【感想・ネタバレ】水底(みなそこ)から君を呼ぶのレビュー

あらすじ

真夜中のプールに忍び込み戯(たわむ)れる4人の美女。ふと気づくと、1人が忽然と姿を消していた! 水面(みなも)に浮かぶ大輪の白い花……。そして、残りの3人にも何者かの魔手が忍び寄る。2人目はニューカレドニアの海でダイビング中に消えて――。新妻を喪(うしな)った男が知った、女たちが共有する冥(くら)く忌(い)まわしい秘密とは? 人の心の奥底に巣くう深い闇と切ない愛を描く、戦慄(せんりつ)の物語。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

女性としてのつらさが分かる場面があり、
大石作品にしては珍しく、恋愛ものです。
ですが、ホラーとしての要素もうまく取り込んであり、
怖さ、切なさ、愛とはを感じることのできる
バランスのよい作品です。

0
2009年11月25日

Posted by ブクログ

ひたすら綾乃さんが可哀想すぎた。
でも最後は大石さんの作品には珍しく、絶望はありつつ救いがあったというか。
初めてこの方の本で泣けた・・

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

大石作品で、久しぶりに泣かせていただきました。
ラブストーリー仕立てのホラー作品となっています。
同じ女として分かる部分をあって、胸が痛みますが、
とても素敵でうるうるしてしまう物語になっていますので、
一度読んでみてください。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

私は許さない(大)
私は許さない(中)
私は許さない(小)
の帯に惹かれて購読。

「わたし」と語る女性が誰なのか、中盤まで分からないままに引き込まれました。
華やかな美女・美奈子の性格の悪さが物語を引き立てています。
そりゃあ、同情できないわ。
読後感は良いものではないけれど、「愛」の物語としては完結しているのかな。

0
2016年01月14日

Posted by ブクログ

4人の若い美女たちが、一人、また一人と順番に消えていく。
そしてそこには必ず大輪の白い花が・・・。
二番目の女性は、新婚旅行先の海で突然姿を消した。
残された夫は、その謎の真相を突き止めるために、彼女の過去を調べ始める。


ストーリーは語り手が何人もいて、後半になるまで、人物の関係図が見えてきません。
そういう点では、ホラーというより推理小説のような感じです。
だからミケが読めたのかもしれないですね。


人間は・・・怖い生き物です。

0
2012年09月22日

Posted by ブクログ

人の悪意ってこんなにも強いものなのか。そのことに驚いた。
自分の欲しいものを持っている。
自分と違う。
そんなことはいくらでもあることなのに、「悪意」を持たれる原因となってしまう。
とにかく怖く、悲しかった。

0
2010年06月12日

Posted by ブクログ

 花火を見てお酒を飲み、気分が良くなった美奈子、有佳利、静香、詩織の仲良し4人組は夜のプールへと忍び込んだ。綺麗で幻想的なプールはとても楽しかったが、いつのまにか有佳利の姿がない。残る3人が必死に探すも見つからず、水面にはまるでその有佳利の代わりのように、白いカラツチの花が浮いていた。その花を見た3人は恐怖に凍りつく。そしてその3年後・・・今度は新婚旅行で訪れたニューカレドニアの海で、夫とダイビング中に美奈子が突然姿を消した。水面にはまた同じく、白いカラツチの花が漂っていた。

 好きな男が結婚してしまうのを妬み、相手の女を殺してうまく自分が恋人の座におさまったものの、恨みで霊に復讐されるという、いわばホラー王道中の王道。しかしながら怖さはあまりなく、結末に特にひねりもない。妬まれて殺される女のバックボーンがかなりしっかり書かれていたので期待していたのだが、別にそれが何かの伏線になるわけでもなかったのもちょっと肩すかし。

0
2011年10月18日

Posted by ブクログ

文庫本です
久しぶりに大石作品読みました!
フツーにさくさく読めました。
ただ、残念なのは展開が早い段階で読めることと
設定にちょっとムリがあるというか・・
妻が行方不明になったらまず思い出すのが犬って
変でしょ?なんで忘れてるんだ?と疑問でした。
そんなすごい過去があってそれをキレイに忘れて
暮らしてるって設定に疑問でしたね。。

でもホラーだしね。
トータル面白かったです。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

不幸な女性がいた。女達からいじめられ、結局掴める筈だった幸せを掴めないまま、この世から消えた。ホラーなんだけど、ちょっと違った感じ。
'06.09.24読書完了

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

ホラーで切ないラブストーリー、ですかね。
大石圭の作品としてはちょっと物足りなかったかなぁ〜。
ぞくぞくする残酷さがなかったので・・・。
でも視覚的にキレイな感じでしたね。映画にしやすそうな。

0
2009年10月04日

「小説」ランキング