須賀達郎のレビュー一覧
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購入済み
球場は最高のエンタメステージ
プロ野球のスタジアムの主役は選手だけではない!
まさに脇役や裏方さんと言われている方々も視線を変えれば主人公であり、スタジアムの観客にとってはそれが選手や試合ないよ以上に魅力を感じる時があります。
その楽しみが通えば通うほど発見できる
そんな楽しさをこの作品はめちゃくちゃ描いてます。 -
Posted by ブクログ
奥さんからすると、スポーツ新聞の年俸予測より信頼のない上利根って面白いなぁ(笑) 元々いい加減な人だったけど、いい加減すぎるとこういうシーンで面倒が生じるのだろうね(笑)
そのクセ、面倒や手間を避けたいからって唯でさえバレンタインデーと誕生日が被っている状況に結婚記念日とプロポーズ記念日を被らせる思考回路は常人の理解を超えているなぁ……
そして、結婚といえば、前々から微妙な距離感を繰り返して、微妙に深読みしたくなる発言が交わされ続けていたなぎさと鋸山
幸せな三井夫妻を見て感情が曇ってしまうどうしようもない状況。そこにプロポーズを先に持ってきてから交際を求めるとか鋸山は何と言うか男前では有るん -
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Posted by ブクログ
完全試合にリーチが掛かって緊張が極限状態に至っていた三井に声掛けした上でチームの緊張感を良いものに変える上利根はやはり凄い人だ
が、良い流れになったのに完全試合は成らず…。まあ、滅多に出るものではないらしいし仕方ないか…(笑)
今巻はその人の来歴を語り直すようなエピソードが幾つか見られたかな
ボード職人羽美が何故一宮にこだわるようになったのか、そして昔の一宮はどれだけ尖っていたか
思わぬ処でリンクする、というよりあのような出会いをすればそりゃファンになってしまうよなと納得してしまった
続く160話や164話では村田が球場通いになる動機が
試合観戦なんて全くしない自分からすると、熱狂的サ -
Posted by ブクログ
球団に集う人々が紹介されるにつれ登場人物も増えてきた事もあってか、裏方の人間を紹介してくれるのは本作ならではの魅力
野球に詳しくないが為に打撃投手やらその捕手がいるという話は全く知らなかっただけに興味深い話
元プロ選手もいれば、プロ経験のないアマチュアも居る。観客からは裏方スタッフと言われてしまうが、そんな者達も一球一球を大切に投げていて、それが球団の勝利に貢献できたりもする
球団というものが本当に多くの人の努力に拠って成り立っているものだと感じさせるエピソードだったよ
代打の神様として登場して以来、面白キャラとして早くも定着した上利根
どう考えても彼のアドバイスはテキトーなんだけど、そ -
Posted by ブクログ
球場に集う人々の人情や心温まる交流の数々が描かれる本作、そのノリは今巻も健在だね
モーターサンズの選手は既に相当数登場した認識で居たけど、この巻でも更なる選手が登場したね
君津や上利根は必ず先発になるような選手ではない。けど、こういった二番手三番手を担う選手がいるからこそ、人が集まる大きな球団が形作られたのだろうと思えるよ
代打の神様と評される上利根は面白い人物だね。
代打に立ったのに更に代打を出されて活躍できず。でも周囲の慰めを他所に本人は腐らずポジティブに捉えているし、むしろ珍しく先発を取れた際には代打の自分を想像して試合に挑むのは面白い
村田は忘れがちだけど出世しているようで。遂 -
Posted by ブクログ
前回無理をしてプレーしていたデニスだけど、どうやら尾を引く無理だったようで
主砲となるデニスの欠場は今後に響きそうだ…
これが深刻な話題とならないのはデニスが怪我した場面のコミカルさも有るだろうけど、同僚達の賑やかなコメントに拠る部分もあるのだろうね
プロ選手だからこそ怪我した時に必要な言葉を知っている。そんな温かさを感じられたよ
人気急上昇中のサンナ、「娘にしたい」だなんて標語が付いたら人はそういう目で見てしまうもの
ここで渡辺審判がサンナに付き纏い涙する様子には吃驚してしまったが、事情を知って納得…
あまり会えない娘がやっと手にした晴れ舞台。そりゃ父親としてはハラハラして見守ってし -
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ネタバレ 無料版購入済み
関係者各位が続々と
いわゆるウグイス嬢や審判の渡辺さん、引き続きお弁当屋さんの店員さん等、球場の裏方さんも出てきていますし、よく見たら解説者の方、ここですでにちゃんと出てきていましたね。(連載では最近、フォーカスされていた)
ルリコさん、やはり向日葵をつけている方が私は好きです。
主要選手も、この辺でだいぶ揃ってきます。 -
Posted by ブクログ
本作は野球場に集う人々を中心に据えて描く作品だけど、シーズン前キャンプのように球団そのものが沖縄に来ている場合は例外のようで
ルリコ達売り子がキャンプを見に沖縄に来れば、普段は接触のない者達の組み合わせが見れたりするし、思わぬ出会いも有ったりする
ルリコと村田が球場でもないのに出会ってしまったのはそういう背景だね
二人が室内練習を見学する様子はほぼ描かれず。けれど球場外で遭遇できたというその一点が何よりも貴重な出来事だったと示しているようだ
今巻は前巻にて新設されたチアリーディングチームにフォーカスするようなエピソードが多かったね
単純な賑やかしとして踊れば良いわけではない。アイドルじゃな -
Posted by ブクログ
前巻ラストにて遂にCS出場を果たしたモーターサンズ、この巻では彼らの勇姿がたっぷりと描かれるのだろうと思っていたら冒頭からショッキングな報告が……!
そうか、本作ってモーターサンズの球場に関するあれやこれを描いてきた作品だから、他の球場で起きた出来事については最低限の描き方をするのか…
ただ、この展開は次こそCSをホームで開催しようと決心を固くさせる出来事にもなったような
そういった悔しさを含みつつ、この巻は新シーズンへ向けた胎動を感じさせるエピソードが多かったね
中でもインパクトあった出来事の一つ、チアリーディングチームの結成は新シーズンに新たな彩りを齎しそうだし、ここにあの班長ちゃんが関 -
4.0 (1)ネタバレ 購入済み
表紙が可愛い
ちいかわと東リベのコラボの表紙が凄く可愛いです。ちいかわのマンガは相変わらず食べ物が美味しそうで見ていて楽しいですね。
猫奥も面白かったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ初のCS進出を睨み息巻くモーターサンズの面々。緊張感が上がるからいつもと異なる雰囲気になってしまう。それはチーム内だけでなくチーム外からも
その象徴となったのがアンチ動画だったと言えるのだろうね。誰でもネットを介して大きな意見を言える世の中だから選手にも批判の声は届いてしまう。それによって調子を崩してしまう
ただ、今回特殊だった点はそのアンチ動画を作っていたのが、元選手であった点か
誰よりも野球の大変さ、選手の苦しさを知っている筈の上田が獅子尾を追い詰める動画を作ってしまった。そこに込められているのは大変だからこそ挫けてしまった心の歪み。それをぶつけられる方は堪ったもんじゃない
獅子尾が挑む -
Posted by ブクログ
フルマラソンを売りに働き始めたまおはまだまだ球場の事を知っているわけではない。そんな彼女に今昔物語の形で球場の変化や今の光景の尊さを教える少年が現れたのは良い展開だね
まあ、少年自身も本当に昔を知っているわけではなかったけど、そういった昔話を知って球場に魅了されたのは本当
昔が在って今が在る。まおがこの球場に魅了される足掛かりとなるエピソードになったように思えるね
また別の今昔と言えば、桐谷監督の昔もほんの少し語られたね
新体制を球団に導入しつつも非常にストイックな姿勢以外はまだまだ人間性が見えてこない桐谷監督
人はどうしても今の姿から昔を想像してしまうけど、本当は昔が在って今が在るのだから