感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大石作品の最高傑作です。
物語の流れから文章構成まで、とにかく素晴らしく
わたしが小説を書きたいと思ったきっかけになった作品です。
特にプロローグの文章に至っては、神業です。
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カニバリズム。
とにかく描写がリアルで、「人間っておいしいのかな」と。
まずそうですけど、シャトーブリアンのように云々・・・というのを
ずっと読んでいくと、変にはまります。
これで大石さん好きになりました。
Posted by ブクログ
わたしがとても衝撃を受けた作品のひとつ。
大石さんの文章力には、毎度驚かされているのですが、
この「湘南人肉医」は数ある作品の中でも断トツで素晴らしい仕上がりとなっています。
映画化された作品でもあるので、みなさんもぜひ1度手に取ってみてください。
Posted by ブクログ
天才的な腕を持つ美容整形外科医、小鳥田は、ある日、脂肪吸引した肉を持ち帰り食べてしまう。
そして人肉に取り付かれてしまった彼は・・。
面白かった〜。いかにも大石圭!だわぁ〜。
大石圭の作品って、残酷極まりないんだけど、なんか寂しさがあるのよねぇ・・。
Posted by ブクログ
大石さんの作品の中で、かなり好きな作品。
神の手と評される凄腕の整形外科医が、好みの女性を殺しては素敵に料理して頂いちゃう生活を送っている…そんな様子を描いた作品。
淡々とした文章で読みやすく、かつ人肉が非常に「おいしそう」に調理され食されている描写が大変良い。
きれいに「さばく」ので、スプラッターなグロさを求める方には物足りないと思う。が、おいしそうな人肉料理の描写を味わいながら、ふと自分も「どんな味がするのかなぁ」と興味を持ってしまうかもしれない、そんな怖さが楽しいと思います。
Posted by ブクログ
いやぁ〜残念。
冒頭から変態美容整形外科医(小鳥田優児)が人肉に取り憑かれ、ただ己の欲望を満たす為に殺人の虜に。
一度その禁断の味を体験した小鳥田はシェフばりの料理テクニックを駆使しながら人肉を食し、彼女(被害者)を自分の中に取り込む毎にエクスタシーを感じる。
徐々に欲望は増大し、顔見知りから愛する人へと対象は変化していく。
他人の赤ちゃんを誘拐し、食す為に育てるという鬼畜行為から物語がどう結ばれるのか。
物語のラストを自分(読者)なりに想像する(させる)ことに旨さを感じる作品もあるが、本作に関しては、作者にきっちりと書ききって欲しかった。
ラスト19pが個人的に物足りないので☆4つ。
説明
内容(「BOOK」データベースより)
湘南で整形外科医として働く小鳥田優児は、神の手と噂されるほどの名医だった。数々の難手術を成功させ、多くの女性を見違えるほどの美人に変貌させていた。しかし、彼は小さな頃から人肉に対して憧れを持っていた。そして、ある日、手術で吸引した女性の臀部の脂肪を自宅に持ち帰り、食べてしまう。それは麻酔が施されていたため、苦く、おいしいものではなかったが、人の肉を食べるという禁を破ったことに対して、優児は強いエクスタシーを感じた…。
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名前はよく見かけていたけど、意外に初読みの作家さんだった。
美容整形外科医の主人公が、女性を殺してはその肉を食べる…というとんでもない変態紳士のお話なのですが、人肉のお料理描写がすごーーくおいしそうなのであんまりグロさは感じないどころか、実際美味しいのかな?とか思ってしまった。さすがに、この本に「食の本」のタグをつけるのははばかられるのでやめておきますが(笑)
この作者の他の本も読んでみたい。
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どう見てもB級ギャグホラーにしか思えないこのタイトル。だけどかなりすごい一冊だと思うよ。個人的には好きだけど、お薦めはあえてしません。責任持てないから(笑)。
タイトルから察せられるとおり、カニバリズムもの。食人シーンたっぷり(笑)。アウトローまっしぐら。なのに殺人・解体シーンより料理・食事シーンが多くて、しかも妙に凝ってるせいなのか……すっごく美味しそうに思えてしまうのは私だけかっ!?(愕然) カニバリズム趣味はないと思うし、実際食べたいなんて思わないけどね……たぶん。
とにかく「猟奇殺人鬼の日常を読む」といった感じで、淡々と進むストーリー。ひたすら殺して食べてその快感に酔う、の繰り返しで、さしたる展開はない気も。なのに退屈はしない。「この先どうなるのっ?」と気になるような場面はあまりないのに、ついつい先を急がされる読み心地。そしてこのオチ。これだけえぐくて、しかし妙にすこんっと突き抜けた作品、他にないよ。
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【神の手と呼ばれる天才美容外科医の男。
彼は小さい頃から人肉に憧れていた。
ある日脂肪吸引をした脂肪を口に入れてしまう・・。それは禁断の味だった・・】
と言うことで人肉を食すお話です。
昔「裂けた岬」と言う極限状態で人肉を食してしまう実話を読んだけど
彼は切羽詰って食べたわけで。
このお話の彼は殺人をおかしてまで食べたいと渇望するわけです。
・・・実際に世の中にそんな人いるかもしれないなぁ。。とも思いました。
共食い・・オエーーー。考えただけでゾワワ〜。でも内容的には面白い本でした。
この本は「最後の晩餐」と言うタイトルで映画化されてます。主演は加藤雅也さんです。
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ホラー大好き過ぎて映画を観るのを止められ、どれか良い本ないかなと探していたのがこれ。
大石圭さんの描く世界はリアルで、ひしひしと恐怖やスリルが訴えてくる。
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ハンサムで温厚なサラリーマンの、裏の狂気を描いた作品です。
って書いて、間違い発見。
ハンサムで温厚なサラリーマンじゃなくて、神といわれる腕を持つ、整形外科医が主人公です。
殺人勤務医とすごく似た感触でで、すごく似た後味で…ああこれが大石ワールドなのか、というのを実感した本。
人の体を切り刻む描写がすごく細かくて想像しやすく、想像しやすければしやすいほど気持ち悪いんだろうなぁと思いました。(私は別にスプラッタなどがあまり怖くないので…)
女性の乳房を薄切りにしたハム、とか…
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狂気を自覚した人格の、行動の躊躇なさを想像し戦慄した。異なるものに対する畏怖が自己の保安を担うのであれば、主人公はまさに排した畏怖に自己を破滅させられた、そんなお話。
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湘南で整形外科医として働く小島田優児はある日、自分が手術で吸引した女性の肉を自宅に持ち帰り食べてしまう。それから人の肉を食べることでしかエクスタシーを感じることができず、次々と人を殺してはその肉を食べてしまうという通常では考えられない日常を過ごす。この本の中で「胎児の肉は柔らかくてうまい」という文章を読んで思わず鳥肌が立ちました。人間が人間を食べるということは一般的ではないですが実際起こっていることなので、人の肉を食べている人の気持ちを考えさせられました。エクスタシーの頂点は人それぞれ違うことが改めてわかりました。
Posted by ブクログ
整形外科の医者が人肉の美味しさに目覚めて、殺人してまで食べまくるお話し。終盤までずっと面白いんだけどオチがいまいちかなぁ…。もうヒトヒネリ欲しかった気が。