荻上チキのレビュー一覧
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ポジ出しという表題を題している割には、
殆どを現状の社会問題に終始していた。
しかし、その社会問題の説明が歴史の流れを汲んでの説明だったので
非常にわかりやすかった。結構勉強になりました。Posted by ブクログ -
平成生まれの私にとって、今日までのメディアの変化の速度に改めて驚いた。道理で母と話が合わないわけです。TENGAの社長のインタビューに感動。ものづくりの情熱。Posted by ブクログ
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幸いにというべきか、ツイッター、メーリングリスト、SNSなどの最新メディアに疎遠だったため、デマに躍らされることも、加担することもなかった。今ではあの時のマスコミ報道(政府、東電発表のたれながし)に納得できない思いがあるが、あの時マスコミ報道にしたがって正解だったか?情報弱者ゆえの逆説。でも当事者、...続きを読むPosted by ブクログ
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2011年の震災から2ヶ月ほどで出たにしては、手際よくまとめて考察までついてて、仕事はや!て思う。反面、今みると目新しい事柄はないけども。流言についても「なにがおきたのか」をできるだけ正確に把握する、その努力をすることが大事、て結論も、アタリマエっちゃーアタリマエだけど、まあそのアタリマエが出来なか...続きを読むPosted by ブクログ
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流言・デマは発端となる発信者の悪意の有無に関わらず一度発信されれば主に善意の人々によって拡散して行く。お騒がせしましたで済めば良いが災害の時には、集中しなければいけない救助や復旧のリソースを無駄に使用して妨げになる場合がある為、むやみな転送は控え、情報ソースの確認や公式な情報との突合、常識的で論理的...続きを読むPosted by ブクログ
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著者の視点が好きなので、
一般的にあまり語られない性の業界に、どう切り込むか気になり購入。
恥ずかしいとか、そういう意識を持ちがちだけど、
だからといって、この問題に触れないのは安直過ぎる。
発展の裏には、様々な社会の変化や、メディアなど技術の発展がある。
煙たがられるだけに、業界人の努力は凄ま...続きを読むPosted by ブクログ -
学生の自分には、ツーショットダイヤルなどの旧コミュニケーションツールの話が理解しにくかった。でも、人々がどのようにしてコミュニケーションをしていこうとしたかは理解できた。アダルト産業界で働いている人のインタビューがあったのが一番良いと思う。
アメリカ法学者
ローレンス・レッシグ「CODE」
「四つ...続きを読むPosted by ブクログ -
出版されたのが2011年5月20日。震災発生から2ヶ月後という、かなり早い段階でこれぐらいの内容を本としてまとめて出版できたことそのものに対して、まずは評価すべきでしょう。内容はやや少なめながら、論そのものはそんなにペラくなく、しっかり読ませてくれます。
「流言やデマを信じた人たちの行動が「善意」...続きを読むPosted by ブクログ -
恐ろしい。
流言やデマが流されることが、ではない。自分がそういったデマを流す側になってしまう可能性があることだ。
この本のデマのいくつかは、僕もTwitter上で見かけた。
○○で爆発が起きた。○○で助けを求めている。被災地で犯罪が多発している・・・。
RTはしなかったと思うが、いくつかは、信じてい...続きを読むPosted by ブクログ -
止める、調べる、注意する だね。
この震災でコミュニケーション基盤は広く浸透したけど、使う側のリテラシーを強くしていかないと、白痴に武器持たせるようなことになりかねんよね。次に311クラスの社会的な事件があった時に悪い方に振り切れないよう喚起しないといけませんね。Posted by ブクログ -
『検証 大震災の予言・陰謀論』を読み始めたので、再読。セットで読んだほうがいいでしょう。
Twitterやっていたら、当時はすごく混乱しただろうなと思う。停電していて、TVから情報得られなかったし。
1年たってからの第2弾が望まれる。Posted by ブクログ -
セックスメディアというと、なんとなく「怪しい」とか「アングラ」なイメージが強いが、そもそもそのインフラをつくっているのはNTTだということ。その点はとても面白い。
技術の発展という観点から見れば、エロはすごい原動力になるのだなと改めて実感した。
プリクラやポケベルなども出会いの道具になっていると...続きを読むPosted by ブクログ -
良著。目からウロコのような非常時のデマに対する処世術、などは(恐らく存在し)無いが、非常時だからこそ、専門家でもない人々は、冷静に、情報を受け取り、必要最低限を発信しなければいけない。Posted by ブクログ
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荻上チキの本を読んでみたかったので、
本屋で見つけたこれを読む。
仕事柄、結構デマに惑わされないようにとよく言っているのに、
感覚的なところで言っていただけだったので、
自分自身の納得も得られてよかった。
実用篇があながち実用的ではないものが多い中で、
誠実な作りというか、聞きたいことに答えても...続きを読むPosted by ブクログ -
昔,吉村昭の『関東大震災』を読んだ。当時は,デマに惑わされる人々の過剰反応で,人命が失われる悲劇があちこちで現出。だいぶ様相は異なるものの,今回の震災でもやはり一時的にデマが広がり問題となった。
著者はブログで震災デマの検証をやってたそうだ。流言やデマが広がる集団心理や情報環境に注目して,デマに...続きを読むPosted by ブクログ