神永学のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1巻は短編集で、登場人物をさらっと紹介する感じがしたのだけれど、2巻は1冊使って一つの事件を描いているので、より物語としては楽しめた。ただ、今回結構気になったのは物語のディテール。死者が見える青年、生きている人間に死者が取り付く、という前提は良いとして、その死者を騙して身体から出すというくだりのところで、監察医がその死者の顔にそっくりの偽物をつくり、そこに自分の死体があるように見せかけるという部分。いくら特殊メイクなどの技術が発達したとはいえ。「自分の顔」という最も差異がわかるものを、本人からも気づかれないほどのクオリティで一介の監察医が短時間で用意するって・・・どこのジェバンニかと。「一晩で
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Posted by ブクログ
御子柴のどこまでも突き抜けたマイペースぶりがめちゃくちゃカッコよく見える。
新米女刑事・新妻友紀のまっすぐで融通のきかない不器用なところもいい。
「警察官はこうあるべきだ!」的な考え方も新人らしく、まっとうな警察官に見える。
御子柴と友紀のやり取りもテンポよく、小道具の使い方も上手いなぁと。
たびたび登場する「チュッパチャプス」といい「ミケランジェロ」で、御子柴のキャラクターがよく伝わってくる。
「特殊取調対策班」に推薦してくれたのは先輩刑事・津山だった。
そこで出会った御子柴、新妻、そして権野。
チームとしてのバランスがとれているし、何よりも無理やりな展開をさせていないところがいい。
御子柴 -
Posted by ブクログ
人を信じることは案外たやすい。
でも、信じきることは本当に難しい。
後悔しても時間を戻すことは出来ないし、取り返しのつかないこともたくさんある。
すべてが運命で決められているのだとしたら、抗った結果別の過酷な運命を引き寄せることになるのかもしれない。
それでも、何かをせずにはいられない。
省吾の性格からしても、傍観者でいられるはずもない。
でも、少しは成長してもいいのでは?と思ってしまう。
根本的なところは変わらなくても、経験値によって成長する部分がないとシリーズを追うごとに飽きてきてしまう。
何となくもったいない・・・と感じてしまった。
脇役ではあるけれど、鳥居のキャラがけっこう好きだ。
こ -
Posted by ブクログ
8篇の物語が収められている。
今回の物語に特徴的なのは、「小説とは何か」という疑問だ。
「青と赤の物語」では、物語が禁止された世界を描いている。
物語があるから悪いことをする人がいる、そんな考えを持ったエライヒトたちが物語を禁じてしまったのだ。
全く因果関係はないのに、AだからBと決めつけてしまったのだ。
物語は、文学は、何の役にも立たない。
本当にそうだろうか。
物語は時に残酷なものも、悲しいものも、苦しいものもあり、そんな世界を目にするのは時には恐ろしい。
けれども、そんな世界があるから救われる人もいる。
物語に書いてあることは、どんな物語にせよ、誰かから、読者に、あなたに、向けたメッセ -
Posted by ブクログ
タイトルの通り、小説にまつわるアンソロジー。
ラノベっぽい軽さのものが多くて中高生向けかな。
それでも小説の存在意義を説くような話が読めてなんだか嬉しかったです。
本を読んで驚いたり、感動したり、幸せな気持ちになったり、そういう純粋に読書を楽しんでいた頃の初々しさを思い出しました。
「青と赤の物語」 加藤千恵
「あかがね色の本」 千早 茜
「新刊小説の滅亡」 藤谷 治
この3つが好きです。
私の人生、何度小説に救われてきたんだろう。
探さなくてもいつだって必要なときは必ず寄り添ってくれてた。
その経験はその本とともに、何年経っても何が変容しても移ろわなくて、私にとって本当にかけがえのないも