大石圭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ10年以上前に読んだ本を再読。
主人公の古河先生がダークヒーローのような扱いにならないよう、配慮して作られているように感じた。
一歩間違えば『DEATH NOTE』のキラのような存在になってしまいかねないが、そうではなく、あくまで私利私欲のために殺人を犯す存在として、ギリギリのラインで描かれていると思う。
また、(物語としての要素が強くなってはしまうが)反出生主義を語る上での一資料としても有効なくらい、産まれること/産まれないこと、生きること/死ぬことについて考えた上で書かれているように感じる。
特に、「あとがき」の「生まれたことと、生まれなかったこととのあいだに大差はない。生まれて来られた -
Posted by ブクログ
ネタバレ怖い。
ゆっくりゆっくり絞められるような怖さがあった。怖いのに、文章が読みやすいという罪深さ。
病気の犬、幼い子ども、カラス、ヒヨドリを心配する心、ソメイヨシノの美しさを感じる感受性、その反対もまた激しい。
恐ろしいことが繰り広げられているのに、たんたんと話が進んでいき、たんたんとコトが終わってゆく。たんたんと終わることを主人公は知っている。
主人公の感情の起伏が少なすぎるから、怖さが増幅するのか。
(過去に関すること・たぶん愛していると思っている人に対する衝動以外冷静すぎる)
学生の頃、中絶・妊娠のドキュメンタリーを授業で見せられたときに、お腹のなかで(羊水の中で)逃げ惑う子どもの映 -
Posted by ブクログ
大石圭『母と死体を埋めに行く』角川ホラー文庫。
破滅的な結末のエロティック・サスペンス。ホラーの要素は全く無い。
母親に洗脳され、支配され続けた美貌の若月リラが母親の命令で、男たちに責め苛まれながら、死体遺棄や殺人といった犯罪に加担していくという、フランス書院文庫のような物語。良い子は読んではいけない。
主人公の若月リラは母親譲りの美貌の女子高校生。母親のれい子はシングル・マザーで銀座でナイトクラブを経営していた。幼い頃から母親のれい子に洗脳され、支配され続けるリラ。ある夜、リラはれい子に命じられ、二人で山奥に見知らぬ男性の死体を埋めに行く。
そして、さらに卒業を控えたリラにれい子は金
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