澤田瞳子のレビュー一覧
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友人に「絶対に好きだと思う」とオススメされた本。
めちゃくちゃおもしろかった!
天平の時代
栄華を極めた藤原四兄弟をもおののかせ、
都の京都をはじめ、日本国中を揺るがせた天然痘
その病と闘った医師、
疫病の恐ろしさから混乱する人々
さらにその恐怖に乗じて国内を騒がそうとする人々
死に至る病に対面した時、不条理な死に取りつかれた時、愛する人を成すすべもなく奪われた時、人はその死に何を思うのか?そして病気から救えなかった人々への医師たちの葛藤と思い…
コロナ禍で混乱する現代にも通じる作品
今だからこそ読みたい作品!!
天然痘を恐れ隠遁生活を送る比羅夫の
「お気を付けくだされよ。疫病の流 -
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奇矯な絵で人々を魅了した伊藤若冲。
取憑かれた様に彼を作画にのめり込ませるのは、贖罪の思いなのだろうか。
彼を憎み、贋作を描き続ける義弟・弁蔵に描かせるものは激しい憎悪である。
若冲は弁蔵に追われ、弁蔵は若冲を追い、さながら光と影のように、または撚り合わさった縄のように存在する、二人の絵師と、作品たち。
知らぬ間に、お互いがなくてはならない存在となっていったのではないか。
長い相克の末に、理解に似た境地に至ったのではないか。
影から見つめる、若冲の妹・志乃の視点だが、兄に寄り添い、弁蔵を慕い、「見届ける者」として確かな存在感がある。
若冲を失った弁蔵の慟哭は悲しいが、二人の絵師の長い愛憎を浄化 -
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ネタバレ古代日本史の本というのをあまり読んでないので、他の作品とは比較できないが、この本は面白かった。戦のシーンはほとんど出てこない政争劇なのだが、適度に緊張感があり登場人物たちの描写も分かりやすくて、ボリュームやテーマの割に読みやすい。
持統天皇以前まで、天皇ではなく大王(おおきみ)であったこと。そしてその時代まで日本ではなく倭であったこと。
聖徳太子が小野妹子に託した文書が有名すぎて、その影響が大きいのだが、中央集権制という意味で日本が真に国家の体制を整えたのは、大宝律令が出来て以降だということが良く理解できる小説。
国家の基盤となる法律があってこその法治国家、そしてその国家には有能な官僚がつ -
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この本、一番最初のエッセイのタイトル「天神さんが晴れなら」を見て、あれっ?と思った。よく見たら、「この作品は2023年4月に徳間書店より刊行された『天神さんが晴れなら』を改題しました」と但し書きがあった。
その本なら読んだけれど、せっかくなので文庫版も読んでみることにしました。
新しい発見だらけでした。いや、忘れていただけか・・・
再読って素敵だな。
興味深かったところを少し。※印は、私の感想です。
・都会とは平らなものだと思っていたのに、東京に行って驚いた。「都会なのに坂がある」「道がまっすぐではない」
・観光シーズンが来ると、京都市民は天気や行事をチェックし、今日はどこに近づくと苦労する -
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主人公・多賀清史郎は、父・織部が斬られてから十二年間、仇を求めて諸国を巡ります。しかし手掛かりは得られないまま、病死した母を弔うため故郷へ戻ります。
そこで出会ったのは、父の仇・渡辺幸太夫の息子・隼人でした。正体を隠したまま剣術を教えるうちに、清史郎は隼人を「仇の息子」ではなく、一人の少年として見つめるようになります。
読み始めは仇討ちの物語だと思っていました。しかし、この作品が描いているのはそうではありませんでした。
父が斬られた理由を知ったとき、私は「本当に命を奪うほどのことだったのだろうか」と疑問を抱きました。また、藩の事情によって真実を知らされず、12年間も放浪することになった清史 -
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時代小説が今、楽しい
なぜだろう…たぶん…人っていつの時もあまり変わらない、って思えたり、暮らしって同じなんだな、って思えたり…古の人達とどこか繋がっている感覚が面白いのかもしれない
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仇討ちという使命を帯びて国許を離れ12年もの間、仇を探し回った清史郎だが、いざ故郷に帰ってみるとそこに待っていた「真実」とは…
仇の子供達、昔の想い人、旧友、恩師…
共に過ごした時間が様々な色を成して清史郎を包み込む…秘め事が明かされる…果たして清史郎の答えは?
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人間ドラマでもあり、謎解きでもある
ミステリーとしても上質だと思う
そ