大石圭のレビュー一覧

  • 人でなしの恋。

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    文庫書き下ろし。おぞましい、歪んだ愛を描いた相変わらずのテイストの小説。最近の大石圭にはこの路線の小説が多く、少し食傷気味。

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    2016年11月17日
  • 優雅なる監禁

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     双子の兄弟に監禁された、美人歯科医の戦い。
     
     良くも悪くも大石圭です。

     にしても、悪いことするヤツに限ってお金があるっていうのはどうなんでしょうね。
     (監禁のために部屋を立ててしまうぐらい)

     で、監禁の果てに生きるために開き直る主人公。
     まぁ、そこまで追い詰められたとはいえ、残忍なスイッチがはいったら、人間ってどうしようもないなと。

     とはいえ、このスイッチがはいるまで、というかはいる瞬間あたりの描き方が、うまい。
     大石圭、こういうところが繊細でうまいと常々思っているんだけどね。

     安定の面白さでした。

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    2016年10月19日
  • 殺さずに済ませたい

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    欲を言えば、もうちょい主人公の心理状態や壊れていく過程を知りたかったかな。なんかさらっと殺してしまうし、いつも似たような状況というか。

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    2016年08月03日
  • 優雅なる監禁

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    エロティック・リベンジホラーとのことだが、エロが70%、バイオレンスが29%、ホラーは1%という配合か。

    ストーリーは至って単純で、美貌の女性歯科医が同僚の双子の兄弟に監禁され、完膚なきまで凌辱され、二人に復讐を誓うというもの。

    もう少し複雑なストーリーを期待したが、何時もながらのテイストだった。

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    2016年07月29日
  • きれいなほうと呼ばれたい

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    ネタバレ

    途中までは良かったんだけれど、切羽詰まった主人公の状況が、最終的に、「あ、やっぱり(結末が)そっちにいく~?」でした。個人的には、結末をどういうふうに描写して、うまく事件にせずに心理描写なども含めて描いてほしかったです。まあ、そうなるとまったく違う小説を探した方がいいっていうことかな。こればっかりは読んでみないとわからないので・・
    全体的に心理描写というよりも、この奇想天外な申し入れに対する主人公の対応、成り行き、人生などを描き切った、というのがこの作品に対する評価ですね。
    期待したものとは違いましたが、著者の別の作品も読んでみたいなと思います。

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    2016年04月13日
  • 自由殺人

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     普通の人々が、アタッシュケースひとつに踊らされる。
     大きな力を手にすると、人は変わってしまう。
     勿論、変わらない人もいるけれど、世の中、優しい人たちばかりではない……。

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    2016年04月05日
  • 地獄行きでもかまわない

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     合コンで知り合った女性を手にいれるために、一つの嘘をついた男。

     まぁ、お決まりに転落していくのだけど、これがなかなかしぶとい。
     ダメだ、ってなってくると、何かの助けがはいる。いい意味でも悪い意味でも。で、どんどん自ら首をしめていくことになるのだが…。

     周りにはとんでもない迷惑男なんだけど、本人はいたって幸せそうなのである。
     一応、苦悩とかあるけどね。
     が、基本、お気楽で幸せそうなのだ。

     うむ。
     大石圭、なんか心境の変化でもあったのか??
     って思わせられた。

     女性のステレオタイプは相変わらずです。と、裏の宣伝文句は、ちょっとあおりすぎww

     ともあれ、ん、変わった?

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    2016年03月24日
  • きれいなほうと呼ばれたい

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    表紙の写真が刺激的

    美容整形の話
    手術すると美しくなる、愛人になる、マンションで暮らす、妊娠する
    美しい容貌を手に入れたが、別人となってしまった
    男の視線から見た美人、女の視線は求めていない

    美しさとは粋であること、かな

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    2016年01月10日
  • 60秒の煉獄

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    ネタバレ

    いつもの大石圭のテイストとは少し趣を異にした短編集。不思議な少女が与える1回だけ60秒時間を止めることができる能力。選ばれる人に共通点はない。従って、彼らがそれを何に使うかは様々となる。その使い方が本書の面白さである。1話目が意外に前向きな話だったので、おぉ、こんな感じかーと思いきや、以降はその大半が暗い欲望に従っている辺りは安心のクオリティ。第10話でこれまでの話に微妙に触れられていくような繋がりが見えるものの、結局は人間の醜さを見るばかり。個人的に好きなのは大石圭らしさを裏切る第1話、殺人というミスリードとメジャーがないという伏線が生きる第5話、いい事をしようと回顧した結果満たされていたは

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    2015年11月26日
  • 殺意の水音

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     色々なことが積み重なって、壊れていく青年の話。

     うーん。
     単に運が悪いとか、環境が悪いとかで、片付けられない感じなのがなんとも後味が悪いのである。
     まぁ、やってることはひたすらエグいんですけど。

     でも、結局のところ閉塞された場所から抜け出せなかったのは、彼自身の視野の狭さ、というか、価値観の偏狭性のためのように感じる。
     って、そういう人格に育ったのは、その環境故であるのは間違いないのだろう。

     人は、神とか何かそういう大きなものの掌の中で、もてあそばれているだけなのかもしれないと、思った。

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    2015年11月12日
  • きれいなほうと呼ばれたい

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    スポーツジムで受付のアルバイトをする鈴音は自分の容姿にかなりのコンプレックスを持つ。同じ受付の女の子は「受付のかわいい方」と言われていて、常にうらやましく感じている。そこへ、客である美容外科クリニック院長、榊原に手術を提案される。費用を無料にする代わりに愛人になる条件付きだ。美貌や贅沢な暮らしと引き換えに大切なものを失う鈴音。最終的には愛憎劇に発展し、当然な結果となるが、外見と反比例で醜くなる内面から何も同情できず…まぁ、何事も程々に…か。

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    2015年11月11日
  • 殺意の水音

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    過去様々なタイプの殺人鬼にフィクションの中で出会ってきたけれど、この主人公はその中で動機その他があまりにもありがちすぎた。

    でも実際殺人を犯す人の心理としてはこのパターンが多いんだろうかと思うとリアルっちゃリアルか。 しかし読み物としては面白みに欠ける印象。

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    2015年09月21日
  • 人を殺す、という仕事

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    大石さんの作品にしてはさわやか?ホラー。
    逆に主人公の仕事がうまくいってほしいと願いたくなるような。最後のその後がとても気になる。

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    2015年09月08日
  • きれいなほうと呼ばれたい

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     冴えない女の子が、美容整形医師から美容整形と愛人契約の話を持ち込まれる。

     …整形したとたん、大石圭のステレオなヒロインに変わってしまって、ちょっとびっくり。
     ま、人の性格は外見で左右されるところが大きいからな。

     あと、最近のヒロインは結構強いです。
     火事場の馬鹿力的な強さかもしれないけど、なんか強いなって感じ。

     にしてもタイトルが上手すぎるよね。
     胸の底に、チクっとくる感じが絶妙。

     と、結局のところ自我がない子の親って、いわゆる毒親なんだよね。
     親がせっせと子供の自我をつみとって、いざ子が自分で自我を得たら猛烈に拒絶する。
     美容整形で愛人という自我の獲得は確かに問題

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    2015年08月21日
  • わたしの調教師

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    2013年にTO文庫より刊行された『躾けられたい』の改題、加筆修正作品とのこと。やられた!なぜ、2年あまりで角川ホラー文庫から再文庫化されるんだろう。少なくともホラーではない。一種の詐欺商法では。

    堅物ながら性への興味を持つ水沢琴音が白石周平に調教される、かなりハードでストレートな官能小説。

    これまでの大石圭は官能の狭間にホラーの要素も見え隠れしたのだが、この作品は官能に徹している。

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    2015年07月26日
  • きれいなほうと呼ばれたい

    購入済み

    ???

    大石先生の大ファンで著作はほとんど持っています。
    湘南人肉医や復讐執行人など、昔の大石ワールドが好きなのですが、今作は最近路線通りエロティック要素の強いものだと思います。なんとなく予想のつく結末でした。整形手術に関しては、以前読んだ百田尚樹のモンスターと比べてしまうと下調べが足りないような気がします。主人公の鈴音が綺麗になっていく過程の描写が不十分だと感じました。

    いつも思うことですが、大石先生が描く「美人」のイメージが本当に古い。今時「細く描かれた眉」「チェックのミニスカート」「白いロングブーツ」って、アムラーじゃないんだから不自然だと思います。。また、1作の中で同じ表現が何度も繰り返し出

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    2015年10月10日
  • 殺さずに済ませたい

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    人形作家が、自分の作った人形に似た女性を殺し凌辱する。
    人形はいつまでも美しく年を取らない。それに比べて人間は老いて、やがて死んで行く。
    作家は何を求め自分の手を汚していくのか。
    とにかく気分が深く沈む作品。

    2015.3.17

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    2015年03月18日
  • 60秒の煉獄

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    ネタバレ

    特別な力を授けられる男女の話。その力とは60秒だけ時間を止められるというもの。たった60秒。けれど、様々な使いかたによって、人の本性を暴き出す。とはいっても、使い方は自由だし、それが幸せととるのか、不幸なのかは判断しかねるよね。私が一番人を殺めたいと思うのは、通勤で、一瞬だえけ殺意が芽生えてしまう。
    だからといって、この60秒でどうにかしようと思うほどの強い気持ちはないと思うのだけど、根底には人を殺めてのいいとするそれを肯定する気持ちがあるわけで。
    この話の中にも無差別に人を殺すチョイスをする人がいるんだけど、すごく普通の生活を送っている人だったんだよね。え、こんな残酷なことができるの?ってい

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    2014年12月30日
  • 1303号室

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    うーん・・・。
    いつもの大石さんの作品の方が怖い。。
    母親と娘の関係が、物語の後ろにあるけど・・・
    正直、あんまりいらないかなあ、と思いました。。
    とにかく人が死にすぎて「ありえんだろ」と思ってしまうま。また謎の少女も謎すぎる・・・。
    消化不良。。

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    2014年07月30日
  • 堕天使は瞑らない

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     バリ島で、挙式するために一組のカップルが出国する。
     結婚を機会に、自分を振り返ったり出会いを思い出したりするカップルなんだけど、新婦は男性だった。

     ここんと、マイノリティーを主人公にもってきてるのが多いっすね、大石氏。
     嗜好がマイノリティーから、存在がマイノリティーにシフトしてるのか?

     まぁ、それでも女性的存在に求める女性らしさが同じなのが、すごいけど。
     うむ。
     古典的な(?)女性らしさが死滅しつつある今、こういう極端な世界じゃないと、そういうものは存在できなくなっているのかもしれない。
     って、妖精かww

     物語は、おっと驚く展開になるのだが…。
     いや、そもそも男性

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    2014年07月09日