あらすじ
「ねえ、私を覗いているのは誰なの?」。森の中の奇妙な洋館で、女は自分を見つめるビデオカメラに気がついた。寝室でも浴室でも執拗に自分を追うカメラの向こうに誰がいるのか? そして館の恐ろしくも美しい秘密とは? すべての真実を知ってしまった時、女はこれまでの人生にはもう戻れないのだと悟る……。鬼才・大石圭の傑作『いつかあなたは森に眠る』を改題し、書き下ろし短編を加えた完全版。
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Posted by ブクログ
離婚後訪れたホテルで、彼女は新しい出会いをする。
大石圭にしちゃ、エロ度は低いですww
ま、ちょっとエグいけど。つか、○が苦手な人は、逃げた方がいいよ(表紙で危険を察してください)
なんか、気負いがあるなって思ったら、デビュー2作目を書きなおしたそうな。
…2作目にして、すでに作家としての方向性が決まってるというか、その後も軸がぶれないところが、すごいなと思うんですけど、大石氏。
なぜ彼女は、そのホテルにいくことになったのか。そもそも、そのホテルの経営ってどうなってるのとか、つっこみどころは満載なんだけど、それを無理矢理ねじふせていくようなパワーがすごいです。
つか、そのねじふせれられるところが、むしろ快感かも。
今回かきなおすにあたって結末をかえたそうです。
うーん。
残酷さは、時には<救い>になりえるっていうのは、あのカップルにはなしってことなんでしょうかね。