも、唯一わかることはCは何時でも私達を見てるんだなあってことでした。 -
Posted by ブクログ
ビストロを経営するギャルソンの主人公。彼女は、幼少期に虐待を受け、多重人格になっていた。
美味しいものを美味しいそうに感じるように描けるのは、才能だと思う。
絵にしろ小説にしろ、決して味覚として認知できないものを、「美味しそう」だと感じさせることができるってすごいことだ。
ワインに魅せられている主人公が味わうワインの数々。美味しいワインを呑んだ幸福を、文章を通して確かに共感することができる。
幼少期の虐待や、いまだに続いてる母の困った現状など、彼女のワインへの傾倒も、多重人格も、逃避の結果なのだろう。が、大石氏は、それに安直な結末を用意しない。いや、読みようによれば、安易だと -
Posted by ブクログ
大石圭作品をひさしぶるに読んだわけなのだが、やっぱりこの人の作品はいい!
このなんともいえないかんじがたまらない。そして終わりかたはやっぱり、というかんじの終わり方。
オビの「自殺サイトには魔物がひそむ―」はぴったしだわ。
主人公がまぁ本作品の題名どうり死人しか愛せないという変人なわけなのだが、やはりここらへんの設定からして大石オーラでとる。章別にちゃんと目線を変えてるのも単純で理解しやすかった。まぁこの理解が必要だったかどうかはわからないが、、、、、。
本を読んでいる間はずっとゾクゾクしているのだが、読み終わった後のこのなんともいえない感覚がたまらない。(ここまでくると信者なのかも……