大石圭のレビュー一覧

  • 殺人勤務医

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    ふむ。

    わからなくはないが
    あんまり、怖くなかった(´・ω・`)

    児童虐待された子供が大きくなった時の心に与える影響は、計り知れないけれど、それを繰り返す。そんなことはしてはいけないと思う。

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    2013年04月14日
  • 女が蝶に変わるとき

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    あなたと私だけで語られる奇妙な小説。離婚後に奇妙な洋館に滞在するあなた、ビデオカメラであなたを観察する私。大石圭さんのデビュー第二作を加筆した作品とのこと。『エピソード・ゼロ』が追加掲載されたことで謎が、より明確になった。

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    2013年02月10日
  • 女奴隷は夢を見ない

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    タイトルほどに「夢を見ない」でもなく、意外に売り買いする側も売られる側も淡泊な雰囲気で物語は語られていく。

    売られて疲弊して休憩したら、また売られて…。
    淡泊な感じがほんとは怖いのかもしれませんが、淡泊の濃さが怖さに届いてないという感じです。

    でも本当は意外にありそうな世界観が怖いのかも?

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    2013年01月08日
  • 愛されすぎた女

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    ネタバレ

    最初っから、ヤバイ雰囲気が漂っている。
    すべてが予想通りに進んでいたことは、驚きがなく少しがっかりだったかも。
    結局お金と結婚したがための自業自得な女の物語なんだけど、最後には一郎は死んで、可奈は生き残れそうな、母は強しという終わり方になっている。
    お金を選ばず愛情を選び結婚したとしても、幸せになれたとは限らないわけだし、その都度の選択によって人生は分岐していくんですね。
    選ばなかった人生を羨むぐらいなら自分の選んだ道を信じて責任を持って生きていくことを改めて意識させられました。
    気持ちのいい話ではなかったけど、読んで良かった。

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    2013年01月07日
  • 絶望ブランコ

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    エッチなシーンは多いです。
    完全に隔離された価値観のストーリーです。
    でもそれに惹き込まれてしまうので、大石圭作品は好きです。

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    2012年12月18日
  • 地下牢の女王

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    この方の小説を何本か読んで感じた感想と
    この小説に出てくる主人公の抱えてる悩みが
    一致した。
    作品のマンネリ。
    でももう少し期待してみる。
    あと数作品読んでみる。

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    2012年11月10日
  • 死人(しびと)を恋(こ)う

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    主人公は自室に引きこもり、10年間を過ごしていた。
    楽しみも悲しみも味わうことなく、虚無に近い生活。だが、死体と交わった瞬間、彼には感情が溢れ出し、全てが変わった。

    死体と交わると聞くと、とんでもない異常性欲者だと思い、嫌悪するかもしれません。
    ですが、とても繊細で感じやすい主人公を見ていると、不思議と嫌悪感が薄れてきていました。
    ただ狂気に身を任せるだけではなく、それに抵抗しようとする主人公の葛藤があり、そこに繊細さを感じます。
    もしかしたら、主人公は大石さん本人の心理を描いたものなのではないかと・・・そう思えてくる本でした。

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    2012年09月27日
  • 水底(みなそこ)から君を呼ぶ

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    4人の若い美女たちが、一人、また一人と順番に消えていく。
    そしてそこには必ず大輪の白い花が・・・。
    二番目の女性は、新婚旅行先の海で突然姿を消した。
    残された夫は、その謎の真相を突き止めるために、彼女の過去を調べ始める。


    ストーリーは語り手が何人もいて、後半になるまで、人物の関係図が見えてきません。
    そういう点では、ホラーというより推理小説のような感じです。
    だからミケが読めたのかもしれないですね。


    人間は・・・怖い生き物です。

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    2012年09月22日
  • 愛されすぎた女

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    久々の大石先生。今回のはプロローグのパンチに比べてエピローグが尻すぼみでちょっと拍子抜け。次作に期待!

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    2012年08月30日
  • 60秒の煉獄

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    初めての大石圭san。『たった1度だけ時間を1分間止める能力』。欲望と妄念に翻弄される男女が描かれていました。まさかの短編で、謎の美少女から能力を授かるくだりが、ちょっとしつこい感がありましたが、最終話で全てが繋がった時は感動しました。

    『呪怨』はコワすぎで読めませんが、また機会があれば大石圭san読んでみたいと思います♪

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    2012年07月01日
  • 地下牢の女王

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    内容は★2つ。★3つ目はあとがきに。
    大石圭さんらしい話だったような、ちょっと違うような。ファンでも好みは分かれるんじゃないかなって感じた作品だった。

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    2012年05月28日
  • 人間処刑台

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    ネタバレ

    アンダーグラウンドな世界、ルール無用のリング。
    そこにあるのは、もはや「試合」ではなく「暴力」。

    そんな世界で戦う「ファイター」やそれを取り巻く人々の話し。


    「女奴隷」からですが、こう、本当にありそうな「裏の世界」というものの魅力を書こうとしているのかな、という感じです。
    そこが「ホラー」要素かと。
    もしかしたら隣人がそうかもね、的な。

    でもあんまり怖くなかったです。
    殺害描写などはやっぱり素敵ですし
    本としてもさらーっと読めるのですけれど。

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    2012年05月16日
  • 女奴隷は夢を見ない

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    ネタバレ

    「あなたは売られました」


    舞台は横浜。
    リアルな背景が、一瞬これがエンターテイメントだと忘れさせる。
    忘れた時が最大のホラーであると、思いました。


    大石節としては、少しそちらに取られ過ぎて薄めな気が。
    どこかを尖がらせたものでなく、丸目にまとめた感があります。


    読みやすは何時も通り天下一品

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    2012年05月16日
  • 死人(しびと)を恋(こ)う

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    ネタバレ

    大石節炸裂。

    生きる事に対して興味の無かった主人公が、「死体」にめぐり合った事で、変わる。
    どんどん緩やかに壊れて行く狂気、不愉快さに吐き気がする。
    衝撃より後味の悪さの気持ち悪さ。

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    2012年05月16日
  • 檻の中の少女

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    ネタバレ

    さらーっと、止まる所無く読めてしまう大石節は相変わらず。
    本当に、ざくっと読めてしまいます。
    文章自体はやはり好みだし、話も考えるものがあったのですが、ホラー作品としては星ふたつ。で、差し引きみっつ。
    ウラジミール・ナボコフの「ロリータ」リスペクトだそうです。

    何にも興味のないしがない画家が、ある時から11歳の美しい少女をモデルとして絵を描く事になる。
    彼女との良い関係を楽しみながらも絵を書いていた日々は、彼女の母親の暴力によって大きく変わる。
    そして…

    という感じです。
    少女に「美」を感じる人には、クる作品かもしれません。
    汚く、醜く、狂おしく、美しいです。


    あ、少しエロいです。

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    2012年05月16日
  • 邪な囁き

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    ネタバレ

    人の中に巣食う囁き、その正体は。

    大石圭作品の中では、少し薄めで少し異質。「飼育したい男」の弱い版、という感じで…でも、もっと奥深くを掘り下げて、という感じ。

    誰もが一度は考えたコトがある「if」が描かれている。
    考えこまない人用。

    文章の表現による「怖い」は無いかな。
    想像して、自分と重ね合わせることの「怖い」は人によって違うので、難しい。

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    2012年05月16日
  • 湘南人肉医

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    ネタバレ

    ハンサムで温厚なサラリーマンの、裏の狂気を描いた作品です。

    って書いて、間違い発見。
    ハンサムで温厚なサラリーマンじゃなくて、神といわれる腕を持つ、整形外科医が主人公です。

    殺人勤務医とすごく似た感触でで、すごく似た後味で…ああこれが大石ワールドなのか、というのを実感した本。

    人の体を切り刻む描写がすごく細かくて想像しやすく、想像しやすければしやすいほど気持ち悪いんだろうなぁと思いました。(私は別にスプラッタなどがあまり怖くないので…)
    女性の乳房を薄切りにしたハム、とか…

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    2012年05月16日
  • 死者の体温

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    ネタバレ

    湘南殺人医のレビューに、「ハンサムなサラリーマン」って書いちゃったけど、間違いだったorz
    こっちと間違えた…

    こっちの主人公が、ハンサムなサラリーマン。
    湘南殺人医は、ものすごい才能を持った医者、でハンサムじゃなかったや。

    …と、主人公を間違えるくらい、これもまた後味の似た大石ワールドな本。
    (言い訳)

    普通なヒトの、普通な生活の裏に潜むドロドロした、でも純粋な殺意。
    悪意のない殺意。
    殺人のための、殺意。

    さくっと読める良本です。

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    2012年05月16日
  • 自由殺人

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    ネタバレ

    ホラー、というよりサスペンスに近いかな。

    突然、ひとつかみの人たちに贈られた、すさまじい破壊力の爆弾。
    あなたはそれを手に入れたら、どうしますか?
    ていう話です。

    凶器を手に入れた隣人の狂気を描いていて、さくっと読めるかんじでした。

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    2012年05月16日
  • 復讐執行人

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    ネタバレ

    大石氏の、久々の新作!!

    大石氏の小説は、相変わらず読みやすいですね。
    時間がかからない。さくっと読めます。

    いつも大石氏は、加害者側からの視点での殺しがメインになっていたと思います。
    が、今回は違います。
    被害者の心理と加害者の心理が織り交ざり、何度も視点を変えた話になっています。

    ホラー小説というより、サスペンスに近いかんじでしょうか。
    怖い、恐ろしいとかはあまりありませんが、表現がなんというか迫ってくる感じで、読みふけってしまうかんじでした。



    …でもぶちゃけ、いつもの殺人鬼モノの方が好みかもしれないなぁ。
    ホラー文庫にはやはり 「怖さ」がもっと欲しいかも。

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    2012年05月16日