大石圭のレビュー一覧

  • 殺人勤務医

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    ネタバレ

    うーん、ギリギリ★3だけど、あまり気持ちのいい怖さじゃなかった気がする…
    グロいの好きだけど、中絶系が痛そうで痛そうで、お腹のあたりがムズムズしてた。

    0
    2022年03月27日
  • 殺人勤務医

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    大石圭先生の作品は以前に
    人を殺すという仕事を読んでおり
    他の作品も気になりこの本を手にしました

    人工中絶についての歴史は
    なるほどと思いながら読んでいました
    私的にはグロが好きなのですが
    そこまでグロさはありませんでした。

    過去の虐待
    生きている事に値しない人間
    医師という立場で合法で殺人
    人それぞれ考え方がありますが
    そう言われればそうなってしまう
    否定できない部分も(中絶について)
    ありました。

    大石圭先生は私は好きなので
    他の作品も読んでみたいです

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    2022年03月22日
  • 死体でも愛してる

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    4つの短編からなるオムニバスストーリー。
    語り手は基本取り調べ警官である主人公。
    全体を通して読みやすい文体で、人々の奥底に潜む狂気に語りかけるような物語でした、

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    2021年12月06日
  • 母と死体を埋めに行く

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     文字通りの話。

     まぁ、毒な母親に育てられた女の子の話なんだけど…。
     なんとなくもやる。
     
     だからといって、別の着地点を望んでいるわけじゃないし、まぁそうなんだろうな、って思うんだけど、もやる。

     うーん。
     なんなんだろう。
     あまりに男連中がふがいないからか。
     それとも、結局は「おとぎ話」的な感じがするからだろうか。

     「あとがき」がなんだかんだと言って好きです。
     大石圭氏の実直さが伝わってきて、いいんですわ。

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    2021年11月14日
  • 殺人勤務医

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    ネタバレ

    怖い。
    ゆっくりゆっくり絞められるような怖さがあった。怖いのに、文章が読みやすいという罪深さ。

    病気の犬、幼い子ども、カラス、ヒヨドリを心配する心、ソメイヨシノの美しさを感じる感受性、その反対もまた激しい。

    恐ろしいことが繰り広げられているのに、たんたんと話が進んでいき、たんたんとコトが終わってゆく。たんたんと終わることを主人公は知っている。

    主人公の感情の起伏が少なすぎるから、怖さが増幅するのか。
    (過去に関すること・たぶん愛していると思っている人に対する衝動以外冷静すぎる)

    学生の頃、中絶・妊娠のドキュメンタリーを授業で見せられたときに、お腹のなかで(羊水の中で)逃げ惑う子どもの映

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    2022年04月23日
  • モニター越しの飼育

    購入済み

    その後が気になる・・・・

    ホラーというジャンルではない。軽い官能小説に近いかな〜サラッと読めて面白い。

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    2021年10月28日
  • 母と死体を埋めに行く

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    大石圭『母と死体を埋めに行く』角川ホラー文庫。

    破滅的な結末のエロティック・サスペンス。ホラーの要素は全く無い。

    母親に洗脳され、支配され続けた美貌の若月リラが母親の命令で、男たちに責め苛まれながら、死体遺棄や殺人といった犯罪に加担していくという、フランス書院文庫のような物語。良い子は読んではいけない。

    主人公の若月リラは母親譲りの美貌の女子高校生。母親のれい子はシングル・マザーで銀座でナイトクラブを経営していた。幼い頃から母親のれい子に洗脳され、支配され続けるリラ。ある夜、リラはれい子に命じられ、二人で山奥に見知らぬ男性の死体を埋めに行く。

    そして、さらに卒業を控えたリラにれい子は金

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    2021年10月27日
  • 死体でも愛してる

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    大石圭にしては珍しく、刑事目線からの短編集だった。誰の心の中にも少しくらい、この刑事のような一面があると思う。自分がこの立場になればどう行動するのだろう。冷静さを維持できる自信はなさそうなところが怖い。

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    2021年08月12日
  • 裏アカ

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    ラストがイマイチはっきりせず不満は残ったが、主人公の自分を認めてほしい、自分の存在価値を確かめたいと思う気持ちは理解できるかな。

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    2021年07月21日
  • 子犬のように、君を飼う

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    主人公の小説家が休暇で訪れたマカオでカジノ三昧、娼婦の少女を囲い金を湯水のように使い2週間程ホテルで一緒に生活して行く中で次第に恋愛感情が芽生えていくと言った話。 情景の描写が上手くマカオという街が目に浮かんでくるようだった。 とても現実離れしていてめちゃくちゃな生活ぶりの主人公だった。 後半帰国を打ち明けた際の少女の言葉に共感。 日本国内でIR法案に反対する人の気持ちが良くわかった。

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    2021年07月18日
  • 60秒の煉獄

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    もし、あなたが時間を60秒間止められる力を貰ったら、果たして、何をするだろうか?

    そんなイフの数々を、短編集にした本作。
    なかなか癖のある登場人物が、少女から授かったその力をどう使うかが、見どころですね。

    そして、最後、不可解な連続殺人事件を追う刑事。
    なかなか真相に迫れないが、やがて刑事の元に、不思議な少女が現れる。
    真相を知り、時間を止めるその力を得た刑事は、その力を事件解決に使うのか...と思いきや、なんと

    なかなかブラックな展開ですね。
    こういうのもアリかと思います。

    0
    2021年07月02日
  • 裏アカ

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    スルスルと読み進められるような読みやすい本でした。

    途中でこうなるんだろうなぁと予測はつくものの面白く読めました。

    ただ、オチに違和感があり何だか消化不良な感じがしました。

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    2020年10月31日
  • 自分を愛しすぎた女

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    周りから見れば痩せすぎでも
    それが美しいと思う女
    彼女は自分を特別な存在であると思い生きてきたようです
    そんな女のお話でした
    この著者にしてはちょっと物足りなさを感じました

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    2020年10月08日
  • 呪怨 黒い少女

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    芙季絵の体の中にはもう一人、彼女の栄養を吸って生きている「ふきえちゃん」がいる。不思議と不気味とは感じない彼女は友達だった。しかし、その存在は年月を経る毎に忘れ去られていく。芙季絵が11才になったとき、ふとその存在を思い出した。巻末にのみ伽椰子の例の「皆が私を避けている」という描写が入るのみで、この度は伽椰子と俊雄の無双シーンは全く無い。あの二人とはまったく別の人物の限定的な呪い。細菌感染のように無差別に呪われていくより、こっちの方がしっくりくるかも。話もまとまっていて読みやすかった。ふきえちゃんがひたすらに不気味。最初は友達であったのに、何かのきっかけを持って芙季絵やその家族に向かって呪いを

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    2020年09月22日
  • 呪怨 終わりの始まり

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    ネタバレ

    俊雄と同じ名を持つ子供が、かつて父親からの壮絶な虐待の末に殺された。俊雄は自身を殺した父を憎み自分見殺しにした母を憎んだ。 そして、死ぬ瞬間に彼は神に祈った。どうか次は自分を必要としてくれる母から生まれますようにと……。「呪怨 終わりの始まり」のノベライズ。 登場人物は大体同じだが、厳密に言うと他の作品とのつながりは無い模様。てっきり、終わりの始まりと題してあったので、「呪怨」の前日譚かと思っていたが違った。登場人物が同じ別の世界線。佐伯剛雄の職業もデザイナーではなく普通のサラリーマンだった。今までは伽椰子に対して同情的な感情を思わせるような描写が多く見受けられたが、この話は少し彼女に嫌悪する

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    2020年09月22日
  • 百二十歳の少女 古美術商・柊ニーナ

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    いつもの大石圭とは違い、フランスと日本を行き来しながらアンティークショップを中心に物語が展開される異色の作品である。アンティークドールの世界は全く知らなかった分野なのでちょっと興味あり。

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    2020年05月08日
  • 自分を愛しすぎた女

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    ネタバレ

    母親の自己中な暴力にイライラした。
    自分で離婚決めて娘引き取って慰謝料も自分のちっさなプライドで断って生活苦。学生の娘に家事強要。ダイエットにも古臭い考えで年頃の女の子の母親とは思えない思考。もっと協力してくれたらあんな拒食症にはならなかっただろうなと思った。
    着飾ってない女より、太ってようが、年を取っていようが自分を綺麗に魅せようと努力してる人は美しい。でも何より健康的が一番美しいのかな。

    最後は想像したらちょっとグロかったな…。

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    2019年12月20日
  • 溺れる女

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     安定のステレオ(いい意味で)

     大学の頃付き合った男が、くずやろうで、そいつのせいでとことん落ちていく主人公。
     あまりの墜落っぷりに、哀れを思うのである。
     
     ようするに自我がない。
     うむ。自分に対して無欲であることは、自我がないことと、ほぼ一緒なのだろう。
     いや、欲はあった。が、その方向をクズ男のせいで間違った方に向かされていたというべきか。
     つか、これを<洗脳>っていうんだろう。

     アメとムチって、やつだな。

     珍しく(?)高学歴で毒親育ちじゃないまっとうな主人公だったのに、この落ち方っていうのは、結局のところ人間<人生の楽しみ方>をどこかで学習していないとだめってことな

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    2019年10月22日
  • エクスワイフ

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    大石圭さんの短編集。
    短編だと、偏愛的官能作品にしか読めないのが残念。
    と言うか、そうとしか読み取れていない自分の読解力なのか。
    どちらにしても、長編と比較してやや物足りない。

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    2019年09月29日
  • 溺れる女

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    大石圭『溺れる女』角川ホラー文庫。

    愚かでダメ過ぎる男性に翻弄される哀れな女性を描く、どこか既視感のあるエロチックなサスペンス。普通過ぎるストーリーと普通過ぎる結末。

    かつての恋人・慎之介に弄ばれ、挙げ句に棄てられた29歳のOL・平子奈々は以来、拒食症に悩むが、優しい婚約者・一博と結婚への夢を膨らませていた。奈々の前に再び慎之介が現れたことで、彼女の幸せな生活は……

    余りに身勝手で、どうしようもない慎之介の存在はある意味ホラーなのか。

    本体価格640円
    ★★★

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    2019年08月31日