【感想・ネタバレ】百二十歳の少女 古美術商・柊ニーナのレビュー

あらすじ

「持ち主を死へ誘う人形」。
古美術商の柊ニーナは、いわくを知りながらも、パリでビスクドールの最高峰ブリュ・ジュンを買い付けた。
ニーナと同様、本物の少女と見紛う精巧さに魅せられた客達がブリュを購入していくが、
彼らは謎の死を遂げ、ニーナも奇妙な現象に悩まされるようになる。
ブリュは何を訴えたいのか――パリで調査を始めたニーナは、やがてあるおぞましい過去に突きあたる。
戦慄のスピリチュアル・サスペンス!

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Posted by ブクログ

 古物商を営むニーナは、ビスクドール、ブリュ・ジュンを買い付ける。
 が、それは「持ち主を死へをいざなう」といわれるいわくつきのものだった。

 ブリュ・ジュンって何?
 って便利な世の中でぐぐれば見られる。
 確かに、普通のビスクドールとは違って表情がとってもアンニュイ。こんな表情でいわくつきって、もうこの設定だけで怖い。

 が、その雰囲気で煙にまいているけど、ステレオの王道です。
 とはいえ、少女をかたどられた人形を通して、女性のありかたまで、語らせたあたりが上手い。職人技です。

 なんか彼女のシリーズは続きそうなのだけど、こんな風に悲しみを積み重ねていくシリーズだったら、彼女がかわいそうだなと思います。
 うん。大石圭にしては主人公の性格がよくて、知的なんだもの。
 が、またそういう彼女が堕ちていくのを読んでみたいとも思うのである。

 にしても最近の大石圭を読むと、ものすごくワインが飲みたくなるので、困りますww

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2017年12月18日

Posted by ブクログ

いつもの大石圭とは違い、フランスと日本を行き来しながらアンティークショップを中心に物語が展開される異色の作品である。アンティークドールの世界は全く知らなかった分野なのでちょっと興味あり。

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2020年05月08日

Posted by ブクログ

大石圭『百二十歳の少女 古美術商・柊ニーナ』角川ホラー文庫。

ホラー、エロスと全てが軽めの文庫書き下ろし作品。設定にリアリティが感じられないためか、恐怖を味わうこともなく、何となく予想の付く展開に、まあ、こんなものだろうかと一人納得。

フランス人とのハーフの美貌の古美術商・柊ニーナを主人公に、100年以上も前に製作されたビスクドールにまつわる忌まわしき謎を描いたホラー・サスペンス。

手にした者たちに死をもたらすビスクドールの最高峰ブリュ・ジュンの傑作…

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2017年09月03日

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