【感想・ネタバレ】ボールパークでつかまえて！（４）のレビュー

須賀達郎

アオナの“引退記念旅行”を売り子たちが満喫する「羽のびるー！」。
感動の“ファン感謝デー”を描く「ラストメッセージ」。
一宮と獅子尾、同期入団の“絆”がイジらしい「それぞれの忘年会」。
こひなたの“他球場への移籍”を阻止しようと躍起になる「お願い神様」などなど、
第４巻も珍プレー好プレーがあっちこっちで巻き起こる♪
ボールパークの住人たちのレアなオフシーズンの姿や、
2年目に突入して新米卒業（!?）なルリコのキュートな大活躍に、こうご期待！

[ブクログ · ★★★★☆]

占い師がそれほどエセなタイプでない点にちょっと驚いてしまったけど、それだけに松戸監督が全く同じこと言ってるのは地味に凄い……！常勝軍団を作れたわけではない。でも人を見る目は確かに持っていた人物なんだろうなぁ……
そんな人物が突然辞めるとなれば動揺が走る。その上で新たにやって来る人物が指導経験皆無となれば尚更の話。ただ、新監督の桐谷もそれを理解した上でモーターサンズにやってきたようだけど。これまでの自分を構成していたであろう大事な証を捨ててミーティングにやってきた覚悟は幾ら何でも本物過ぎる……

新シーズンに向け、監督交代は大きなニュースとなっているけど、静かな変化として一宮のレベルアップも目を引くね
スター選手からの自主トレの誘い。これを好機と思えればすぐに飛びつけるが、分不相応と思ってしまえば引いてしまう。最初は断ろうとしていた一宮の言葉を売り子達の声が遮って引き止める形になったのは面白いな
球場に勤める売り子達も球団を支えている。それがこんな形で発揮されるのも良いね

そして43話から始まる新シーズンの開幕。そうか、ある程度の強さが無いと開幕戦をホームで行えないのか。それは皆思うところが有るのだろうな……
でも、だからって開幕戦じゃないからいつもどおりになるなんて無くて。花火やルリコのビールが開幕を彩る花になっていたのは風情があって良いね

前巻から話題に上がっていた新人の売り子。まだまだ個性は見えない部分はあるものの、話題をフルマラソン一本で突き進もうという根性は買いたい


そういや、ラブコメ方面ではメインのルリコと村田によるラブコメがどうなっていくのか気になるのだけど、ここに来て鋸山となぎさも良い感じになってきましたな
鋸山の好みのタイプである声が素敵で年上な女性とか、それ完全に特定の人物を意識した発言ですよね……。あとサプライズ代打の時もあんなにくっつく必要ないはずだし……
これはもしかして割と早い段階でカップル成立する可能性も有ったりするんだろうか？

獅子尾と小春は……どうにかなる余地は有るのだろうか？もう完全に振った、振られたの関係に見えるけれど……