大石圭のレビュー一覧

  • 殺人勤務医

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    ネタバレ

    10年以上前に読んだ本を再読。
    主人公の古河先生がダークヒーローのような扱いにならないよう、配慮して作られているように感じた。
    一歩間違えば『DEATH NOTE』のキラのような存在になってしまいかねないが、そうではなく、あくまで私利私欲のために殺人を犯す存在として、ギリギリのラインで描かれていると思う。

    また、(物語としての要素が強くなってはしまうが)反出生主義を語る上での一資料としても有効なくらい、産まれること/産まれないこと、生きること/死ぬことについて考えた上で書かれているように感じる。
    特に、「あとがき」の「生まれたことと、生まれなかったこととのあいだに大差はない。生まれて来られた

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    2023年02月28日
  • 蜘蛛と蝶

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    平々凡々な日常を送っていた瑠璃子が、一希の出現により、今まで感じ得なかった幸福を感じる様になりますが、それを感じつつも一抹の不安、疑心暗鬼が芽生えて行きます。

    一希の事を信じたい気持ちと、不安が交差しますが、今の幸せを失くしたくない瑠璃子は見て見ぬフリを決め込みます。

    ラストが気になって一気読みでしたが、なんとなく全体的に古めかしい印象を受けた物の、優柔不断で流されやすい一希に良心が残っていた事だけは救いでした。

    タイトル「蜘蛛と蝶」が内容を如実に表現している作品。

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    2023年02月17日
  • 母と死体を埋めに行く

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    大石圭さんの作品はかなり読んできたが、毎回同じような女性が主人公のような気がして、自分としてはちょっと飽きかけてきてるかも?ここらでビックリするようなストーリーを期待したいところだ。

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    2023年02月16日
  • 名前のない殺人鬼

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    大石圭『名前のない殺人鬼』角川ホラー文庫。

    角川ホラー文庫からの刊行なのだが、ホラーではない。安っぽいエロチック・サスペンスという内容だ。

    母親に棄てられ、無戸籍のまま、弁護士の李子に支えられながら生きるシュンは、李子に依頼されるままにDV男性を殺害する。依頼を果たせば、シュンには李子の肉体という褒美が与えられ……

    本体価格720円
    ★★★

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    2022年12月30日
  • 殺人カルテ~臨床心理士・月島繭子~

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    大石圭の作品はかなり読んできたが、そろそろネタ切れになりつつあるのかも?と感じる作品だった。主人公は細身の美人、豪邸の地下室には女性を凌辱するための設備が整っているといういつもの設定。
    主人公の女性が臨床心理士という設定は珍しいと思うが、ストーリーがマンネリ化してきているようだ。もっと斬新なストーリーを期待したい。

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    2022年10月25日
  • 殺人勤務医

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    自分も持ってるな…いや、きっと人って皆持ってるよ。
    ただ、実行するかしないかってだけ。理性や道徳ってのが働いてて『思ってもしないだけ』。

    『世のため人のため』や『正義』じゃなくて、ただ自分の琴線に引っかかった『気に入らない奴』ってだけなんだよね。

    それに至るまでの人格形成的なのも含め、単なるホラーやイヤミスではなく凄く納得できるなと思いながらも、しかし特別感情移入するでもなく俯瞰して淡々と行うのを淡々と見てる感じだった。

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    2022年09月19日
  • 魚影島の惨劇

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    大石圭『魚影島の惨劇』徳間文庫。

    孤島という密室の中で起きる連続殺人事件。誰が犯人で、その目的は……

    ホラー小説も書く大石圭だけに今度こそは異常な殺人鬼が暴れまくるスプラッターかなと期待したのだが、いつも通りのエロ混じりのライトサスペンスだった。

    人気作家の國分誠吾は所有する絶海の孤島・魚影島に作家志望の14人の年齢も様々な男女を集め、自給自足の生活をしながら作家養成塾を主宰していた。

    次々と殺害されていく塾生。次は誰が殺されるのか、最後に生き残るのは……

    本体価格700円
    ★★★

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    2022年05月16日
  • 殺人勤務医

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    大石さんの作品を読むきっかけになった本だったと思う。

    ホラーではあるが、怖くはない。
    タイトル通り、殺人をライフワークとする医者の話。被害者は(殺されるほどではもちろん無いが)ある程度の胸糞行為をした人間なので、懲らしめ系が好きな人はスカッとするかも?
    グロ度も低めなので、読みやすい。

    他の方も書いていましたが、作者のあとがきこそサイコパスじみてて最もホラーに感じます。笑

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    2022年05月11日
  • 愛されすぎた女

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    グロ描写などなく安心して楽しめました!
    かなちゃんは良いところもあるんだけど、基本的にはお金大好きバカ女って感じでした!
    一郎も育った環境が悪くて歪んでしまって可哀想だなって思いました!

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    2022年04月07日
  • 殺人勤務医

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    ネタバレ

    うーん、ギリギリ★3だけど、あまり気持ちのいい怖さじゃなかった気がする…
    グロいの好きだけど、中絶系が痛そうで痛そうで、お腹のあたりがムズムズしてた。

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    2022年03月27日
  • 殺人勤務医

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    大石圭先生の作品は以前に
    人を殺すという仕事を読んでおり
    他の作品も気になりこの本を手にしました

    人工中絶についての歴史は
    なるほどと思いながら読んでいました
    私的にはグロが好きなのですが
    そこまでグロさはありませんでした。

    過去の虐待
    生きている事に値しない人間
    医師という立場で合法で殺人
    人それぞれ考え方がありますが
    そう言われればそうなってしまう
    否定できない部分も(中絶について)
    ありました。

    大石圭先生は私は好きなので
    他の作品も読んでみたいです

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    2022年03月22日
  • 死体でも愛してる

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    4つの短編からなるオムニバスストーリー。
    語り手は基本取り調べ警官である主人公。
    全体を通して読みやすい文体で、人々の奥底に潜む狂気に語りかけるような物語でした、

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    2021年12月06日
  • 母と死体を埋めに行く

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     文字通りの話。

     まぁ、毒な母親に育てられた女の子の話なんだけど…。
     なんとなくもやる。
     
     だからといって、別の着地点を望んでいるわけじゃないし、まぁそうなんだろうな、って思うんだけど、もやる。

     うーん。
     なんなんだろう。
     あまりに男連中がふがいないからか。
     それとも、結局は「おとぎ話」的な感じがするからだろうか。

     「あとがき」がなんだかんだと言って好きです。
     大石圭氏の実直さが伝わってきて、いいんですわ。

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    2021年11月14日
  • 殺人勤務医

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    ネタバレ

    怖い。
    ゆっくりゆっくり絞められるような怖さがあった。怖いのに、文章が読みやすいという罪深さ。

    病気の犬、幼い子ども、カラス、ヒヨドリを心配する心、ソメイヨシノの美しさを感じる感受性、その反対もまた激しい。

    恐ろしいことが繰り広げられているのに、たんたんと話が進んでいき、たんたんとコトが終わってゆく。たんたんと終わることを主人公は知っている。

    主人公の感情の起伏が少なすぎるから、怖さが増幅するのか。
    (過去に関すること・たぶん愛していると思っている人に対する衝動以外冷静すぎる)

    学生の頃、中絶・妊娠のドキュメンタリーを授業で見せられたときに、お腹のなかで(羊水の中で)逃げ惑う子どもの映

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    2022年04月23日
  • モニター越しの飼育

    購入済み

    その後が気になる・・・・

    ホラーというジャンルではない。軽い官能小説に近いかな〜サラッと読めて面白い。

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    2021年10月28日
  • 母と死体を埋めに行く

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    大石圭『母と死体を埋めに行く』角川ホラー文庫。

    破滅的な結末のエロティック・サスペンス。ホラーの要素は全く無い。

    母親に洗脳され、支配され続けた美貌の若月リラが母親の命令で、男たちに責め苛まれながら、死体遺棄や殺人といった犯罪に加担していくという、フランス書院文庫のような物語。良い子は読んではいけない。

    主人公の若月リラは母親譲りの美貌の女子高校生。母親のれい子はシングル・マザーで銀座でナイトクラブを経営していた。幼い頃から母親のれい子に洗脳され、支配され続けるリラ。ある夜、リラはれい子に命じられ、二人で山奥に見知らぬ男性の死体を埋めに行く。

    そして、さらに卒業を控えたリラにれい子は金

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    2021年10月27日
  • 死体でも愛してる

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    大石圭にしては珍しく、刑事目線からの短編集だった。誰の心の中にも少しくらい、この刑事のような一面があると思う。自分がこの立場になればどう行動するのだろう。冷静さを維持できる自信はなさそうなところが怖い。

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    2021年08月12日
  • 裏アカ

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    ラストがイマイチはっきりせず不満は残ったが、主人公の自分を認めてほしい、自分の存在価値を確かめたいと思う気持ちは理解できるかな。

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    2021年07月21日
  • 子犬のように、君を飼う

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    主人公の小説家が休暇で訪れたマカオでカジノ三昧、娼婦の少女を囲い金を湯水のように使い2週間程ホテルで一緒に生活して行く中で次第に恋愛感情が芽生えていくと言った話。 情景の描写が上手くマカオという街が目に浮かんでくるようだった。 とても現実離れしていてめちゃくちゃな生活ぶりの主人公だった。 後半帰国を打ち明けた際の少女の言葉に共感。 日本国内でIR法案に反対する人の気持ちが良くわかった。

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    2021年07月18日
  • 60秒の煉獄

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    もし、あなたが時間を60秒間止められる力を貰ったら、果たして、何をするだろうか?

    そんなイフの数々を、短編集にした本作。
    なかなか癖のある登場人物が、少女から授かったその力をどう使うかが、見どころですね。

    そして、最後、不可解な連続殺人事件を追う刑事。
    なかなか真相に迫れないが、やがて刑事の元に、不思議な少女が現れる。
    真相を知り、時間を止めるその力を得た刑事は、その力を事件解決に使うのか...と思いきや、なんと

    なかなかブラックな展開ですね。
    こういうのもアリかと思います。

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    2021年07月02日