須賀達郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
社畜でありながら日々球場へ足を運ぶ村田だけど、貴重な有休であろうと球場へ行くのは何ともらしい行動だね(笑)
ただ、そこでいつも通りに野球を楽しむだけでなく、球場の雰囲気を満足行くまで楽しむ様子からは彼が心の底からあのテーマパークのような球場を好んでいるのだと伝わってくるよ
他方でいつの間にか応援している選手達より自分の方が年上になってショックを受ける現象ってあるあるネタなだけに、見ているこちらまでショックを受けてしまったり…
今巻は連続したエピソードは無かったけど、その分だけ一つ一つのエピソードにキラリと感じさせるものが多かったような
プロスペクトなんて新語を知ったかするルリコという面白状況から始まりつつ、フレッシュオールスターという若手の頑張りが描かれた220話
二軍でありながら珍しく注目が集まる試合。栗原隼人も表向きはモーターサンズの為と言いつつ、己の躍進を狙う緊張感
そのような緊張は解説する栗原父にも伝わっていたようで。だから隼人が見事に打ち上げるコマには「おおっ!」と思ってしまったものだけど、それ以上に栗原父のリアクションが凄すぎた(笑)
いや、そりゃまあ感動するだろうけど、立ち上がって万歳は無茶苦茶だなぁ(笑)
そしてそしての221話、OB戦なんていうイベント試合は試合を楽しむというより往年の名選手に再び会えるお祭りのようなもの
だから往年を知らないルリコは楽しめないし、モーターサンズ全ての歴史を知らない読者とて完全に楽しみきれるわけではない
でも本作に付き合ってきた読者は、序盤から様々に匂わせつつも一種の聖域として扱われてきたTTコンビを知っている。コジローはもう引退してしまったし、椿に関しては顔を見せることすら無くなっていたが
それだけにコジローの引退試合代わりの打席に椿が現れて、現役時代を超えるかも知れない一球を椿が投げた上でコジローの花道を飾ってくれたシーンには感動を覚えてしまいましたよ…
自分の知らない球場の役割を教えてくれる本作、敗戦処理専門のピッチャーが居るとは知らなかったな
若手にとっては自分をアピールする登竜門、ベテランにとっては出口を伺わせる崖っぷち。だから筒森が自己アピールに燃えつつ敗戦処理メンバーを序列付けして敵対視していたのは仕方ないと思えるもの
それだけに「出口」扱いされていた開田が「チームのため」とはどういう事かを示すようなプレイングを見せたシーンには驚きを禁じ得ませんでしたよ…
おまけにそんな素晴らしいプレイをした直後に二軍落ち…。開田の台詞から察せられるように、彼がこうした「出口」へ進むのを知っていたのは間違いない。それでも開田は「チームのため」に誇りを見せた。それは筒森が言うように様々な意味での「プロ」を詰め込んだ姿であるように思えたよ……
奥様方の想いも描かれた今巻、野球に人生を捧げた夫を支える様子が216話ではコミカルに。上利根家の何とも独特な空気には笑わせて貰ったよ
でも何もかもが面白いだけでなく
球場で見せない悔しさで眠れない鋸山を支えるなぎさの様子とか、単身赴任として家族と過ごす時間が限られる三条を送り出す乃々花の様子とか、尊さを感じられるとても良いシーンでしたよ… -
無料版購入済み
アニメが面白かったからこちらも読んだ
掲載順は違うけれど基本的なストーリーは同じだからわかりやすかった
だけど実際、仕事の帰りに球場帰りの人たちと同じ電車に乗るのはあまり好きではない
1巻はSNSが苦手なルリコが好き
-
無料版購入済み
アニメ化されてて主演が好きなファイルーズあいさんだから毎週見てた
原作もこの期に読んでみた
掲載順は違うけれど基本的なストーリーは同じだからわかりやすく良かった(^-^) -
ネタバレ 無料版購入済み
ボールパークの楽しく熱い群像劇
※シリーズ全体の感想です
タイトルの通り、野球場の売り子さんを主人公としたお話です。
売り子がメインですが、警備員やウグイス嬢などの裏方、そして観客と選手、一人一人に毎回焦点が当たる群像劇です。
一つ一つのお話は奇抜ではなく野球場あるあるなエピソードですが、
それらが丁寧に積み重ねられていくのが本作の面白さのポイントです。
サザエさん方式ではなく時間を経過することで裏方、選手、観客にも毎年出会いと別れがあり、
一年の総決算であるシーズン最終戦のエピソードは、選手・裏方・観客の一年分の思いが集合することで
本格的な野球漫画以上に熱く感動します。 -
Posted by ブクログ
運命の大一番が描かれた15巻、勿論メインはモーターサンズとスティクスの対戦なんだけど、他にも小さな大一番が幾つも描かれていて二重三重に美味しい巻となっていたね
一軍が直面した大一番と比べると控えめな大一番である新堀の一日プロ選手。捕球以外は酷いものだったかもしれないけれど、「楽しい」と感じられたなら彼の野球人生が報われた瞬間と言えるのかもしれないね
それだけにそんな彼の姿をあの椿が生の姿で見ていたのは本当に驚かされたのだけど、プロを諦めた先で諦めずに夢を掴んだ新堀の姿に思う処でも有ったんだろうか…
また、寮母の牧村が彼とサン四郎の繋がりに気付いてしまった点は彼を再び表舞台に引き出すきっかけとなるのだろうか?
遂に始まる3度目の大一番は観客を驚かせるラインナップから始まるね
ただ、個人的には各選手の名前を読み上げる際に関係者や観客の顔が映されるシーンがなんとなく好きだったり
小座も佐倉もそうした関係者や観客の声を受けて球場に立っている。だからか、彼らの投球も全身全霊を込めたものになるね
そうした熱量を持って戦うから、後に続く三井もバッティングや守備で魅せる選手達も球場に渦巻く熱量に応えられるだけのプレイを披露してくれる
そうした姿を見れば心に火が灯るのは当たり前だろうけど、まさかその対象が君ヶ浜になるなんてね
野球から離れたかったのに何処へ行っても野球との関わりを捨てられない野球嫌い。接待という野球を純粋に楽しむとは異なる行為に身を浸し続けなければならない人生も余計に彼を野球嫌いにさせてしまう
そんな彼が小さな天才の奮闘に大声を出して興奮したシーンにはこちらまで心が温かくなってしまったよ
選手の熱量によって観客が熱を得て、その熱が選手へと返ってくる球場模様。そこで静かな注目を浴びたのがブライアンか…
13巻の頃から怪しげなフラグが立っていた彼だけど、あそこまで状況が悪化してたのかい……
自分の人生どころか夢すらも諦めざるを得ないかもしれない病状。無茶をしなければ自分の夢は続く、無茶をすれば球団の夢は続く
簡単に抜け出せない迷いを吹っ切れたのが子供の純粋な応援だなんてね…。子供の声を受けた直後の3コマにおける彼の表情の変遷、そして迷いの無いサムズアップには感動してしまったよ……
そしてそして追い込まれた9回ウラ、大一番の大一番で打席に入るのが一宮なんて大丈夫なのか…?と不安になってしまっただけに、彼を全力で信じる羽美の声援を受けて一宮が誰もが驚くホームランを放ったシーンには本当に驚かされ、改めて感動してしまいましたよ!
特にそのシーンに見開きで球場に集った全ての人物の願いが込められた表情が描かれるものだから尚更に良かったよね……
ただ、そこに辿り着くまでに本当に皆が頑張って無理もしていたからか、それとも単純に力及ばずか。CS最終ステージが悔しい結果となってしまったのは惜しい限り
でも、そうした悔しさが有るから来年への活力になるのだろうとも思えましたよ
新シーズンへ向けた様々が動き出す中でブライアンがスカウトとして球団に復帰してくれたシーンには喜びを覚えてしまったね
コジローもそうだけど、チームの軸として活躍していた選手が別の形で関わり続ける展開は良いね
そして新たにチームに加わったメイデンは一癖あるタイプだなぁ(笑)
イケメン弄りをされるのに本人は全然そう思ってないし、むしろオタク体質。チームに馴染むまでに色々と関門がありそうな彼だけど、プレイとしてはどのような貢献を見せてくれるのかな?
また、新シーズンという点ではいい加減に村田とルリ子の関係は進展しないものだろうか?と期待してしまう
今回は彼へのプレゼントを用意しながら渡せなかったけど、あれを渡せた時は観客とビール売り子の関係から進めるような気がするが… -
匿名
購入済みジャイキリ
他はあんまり興味なかったけど、ジャイアントキリングが表紙だったし久しぶりに掲載されていたから読んだ。面白い。買って良かった。
-
匿名
ネタバレ 購入済み積極的
しずくのここまでやるかと思うくらいの積極性が、読んでいて印象に深く残ります。むしろここまでアクティブな妻を迎えられるとはユウリは幸せ者だとさえ感じました。「女房役」も本当に人それぞれであることを実感できます。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ中盤からCS出場をかけた大一番が描かれる今巻。その前にグラウンドキーパーや登場曲、デニス・ヤングの覚悟など様々が描かれる事で大勢の人々がこの運命が掛かった一線に向けどれだけの想いを込めて準備しているかが判る作りになっているね
その中でも最も読者の心を揺さぶる存在として登場するのは大喜多の祖母清美か
選手だって人間なわけだから選手を取り巻く家族がいる。家族には様々な形があって、中には今にも命を終えようとする者だって含まれる
ただ、それが一見不良に見えるけどお婆ちゃん想いなルーキーの大喜多だという点が衝撃的なわけで
一軍に入ったばかりで目立った活躍も出来ていない大喜多。だというのに彼が本領を発揮すべき時間は限られていると示されてしまった。それはあまりにも残酷な事実……
そうして丁寧な下準備を描かれた後から始まる大一番!
試合模様も観客目線を含みつつ、これまでにない程しっかりと描かれているね
特に感銘を受けてしまったシーンはやはりデニス・ヤングの送りバントかな。自分が活躍するよりもチームの勝利を貪欲に求めたデニスのナイスプレー。チームに馴染めているかすら微妙だった序盤の彼とは大違いなプレイに感動してしまうよ
一方で下準備というのは本番に影響がある。良い下準備なら試合を勝ちへ導くものになるが悪い下準備なら……
大喜多の運命に存在した下準備は良いも悪いも含んだものになってしまったね…
願いを籠めた御守。大喜多は祖母の快復を願った。祖母の清美は自分の事より孫の活躍を願った。まるで命が籠められたかのような御守が叶えたのは……
栄光と哀しみが同時に襲い来るシーン。それでも肝心の大喜多がそれを知らずに自分の活躍を素直に誇れた、それを以て願いは叶えられたと言えるだけの力強さを持ったシーンだったよ…
大喜多を含むチーム全員の奮闘、流れを引き寄せても上手く進めさせてはくれない野球道
覚悟に執念、そういった諸々を籠めつつ至る最終局面。これを締めるのがコジローであるのは良いね。最年長としてチームを引っ張り前回の大一番でも大トリを務めた彼だからこそ、このような局面にバッターボックスに立っている事に納得できる
それでも難しいのか……と思わせてからの見開きは迫力があったよ……!
見開きからすぐに打球の結果を映すのではなく、バッティングを見守る皆を順繰りに映してから打球が抜けた事を教えてくれる流れには感動を覚える
スタジアム全体が嘗て無い感情に揺さぶられる様子。この7巻までにスタジアムに集う様々な人達を多面的に描いてきた本作だからこそ、勝利に涙する人々の姿に隈なく感情移入できるね
大喜多が訃報を知ってもシーズンの最後までチームに帯同すると一方で……
チームを引っ張ってきたコジローの引退宣言はこの喜びを共にする仲間達の光景に限りが有ると告げられたようなもので、またクライマックスと呼べるだけの時が近づいているとも感じてしまうね…… -
購入済み
野球ファンあるある
私は野球観戦ファンで、年に何回かは野球場へ見に行きます。
このマンガはまさに野球場に見に来たファンがみな経験したことを中心に書かれているので、とても親近感がわきました。
と、同時に、このマンガのように、しょっちゅう、野球場へ観戦に行ける人たちをとてもうらやましく思いました。