朝吹真理子のレビュー一覧
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芥川賞作品ということで手に取る。大学在学中の作品のようで20代でこのような文章を綴れる語彙力と描写力にこの方がまだ短い人生の中で一体どれだけの本を読んだのだろうと感嘆していました。幼い頃毎夏葉山の別荘で過ごした「きことわ」のそれぞれの記憶が25年を経て同じ別荘で鮮明によみがえる様がこれでもかと綴られる。記憶というのは五感に刻まれ深い場所にあっても何かの刺激と共に再び目の前にひっぱりだされるもの。同じ風景を見ていても人により記憶されるものは違う。一時濃密な時間を過ごした相手と何十年先に再会すると私ならどうなるだろうと考えて余韻を楽しみました。
因みに話の中に現在の北極星はこぐま座だがずっと後の北 -
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一つ一つの話題はあまり深みに入り込まず、それぞれのテーマ毎の対談者が連想する関連する本を上げていくような感じで進む。友達同士で、あの本って面白いよねーと語り合っているような雰囲気。特に議論が入り組むようなところがなく、この本はすごい面白いのかなと異様にひきつけられることはない。総花的にあげられた中から、よさそうな本を読んでみようかなと思うような、雑誌に表紙の絵入りで載ってたら、いい企画だなーと思うだろう本。単行本として読むとすこし軽く、物足りない気がする。
ただ、単純にいって、なぜ今の時代でも谷崎が、普通にエンターテイメントとして楽しむことができるのか。アリスの永遠性。など。名作として考えられ -
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Posted by ブクログ
よく本を読むひとはあまり本を読まない人によく聞かれると思う。〇〇の本が好きなんだけどそれ系ないか、と。難しいよね、例えばこの本にもあるけど伊坂幸太郎が好きな人ってたくさんいる。伊坂幸太郎が好きな人に薦める本ってなるとわたしは東野圭吾や湊かなえを薦めてしまうけど、本書では映画なされたベストセラーとしてハニフクレイシ、アーヴィンウェルシュ、カズオイシグロなどを挙げている。伊坂幸太郎が好きと言うよりも映画化されてる面白い本というニュアンスだろうが少し違和感。
逆に谷崎潤一郎の痴人の愛からはじまり、三島由紀夫、江國香織。大島弓子から、萩尾望都、ミランダジュライというセンスはわかる。好きだわどれも。