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熱狂的ファンからのメールに添付された写真。その美貌に小説家の目は釘づけになった。メールのやり取りを重ね、近づいてゆく距離……。そして女の自宅へと招かれた夜。甘美な期待は、恐怖と絶望へと一変した! 女は薬で眠らせた彼を地下室に監禁したのだ。――私が発表するための小説を書きなさい。拒めば、身の毛もよだつ責め苦が待っていた。狂気の監禁劇!
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Posted by ブクログ
昔見た映画になんとなく似てるなぁって思ったらミザリーのオマージュ的な作品だったんだね。 いろいろ粗は多いような感じがしたけど全体的に面白かった。結構作品にのめり込めて主人公と気持ちがシンクロしたり出来たし、作品中の小説「日陰の草」も面白くて二重に楽しめた。
ストーリーは、とある売れっ子作家とその熱烈なファンの物語‥ 所々に、作者の他の作品が出てくるんだけど、本編とは若干ストーリーが異っててなんだか得した気分に(^^) 衝撃の結末まで目が離せませんでしたw
大石版「ミザリー」だそうです。 うん、確かに。 そういうことだからストーリー展開は読めたけど、まぁ面白かったです。 終盤はドキドキハラハラしました。
この方の小説を何本か読んで感じた感想と この小説に出てくる主人公の抱えてる悩みが 一致した。 作品のマンネリ。 でももう少し期待してみる。 あと数作品読んでみる。
内容は★2つ。★3つ目はあとがきに。 大石圭さんらしい話だったような、ちょっと違うような。ファンでも好みは分かれるんじゃないかなって感じた作品だった。
タイトルからどこかでSM要素のある展開が出てくると思っていましたが、違いました。 欲望のままに行動する彼女はもともと救いようがなく、標的になった彼の方はせめてラストで救われるのを想像しましたが、救われない結末で残念です。 グロテスクな場面にちょっと引いてしまった(苦笑)・・・。
読み終わったあとの不快感がすごい。口直ししたい。女の執着心みたいなのこわいし、残酷なことしても何も感じないところがまたもこわい。
大石圭的「ミザリー」 作家のファンだといって近づいてきた美貌の女性は、作家を監禁して自分のために小説をかくように強要する。 そーいや、男が女性を監禁する話があったよね、大石圭。 その「飼育する男」との大きな差は、監禁するものの生活に対する姿勢なのだろう。 「飼育する男」は、衣食住、特に食...続きを読むに対して真摯だ。が、「地下牢の女王」は食べることに全く無頓着というか、無造作なのだ。 食は、イコール生き方だと思う。 結局のところ「地下牢の女王」は他人はもちろん、自分自身も、何もかもを愛せない、否定し続けて崩壊していく。 もっとも、「飼育する男」は自己愛を極めすぎて壊れているのだけど。 対極ある二人が、同じ手法(完全に同じとはいえないけど)にいきつくのが人間っぽいのかもしれない。 にしても、随分エグかったです。
地下牢の小説家の現実、過去、小説が重なり 異なる歯ざわりを堪能できる面白いが わたしは外国が舞台のやつがすきだなー。
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