朝吹真理子のレビュー一覧
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ふわふわとゆったり時が流れていく不思議な感じ。
繊細で丁寧な言葉遣い。
自分の夢と母の夢が繋がったこと、一度あったな。
小物も同じで驚いたけど、すごく怖かったから百花の気持ちが分かる気がする。
月は地球から
「年間、約三.八センチ地球から遠くなるの。」Posted by ブクログ -
多分、好きな人はとても好きな感じなんだと思います。私はそれほどでもない感じでした。細かな描写とか言葉の遣い方などは面白く気持ちの良い読後感でした。Posted by ブクログ
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引きずり込まれる文体。時間と空間を一緒に移動しているような気分になりました。町田康氏の解説がいつになったら、作品の解説をはじめるのだろうという状態で面白かったです。Posted by ブクログ
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別荘で共に夏を過ごした小三と高一だった貴子と永遠子の二十五年後の再会。夫と小三の娘と暮らす永遠子の家族模様に年月の流れを思う。特別なことは起こらないまま記憶を共有する二人が穏やかな文章で綴られて、たまに出る古風な言葉遣いで独特な雰囲気な一方で、身近に感じる描写たちに引き寄せられる。薄いのにみっしり。Posted by ブクログ
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幼少時に別荘で毎年会って遊んでいた貴子と永遠子。貴子の母の死を境に音信が途絶えていた。別荘を解体して土地を売却することになり、25年ぶりに思い出の別荘で顔を合わせた。
現在と思い出が同じ過去形で絡まり合って描写される。絡まり合う貴子と永遠子の髪の毛のように。
これぞ純文学という小説。読者を楽しませ...続きを読むPosted by ブクログ