大石圭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
サラサの妹が!
妹視点の生活が語られ…。
うーん。
あんまりアリア@妹には、人間的な魅力を感じないんだけど。
ともあれ、アリアは自分を買った男の子供を妊娠する。
それによって、物語は大きく動くのだけど、どう書いてもネタバレなので自粛。
サラサの選択は、やっぱり暴走する欲望の結果という気がする。
まぁ、彼女にはそれ以外に選択肢はなかったんだろうけどね。
と、まだ続きそうな、すごい陰謀の感じがしてます。
母になるであろうアリアの成長も期待されるし。
と、大石圭のあとがきが何気に好きです。
すごくまっとうで、誠実に生きている感じがする。
うん。
誠実に生 -
Posted by ブクログ
人身売買をしているサラサ。
彼女は、過去に自身が売られ、また妹も売られ消息不明になっていた。
「女奴隷は夢を見ない」の世界。
ただ、今回は売るサイドの話なので、残虐であったり陰惨であったりはしない。
とはいえ、それは女主であるサラサ、所以なのだろう。
にしても、人の欲望は限度がない。
サラサの復讐譚は、多分、それの最えたるものなのだろう。
そう。
妹を救いたいという欲望が、限度を知らないから、彼女に行動を起こさせる。
それと、これは別ということにはならない。
欲望は、五感を麻痺させる。
映像化するといいにね、って思うけど、まぁ内容が内容なだけに無理なんでしょうw -
購入済み
おもしろかった
何話かの人の考えて同じことを起こすのがちょっと物足りなかった。
でもほとんどの人は誰かを不幸にさせることを考えるとゆうことなのかなーと思いました。 -
Posted by ブクログ
どこにも救いがない物語。
なぜ自分が殺されなければならないのか、わからないままに奪われていく命。
生き残るために乗客たちはさまざまな行動にでる。
けれど、犯人たちの行動はそんなものでは止まらない。
徹底した究極の「悪意」に対抗できるものなんてあるのだろうか?
誰もが持っているかもしれない「闇」のようなものを描きたかったのだと思うのだけれど。
強烈なインパクトはある。
でも、人物描写といい心理的な掘り下げといい動機といい、説得力に欠けている気がした。
他人の命を犠牲にして自分だけが助かった人間。
実際の事件でも、似たようなことがあったのを思い出した。
通報して乗客を助けようとした・・・と弁明した -
Posted by ブクログ
ネタバレ途中までは良かったんだけれど、切羽詰まった主人公の状況が、最終的に、「あ、やっぱり(結末が)そっちにいく~?」でした。個人的には、結末をどういうふうに描写して、うまく事件にせずに心理描写なども含めて描いてほしかったです。まあ、そうなるとまったく違う小説を探した方がいいっていうことかな。こればっかりは読んでみないとわからないので・・
全体的に心理描写というよりも、この奇想天外な申し入れに対する主人公の対応、成り行き、人生などを描き切った、というのがこの作品に対する評価ですね。
期待したものとは違いましたが、著者の別の作品も読んでみたいなと思います。 -
Posted by ブクログ
合コンで知り合った女性を手にいれるために、一つの嘘をついた男。
まぁ、お決まりに転落していくのだけど、これがなかなかしぶとい。
ダメだ、ってなってくると、何かの助けがはいる。いい意味でも悪い意味でも。で、どんどん自ら首をしめていくことになるのだが…。
周りにはとんでもない迷惑男なんだけど、本人はいたって幸せそうなのである。
一応、苦悩とかあるけどね。
が、基本、お気楽で幸せそうなのだ。
うむ。
大石圭、なんか心境の変化でもあったのか??
って思わせられた。
女性のステレオタイプは相変わらずです。と、裏の宣伝文句は、ちょっとあおりすぎww
ともあれ、ん、変わった? -
Posted by ブクログ
ネタバレいつもの大石圭のテイストとは少し趣を異にした短編集。不思議な少女が与える1回だけ60秒時間を止めることができる能力。選ばれる人に共通点はない。従って、彼らがそれを何に使うかは様々となる。その使い方が本書の面白さである。1話目が意外に前向きな話だったので、おぉ、こんな感じかーと思いきや、以降はその大半が暗い欲望に従っている辺りは安心のクオリティ。第10話でこれまでの話に微妙に触れられていくような繋がりが見えるものの、結局は人間の醜さを見るばかり。個人的に好きなのは大石圭らしさを裏切る第1話、殺人というミスリードとメジャーがないという伏線が生きる第5話、いい事をしようと回顧した結果満たされていたは
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