朝吹真理子のレビュー一覧

  • きことわ(新潮文庫)
    ふわふわとゆったり時が流れていく不思議な感じ。
    繊細で丁寧な言葉遣い。

    自分の夢と母の夢が繋がったこと、一度あったな。
    小物も同じで驚いたけど、すごく怖かったから百花の気持ちが分かる気がする。

    月は地球から
    「年間、約三.八センチ地球から遠くなるの。」
  • きことわ(新潮文庫)
    のんびりと時間が過ぎていく感じでよかった。小さい頃の大切な思い出って、忘れられないものですね。短いけれど、素敵な物語だと思いました。
  • きことわ(新潮文庫)
    多分、好きな人はとても好きな感じなんだと思います。私はそれほどでもない感じでした。細かな描写とか言葉の遣い方などは面白く気持ちの良い読後感でした。
  • きことわ(新潮文庫)
    引きずり込まれる文体。時間と空間を一緒に移動しているような気分になりました。町田康氏の解説がいつになったら、作品の解説をはじめるのだろうという状態で面白かったです。
  • きことわ(新潮文庫)
    別荘で共に夏を過ごした小三と高一だった貴子と永遠子の二十五年後の再会。夫と小三の娘と暮らす永遠子の家族模様に年月の流れを思う。特別なことは起こらないまま記憶を共有する二人が穏やかな文章で綴られて、たまに出る古風な言葉遣いで独特な雰囲気な一方で、身近に感じる描写たちに引き寄せられる。薄いのにみっしり。
  • きっとあなたは、あの本が好き。 連想でつながる読書ガイド
    一つ一つの話題はあまり深みに入り込まず、それぞれのテーマ毎の対談者が連想する関連する本を上げていくような感じで進む。友達同士で、あの本って面白いよねーと語り合っているような雰囲気。特に議論が入り組むようなところがなく、この本はすごい面白いのかなと異様にひきつけられることはない。総花的にあげられた中か...続きを読む
  • きっとあなたは、あの本が好き。 連想でつながる読書ガイド
     一つのテーマについてあれやこれやと語り合う鼎談集。私からしたらお偉方ばかりなのだけど、お話されている様子はとても無邪気で純粋に本が好きなのだなぁと感じられるようだった。
  • きっとあなたは、あの本が好き。 連想でつながる読書ガイド
    よく本を読むひとはあまり本を読まない人によく聞かれると思う。〇〇の本が好きなんだけどそれ系ないか、と。難しいよね、例えばこの本にもあるけど伊坂幸太郎が好きな人ってたくさんいる。伊坂幸太郎が好きな人に薦める本ってなるとわたしは東野圭吾や湊かなえを薦めてしまうけど、本書では映画なされたベストセラーとして...続きを読む
  • きことわ(新潮文庫)
    幼少時に別荘で毎年会って遊んでいた貴子と永遠子。貴子の母の死を境に音信が途絶えていた。別荘を解体して土地を売却することになり、25年ぶりに思い出の別荘で顔を合わせた。
    現在と思い出が同じ過去形で絡まり合って描写される。絡まり合う貴子と永遠子の髪の毛のように。

    これぞ純文学という小説。読者を楽しませ...続きを読む
  • 文藝春秋2023年9月号

    秋篠宮家の娘たちの擁護記事

    どんな内容かと思って購入しましたが、A宮一家の娘たちがいかに大変で悲壮感たっぷりで辛い目に遭っているかという話がつらつら書かれていただけでした。残念です。皇族の方々が並々ならぬ重圧の中で役目を果たしてくださっているのは最もですが、この一家の人々と他の皇族の方々を並べて語ることは許せません。やたらと、...続きを読む