神永学のレビュー一覧

  • スナイパーズ・アイ―天命探偵 真田省吾2―

    Posted by ブクログ

    前作と違い、今作は長編で読み応えがある。犯人グループは警察の体質を変えようとしながらも自分たちの保身を考えて何人もの人を殺す計画だが、真田も指摘しているもののどうもしっくりこない。しかも殺す相手は旧友であるところがなおさら。
    真田は終盤まではほぼモブキャラ化していたがラストはど派手すぎる活躍ですね。にしてもバイク3台大破…経営難の探偵事務所としては新品は買い与えられませんね。

    0
    2015年03月23日
  • 心霊探偵八雲9 救いの魂

    Posted by ブクログ

    生まれついての赤い左目で死者の魂を見ることができる大学生・斉藤八雲が不可解な事件を解決していく人気シリーズ。
    しばらくはスピンオフ的なのが続いていましたが久々本編続編でございます。
    主人公・八雲は高校時代の同級生の妹の生霊を目撃。集中治療室に入っている彼女の思念は「深い森」と八雲に訴える。同じ頃、遊び半分で富士の樹海に入った大学生が死体を発見し、その後、幽霊から電話がかかってくるようになり…。
    シリーズクライマックス手前といった感じで、少しずつ伏線が広げられたりキャラ設定が修正されたりしているような印象を受けますなぁ。

    0
    2015年03月08日
  • イノセントブルー 記憶の旅人

    Posted by ブクログ

    ライトノベルのように非常に読みやすい作品でした。展開が気になって読み進めているうちにあっという間に読み終えてしまいました。主人公の探している人が見つからなかったということは、この作品も続くのかなと思いました。
    2015.3.5

    0
    2015年03月05日
  • 革命のリベリオン―第I部 いつわりの世界―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ”革命のリベリオン―第I部 いつわりの世界―”神永学著 新潮文庫nex(2014/08発売)

    ・・・DNAのランクで全てが決定される近未来日本。最低のDNAランクの少年コウは革命を志すイザナギに出会い、矛盾に満ちた世界と闘うに向かう。

    ・・・謎の少年が謎の男の元、謎な少女と謎な青年の協力を受け、謎なロボットで謎な社会に抗うぜ!!
    という作品(笑)
    80年代OVAを彷彿させるような内容でした。(但し主人公は美少女なく”少年”)

    ・・・一応、2015年春に第二部発売予定となっていますが、3月末発売のタイトルには入っていないので、4月末以降になりそうです。

    0
    2015年03月02日
  • イノセントブルー 記憶の旅人

    Posted by ブクログ

    前世とか輪廻転生を信じる信じないは別として、登場人物たちのエピソードが、前世の記憶を通じて偶然から必然に変わり交わることで、現世をどう生きるのか?に至るまでが、とても興味深く一気読みしてしまった。もしかして、著者の作品に惹かれるのは、前世で…

    0
    2015年02月23日
  • 心霊探偵八雲9 救いの魂

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2015年の8冊目です。
    このシリーズもついに9作目か。50過ぎのオジサンが楽しみに読んでいるのは、ちょっとどうかと思いますね。主人公:斎藤八雲の赤い左目は、死者の魂が見えるという設定が、気持ちを惹きつけます。彼が、「魂は見えるが救うことはできない」という絶望感が、周りの人の愛情に抱かれながら変質していきます。毎回楽しみにしているのは、八雲に恋心を抱く晴香の心の揺らぎと決意です。ただ泣いてばかりだった女の子が、彼を守りたいと思うことで少しずつ変わって行きます。「希望を抱くことは、叶うことを奪われた人間に絶望を与える」と、暗闇から囁く声に耳を貸さないことだ。耳を塞いでいないと、その言葉は、心地よ

    0
    2015年02月15日
  • タイム・ラッシュ―天命探偵 真田省吾―

    Posted by ブクログ

    母親を事故で亡くしてから、人が死ぬ夢を見るようになった志乃。そして、その夢は必ず現実になる。その設定のせいか、現実味がなかったですが、さらっと読めて面白かったです。シリーズ物だそうで、真田と志乃の今後が気になります。「人は、運命を避けようとしてとった道で、しばしば運命に出会う」

    0
    2015年02月15日
  • 心霊探偵八雲 ANOTHER FILES いつわりの樹

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    番外編。石井刑事の過去編。陰湿ないじめを石井にしていた相手が殺され、いじめられていた石井刑事の高校時代が明らかに。
    いじめのきっかけなんて本当に些細なことなんだなと痛感する事件。

    0
    2015年02月08日
  • 確率捜査官 御子柴岳人 密室のゲーム

    Posted by ブクログ

    数学を取り調べに応用するアイデアは面白いものの、広い読者層に対応しなければいけない悲しさか、理系の私にはかなり物足りない内容でした。作品化するきっかけのアイデアが盛り込まれて最もインパクトがあるはずの第1作目がこれじゃあ先はあまり期待できませんね。

    0
    2015年01月24日
  • イノセントブルー 記憶の旅人

    Posted by ブクログ

    2015/1/20購入。
    前世の記憶が、描かれている場面ですが、第三者的な視点で甦るように描かれているのに違和感を感じた。前世の記憶だとすると、あくまで、自分が見た記憶として甦るような気がします。
    でも、主題は、現世をどの様に生きるかですからね。この物語のように、前世の記憶が、現世に生きる力を与える事が出来れば、前世も見る価値が有りますかね。

    0
    2015年01月27日
  • 確率捜査官 御子柴岳人 密室のゲーム

    Posted by ブクログ

    神永さんの八雲シリーズが好きで,この本を見た瞬間に衝動買

    八雲達や石井さんなど,八雲シリーズのキャラが少しだけでてきて嬉しかったです
    御子柴のキャラが思っていた以上に子供っぽく,初めは戸惑ったが,読み進めていくうちに好きになりました

    少し確率を勉強しているため,ベイズ推定などでてきてうれしい反面,物足りなさを感じてしまったが,今まで知らなかった理論がでてきて,数学の奥深さを再確認できたのと,それを捜査に応用するという発想が良く,楽しく読むことができました

    話の展開や内容が単純で,さらりと読めました
    次回作に期待です!

    0
    2015年01月21日
  • 心霊探偵八雲8 失われた魂

    Posted by ブクログ

    読書録「心霊探偵八雲8」3

    著者 神永学
    出版 角川文庫

    p97より引用
    “「人の心は、刻一刻と変化してゆくものだ。
    だから、これがその人だという一定の形態を
    持たない。”

    目次から抜粋引用
    “疑惑
     逃亡
     円相”

     幽霊を見る能力を持った大学生を主人公と
    した、心霊ミステリー。
     よくは覚えていないが、悪夢から目覚めた
    主人公・八雲。普段の寝床だと思っていた場
    所は、全く違った場所で…。

     上記の引用は、主人公・八雲の叔父・一心
    の師匠の一言。
    諸行無常というものでしょうか、この言葉を
    聞くと、平家物語の序文を思い出して、世の
    儚さを思ってしまいます。
    しかし、人の変化というもの

    0
    2015年01月17日
  • 心霊探偵八雲5 つながる想い

    Posted by ブクログ

    4巻読後からだいぶ時間が空いてしまったので色々読み戻りながらの5巻でした。今回の巻で伏線も回収されてスッキリしたり次巻への期待も高まり…
    今後の八雲と晴香ちゃんの行く末も気になるところ。楽しみに読んで行きたいと思います。

    0
    2015年01月15日
  • 革命のリベリオン―第I部 いつわりの世界―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『津波に襲われ、国家崩壊の危機に瀕した日本。その復興後に到来したのは、科学技術により解析されたDNAランクで人生が決められてしまう絶望的な格差社会だった。』

    新潮nexということでとりあえずまとめ買い。
    氏の他の作品は読んだことないです。

    ディストピアもので失礼かもしれないんですがどこか他の本や映画で体験したことあるような設定。

    ややこしくなりそうな内容なんですが文章がわかりやすく、
    世界観から登場キャラそしてストーリーとサクサクと脳内に入ってくるのでとても読みやすい。

    これは大きな魅力かと。

    続刊ものということで1巻はまだ序章です。
    内容忘れそうなので(すでに忘れてる)
    終わったら

    0
    2015年01月08日
  • 心霊探偵八雲 ANOTHER FILES いつわりの樹

    Posted by ブクログ

    八雲シリーズ(文庫化した分)は全部読んでるんだけど、すっごい久しぶりに新しいのを読んだ気がする。このシリーズとは中学生ぐらいからの付き合い。

    確かに読みやすいし、スピーディーな展開はいつも面白い。だけど大学生になった今、一文一文は淡々としてて文に読み応えを感じなくなってしまった。

    ANOTHER FILES、八雲シリーズは広がるなぁ。

    0
    2015年01月06日
  • 心霊探偵八雲9 救いの魂

    Posted by ブクログ

    八雲シリーズも9冊目。最初の頃の勢いが最近なくなってきているような気がするのは私だけ…?八雲のお父さんの存在も、う~ん。新興宗教との絡みも、もっと欲しかったなぁ。

    0
    2015年01月06日
  • 心霊探偵八雲6 失意の果てに(上)

    Posted by ブクログ

    読書録「心霊探偵八雲6上」3

    著者 神永学
    出版 角川文庫

    p90より引用
    “被告人のなかには、言葉巧みに刑務官に取
    り入ろうとする輩がいる。それに乗れば、利
    用され、破滅への坂道を転げ落ちることにな
    る。”

    目次から抜粋引用
    “予言
     彷徨・陰”

     幽霊を見ることが出来る大学生を主人公と
    した、ミステリー長編小説。
     入院中の手術後まもない患者が、階段から
    転げ落ちて死亡した。しかしたんなる事故で
    はなかったようで、八雲のところにも相談が
    持ちかけられ…。

     上記の引用は、拘置所の刑務官について書
    かれた一節。
    時々新聞でも、刑務官と囚人の不適切な関係
    が取り沙汰されるのを見かけま

    0
    2014年12月30日
  • 心霊探偵八雲 SECRET FILES 絆

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    八雲が小学生の時の話。奈緒ちゃんの母親は、だれなんだろうと思っていたら、まさかの赤い目の被害者。
    一心の姉、同級生(後に妻)。八雲、奈緒も壮絶な過去を持っていて、一心や他の関わろうとした一部の人たちによってかろうじて前を向いている。
    晴香と出会う前の八雲の荒み具合が半端ない。
    彼らが晴香と出会って、日常の幸せをつかみかけたときに赤目の男(とその崇拝者)によって一心が殺されてしまう。
    後藤刑事頑張ってくれよと思う。

    0
    2014年12月30日
  • ファントム・ペイン―天命探偵 真田省吾3―

    Posted by ブクログ

    読書録「ファントム・ペイン」3

    著者 神永学
    出版 新潮社

    p58より引用
    “だが、見てくれがかわいくても、中枢神経
    の興奮作用と、幻覚作用を併せ持つ麻薬で、
    覚醒剤と大差はない。”

    目次より抜粋引用
    “Phantom
     Pain
     Revenge”

     向こう見ずな青年を主人公とした、アク
    ションミステリー長編小説。
    天命探偵・真田省吾シリーズ第三弾。
     雨、車の中から六本木近くのクラブハウス
    を見張る刑事たち、彼らに協力するのは派手
    な顔立ちの少女だった…。

     上記の引用は、麻薬MDMAについての一文。
    今年は危険ドラッグが大きく問題になりまし
    たが、この種の物も今でも出回っている

    0
    2014年12月28日
  • スナイパーズ・アイ―天命探偵 真田省吾2―

    Posted by ブクログ

    読書録「スナイパーズ・アイ」3

    著者 神永学
    出版 新潮社

    p129より引用
    “よりどころが無ければ、自分では何一つ
    決められない。逆に、理由さえ見つけられれ
    ば、それがどんなに非人道的なことであって
    も行動に移せる。
     実に愚かで自分勝手な生き物ーー。”

    目次より抜粋引用
    “Zero Point
     Shooter
     Limit”

     向こう見ずな青年を主人公とした、アク
    ションミステリー長編小説。
    天命探偵・真田省吾シリーズ第二弾。
     拳銃を持った犯人による、病院立てこもり
    事件が発生した。対応にあたったのは、腕利
    きの特殊部隊の面々だった…。

     上記の引用は、人間について書かれた一

    0
    2014年12月28日