大石圭のレビュー一覧

  • 人間処刑台

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    アンダーグラウンドな世界、ルール無用のリング。
    そこにあるのは、もはや「試合」ではなく「暴力」。

    そんな世界で戦う「ファイター」やそれを取り巻く人々の話し。


    「女奴隷」からですが、こう、本当にありそうな「裏の世界」というものの魅力を書こうとしているのかな、という感じです。
    そこが「ホラー」要素かと。
    もしかしたら隣人がそうかもね、的な。

    でもあんまり怖くなかったです。
    殺害描写などはやっぱり素敵ですし
    本としてもさらーっと読めるのですけれど。

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    2012年05月16日
  • 女奴隷は夢を見ない

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    「あなたは売られました」


    舞台は横浜。
    リアルな背景が、一瞬これがエンターテイメントだと忘れさせる。
    忘れた時が最大のホラーであると、思いました。


    大石節としては、少しそちらに取られ過ぎて薄めな気が。
    どこかを尖がらせたものでなく、丸目にまとめた感があります。


    読みやすは何時も通り天下一品

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    2012年05月16日
  • 死人(しびと)を恋(こ)う

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    大石節炸裂。

    生きる事に対して興味の無かった主人公が、「死体」にめぐり合った事で、変わる。
    どんどん緩やかに壊れて行く狂気、不愉快さに吐き気がする。
    衝撃より後味の悪さの気持ち悪さ。

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    2012年05月16日
  • 檻の中の少女

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    さらーっと、止まる所無く読めてしまう大石節は相変わらず。
    本当に、ざくっと読めてしまいます。
    文章自体はやはり好みだし、話も考えるものがあったのですが、ホラー作品としては星ふたつ。で、差し引きみっつ。
    ウラジミール・ナボコフの「ロリータ」リスペクトだそうです。

    何にも興味のないしがない画家が、ある時から11歳の美しい少女をモデルとして絵を描く事になる。
    彼女との良い関係を楽しみながらも絵を書いていた日々は、彼女の母親の暴力によって大きく変わる。
    そして…

    という感じです。
    少女に「美」を感じる人には、クる作品かもしれません。
    汚く、醜く、狂おしく、美しいです。


    あ、少しエロいです。

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    2012年05月16日
  • 邪な囁き

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    ネタバレ

    人の中に巣食う囁き、その正体は。

    大石圭作品の中では、少し薄めで少し異質。「飼育したい男」の弱い版、という感じで…でも、もっと奥深くを掘り下げて、という感じ。

    誰もが一度は考えたコトがある「if」が描かれている。
    考えこまない人用。

    文章の表現による「怖い」は無いかな。
    想像して、自分と重ね合わせることの「怖い」は人によって違うので、難しい。

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    2012年05月16日
  • 湘南人肉医

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    ハンサムで温厚なサラリーマンの、裏の狂気を描いた作品です。

    って書いて、間違い発見。
    ハンサムで温厚なサラリーマンじゃなくて、神といわれる腕を持つ、整形外科医が主人公です。

    殺人勤務医とすごく似た感触でで、すごく似た後味で…ああこれが大石ワールドなのか、というのを実感した本。

    人の体を切り刻む描写がすごく細かくて想像しやすく、想像しやすければしやすいほど気持ち悪いんだろうなぁと思いました。(私は別にスプラッタなどがあまり怖くないので…)
    女性の乳房を薄切りにしたハム、とか…

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    2012年05月16日
  • 死者の体温

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    湘南殺人医のレビューに、「ハンサムなサラリーマン」って書いちゃったけど、間違いだったorz
    こっちと間違えた…

    こっちの主人公が、ハンサムなサラリーマン。
    湘南殺人医は、ものすごい才能を持った医者、でハンサムじゃなかったや。

    …と、主人公を間違えるくらい、これもまた後味の似た大石ワールドな本。
    (言い訳)

    普通なヒトの、普通な生活の裏に潜むドロドロした、でも純粋な殺意。
    悪意のない殺意。
    殺人のための、殺意。

    さくっと読める良本です。

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    2012年05月16日
  • 自由殺人

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    ネタバレ

    ホラー、というよりサスペンスに近いかな。

    突然、ひとつかみの人たちに贈られた、すさまじい破壊力の爆弾。
    あなたはそれを手に入れたら、どうしますか?
    ていう話です。

    凶器を手に入れた隣人の狂気を描いていて、さくっと読めるかんじでした。

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    2012年05月16日
  • 復讐執行人

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    ネタバレ

    大石氏の、久々の新作!!

    大石氏の小説は、相変わらず読みやすいですね。
    時間がかからない。さくっと読めます。

    いつも大石氏は、加害者側からの視点での殺しがメインになっていたと思います。
    が、今回は違います。
    被害者の心理と加害者の心理が織り交ざり、何度も視点を変えた話になっています。

    ホラー小説というより、サスペンスに近いかんじでしょうか。
    怖い、恐ろしいとかはあまりありませんが、表現がなんというか迫ってくる感じで、読みふけってしまうかんじでした。



    …でもぶちゃけ、いつもの殺人鬼モノの方が好みかもしれないなぁ。
    ホラー文庫にはやはり 「怖さ」がもっと欲しいかも。

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    2012年05月16日
  • 人を殺す、という仕事

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    僕のもとにある日届き始めた一通の手紙。そこに書かれた指示に従うことで、僕の人生は驚くほど順調だった。手紙のお陰で、今後も幸福な人生が続くと信じていた。それが「殺人」を命じるまでは。従わなかった結果―母が死んだ。次は妻や娘たちの番だというのだ。あどけない少女、臨月の妊婦…僕は次次と手を血に染めていく。邪悪で美しい、傑作「暗黒小説」(「BOOK」データベースより)
    とてもよかった。妄想なのか現実なのか、どっちだったのかな~

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    2012年05月13日
  • 人を殺す、という仕事

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    謎の手紙の命令により、全く縁のない人々を殺していく主人公。

    手紙の主は誰なのか、なぜ彼なのか、ターゲットはどうやって選ばれたのかなどなど疑問を抱えて話はすすむ。

    「殺人」というスリル(というとかなり誤解を生む表現になるが)や、主人公の犯行が露呈するかもしれないというドキドキ感はまったく持たせない。

    ただ単に殺人を犯し続けるだけではなく、本当に「手紙の主はいるのか」や、頻繁に入る回想などにより長さがある話の割りに飽きない。

    各章の冒頭にある、人により絶滅させられた動物たちの小話が悲しく、またはっきり本筋との関係を示されないからこそ考えさせられるものがある。


    文章は非常に読み

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    2012年02月23日
  • 60秒の煉獄

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    貴方は60秒だけ世界を停止させることができます。
    その間、貴方は誰に止めらることなく、したい事ができます。
    さぁ、貴方はいつ、どこで何をしますか?
    と言うお話し。

    私の中で『不条理な悪意』を書かせたら天下一品!と評判の大石圭作品。
    今回もあくまで救いなく、人の根源は悪だと言い切ってくれました。
    救いはない。人は本当に開放された時、悪意を人にぶつける。
    不条理で、自分勝手で、倫理のない行動。


    ちなみにこの方、一番売れたのは『呪怨』のノベライズ。
    その他純文学系などもあるちょっと変わった作家さんです。
    好きなのは『履き忘れたもう片方の靴』と『処刑列車』。


    人を傷つけたい、意地悪な気分の方

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    2012年01月09日
  • 人を殺す、という仕事

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    「指示した人間を殺さなければ、あなたの大事に思っている人を殺します」
    そんな手紙が届くようになってから、人生が狂い始めた一人の男の物語。
    人間が葛藤しつつも徐々に狂っていって、狂っている自分にも慣れて行く、というところが最大のポイント。
    ホラーが大丈夫でも、こういう小説は苦手、という方も結構いるんじゃないでしょうか。
    決してスッキリはしないので、頭が便秘の方はご遠慮ください (笑)

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    2011年10月24日
  • 地下牢の女王

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    タイトルからどこかでSM要素のある展開が出てくると思っていましたが、違いました。
    欲望のままに行動する彼女はもともと救いようがなく、標的になった彼の方はせめてラストで救われるのを想像しましたが、救われない結末で残念です。

    グロテスクな場面にちょっと引いてしまった(苦笑)・・・。

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    2012年11月13日
  • 子犬のように、君を飼う

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    大石圭さんの作品の中では
    かなり穏やかな作品だと思います。

    私、個人的にはホラー要素は全く無く、
    完全に恋愛小説としての印象が強いです。

    個人的に30も歳の離れた
    出会いがマカオの売春婦と客のこの二人が
    今後どのようになるのか気になります。

    やっぱり、子犬の様に大切に飼うのでしょうか。

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    2011年09月18日
  • 女奴隷は夢を見ない

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    ネタバレ

    割とあっさり&良心的な人身売買の話。最初にこれを読んだので、てっきりエロの人かと思えばホラーの人だったんですね。呪怨の人です。

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    2011年09月08日
  • 湘南人肉医

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    狂気を自覚した人格の、行動の躊躇なさを想像し戦慄した。異なるものに対する畏怖が自己の保安を担うのであれば、主人公はまさに排した畏怖に自己を破滅させられた、そんなお話。

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    2011年09月04日
  • 女奴隷は夢を見ない

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    うーん。奴隷として買われていく女のエピソード(盲目のサラ)はよかったんだけど、なんとなくアンダーユアベッドのような終わり方を期待してたので、物足りない感じがあった。

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    2011年07月28日
  • 地下牢の女王

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    読み終わったあとの不快感がすごい。口直ししたい。女の執着心みたいなのこわいし、残酷なことしても何も感じないところがまたもこわい。

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    2011年06月30日
  • 湘南人肉医

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    大石ワールド全開です。
    久しぶりに途中で挫折しそうになった程のエグさ・・
    でも後半はさすがw 一気に読ませます^^;

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    2011年06月16日