大石圭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人身売買をしているサラサ。
彼女は、過去に自身が売られ、また妹も売られ消息不明になっていた。
「女奴隷は夢を見ない」の世界。
ただ、今回は売るサイドの話なので、残虐であったり陰惨であったりはしない。
とはいえ、それは女主であるサラサ、所以なのだろう。
にしても、人の欲望は限度がない。
サラサの復讐譚は、多分、それの最えたるものなのだろう。
そう。
妹を救いたいという欲望が、限度を知らないから、彼女に行動を起こさせる。
それと、これは別ということにはならない。
欲望は、五感を麻痺させる。
映像化するといいにね、って思うけど、まぁ内容が内容なだけに無理なんでしょうww -
購入済み
おもしろかった
何話かの人の考えて同じことを起こすのがちょっと物足りなかった。
でもほとんどの人は誰かを不幸にさせることを考えるとゆうことなのかなーと思いました。 -
Posted by ブクログ
どこにも救いがない物語。
なぜ自分が殺されなければならないのか、わからないままに奪われていく命。
生き残るために乗客たちはさまざまな行動にでる。
けれど、犯人たちの行動はそんなものでは止まらない。
徹底した究極の「悪意」に対抗できるものなんてあるのだろうか?
誰もが持っているかもしれない「闇」のようなものを描きたかったのだと思うのだけれど。
強烈なインパクトはある。
でも、人物描写といい心理的な掘り下げといい動機といい、説得力に欠けている気がした。
他人の命を犠牲にして自分だけが助かった人間。
実際の事件でも、似たようなことがあったのを思い出した。
通報して乗客を助けようとした・・・と弁明したらしいが、ひとりが逃げたことで激昂した犯人が残された人間に危害を加えたのは事実である。
自分の命と他人の命。
極限状態での判断は、その人が持っている本質的なものに大きく左右されるのだろう。
後味の悪さだけが残ってしまった。
意味のわからない(意味のない)暴走は本当に怖い。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ途中までは良かったんだけれど、切羽詰まった主人公の状況が、最終的に、「あ、やっぱり(結末が)そっちにいく~?」でした。個人的には、結末をどういうふうに描写して、うまく事件にせずに心理描写なども含めて描いてほしかったです。まあ、そうなるとまったく違う小説を探した方がいいっていうことかな。こればっかりは読んでみないとわからないので・・
全体的に心理描写というよりも、この奇想天外な申し入れに対する主人公の対応、成り行き、人生などを描き切った、というのがこの作品に対する評価ですね。
期待したものとは違いましたが、著者の別の作品も読んでみたいなと思います。 -
Posted by ブクログ
合コンで知り合った女性を手にいれるために、一つの嘘をついた男。
まぁ、お決まりに転落していくのだけど、これがなかなかしぶとい。
ダメだ、ってなってくると、何かの助けがはいる。いい意味でも悪い意味でも。で、どんどん自ら首をしめていくことになるのだが…。
周りにはとんでもない迷惑男なんだけど、本人はいたって幸せそうなのである。
一応、苦悩とかあるけどね。
が、基本、お気楽で幸せそうなのだ。
うむ。
大石圭、なんか心境の変化でもあったのか??
って思わせられた。
女性のステレオタイプは相変わらずです。と、裏の宣伝文句は、ちょっとあおりすぎww
ともあれ、ん、変わった?って印象が強かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレいつもの大石圭のテイストとは少し趣を異にした短編集。不思議な少女が与える1回だけ60秒時間を止めることができる能力。選ばれる人に共通点はない。従って、彼らがそれを何に使うかは様々となる。その使い方が本書の面白さである。1話目が意外に前向きな話だったので、おぉ、こんな感じかーと思いきや、以降はその大半が暗い欲望に従っている辺りは安心のクオリティ。第10話でこれまでの話に微妙に触れられていくような繋がりが見えるものの、結局は人間の醜さを見るばかり。個人的に好きなのは大石圭らしさを裏切る第1話、殺人というミスリードとメジャーがないという伏線が生きる第5話、いい事をしようと回顧した結果満たされていたはずの人生が崩れていく第9話。最終話はおまけ的な話とは言いつつも、問いかけられたら自分だったらとやっぱり考えちゃうよね。でも、多分、自分だったら何が得かを迷った挙句、一生使わずに死んでしまいそうな気がするのだった。ちなみに毎回重いあとがきは今回は特に重くて、しんみりしてしまった。
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Posted by ブクログ
冴えない女の子が、美容整形医師から美容整形と愛人契約の話を持ち込まれる。
…整形したとたん、大石圭のステレオなヒロインに変わってしまって、ちょっとびっくり。
ま、人の性格は外見で左右されるところが大きいからな。
あと、最近のヒロインは結構強いです。
火事場の馬鹿力的な強さかもしれないけど、なんか強いなって感じ。
にしてもタイトルが上手すぎるよね。
胸の底に、チクっとくる感じが絶妙。
と、結局のところ自我がない子の親って、いわゆる毒親なんだよね。
親がせっせと子供の自我をつみとって、いざ子が自分で自我を得たら猛烈に拒絶する。
美容整形で愛人という自我の獲得は確かに問題だが、それにしてもヒロインの親が毒すぎて切なかったよ。 -
購入済み
???
大石先生の大ファンで著作はほとんど持っています。
湘南人肉医や復讐執行人など、昔の大石ワールドが好きなのですが、今作は最近路線通りエロティック要素の強いものだと思います。なんとなく予想のつく結末でした。整形手術に関しては、以前読んだ百田尚樹のモンスターと比べてしまうと下調べが足りないような気がします。主人公の鈴音が綺麗になっていく過程の描写が不十分だと感じました。
いつも思うことですが、大石先生が描く「美人」のイメージが本当に古い。今時「細く描かれた眉」「チェックのミニスカート」「白いロングブーツ」って、アムラーじゃないんだから不自然だと思います。。また、1作の中で同じ表現が何度も繰り返し出てくるのも気になりました。それも以前の本でも繰り返し使われています。
???と思うことはたくさんありますがそれでも大石先生を読み続けるのは、いつかまた湘南〜やアンダーユアベッドのような美しい作品に出会えることを期待しているからです。
本当は星2つですがあとがきが素敵だったので3つにします。
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