荻上チキのレビュー一覧
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第一部「新聞はいかにして「偏る」のか」は、タイトル通りの内容。原発再稼働問題などのいくつかのテーマについて、各紙の記事を引用しながら、各紙のスタンスというか、右か左かのポジションを浮き彫りにしているのが面白かった。
また、同じ右や左でも、各紙の個性のようなものもあって、それもまた面白いです(特に産経の資質という言葉に関するダブルスタンダードの指摘は面白かった)。
第二部は世論調査が各紙でやり方違うとか、第三部は書評欄の裏側とかが書かれていて、興味深かったです。
ちょっとだけ新聞読みたいと思ったけど、まあ読まないかな。読むとしたら飛ばし記事が得意な日経かと。 -
彼女たちの売春(ワリキリ)
- カート
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試し読み
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いじめについてかなり冷静にたくさんの統計を用いて分析。誠実な本。
ー学校の教室というのは、他人に時間を管理されている環境なのでなかなか自分好みのストレス発散ができません。一方、いじめというのは「それなりに面白いゲーム」なのでそういうかたちでストレスが発露してしまうのです。
マウンティングとラベリング。もともとマウンティングは動物の行動において使われる言葉。自慢したりダメだししたり、人間関係上どちらが優位なのかを探りあいながら立場の安定性を確保していくのが目的なのでしょう。
ラベリングは「この人はいじめられていい存在である」「この人は他の人よりも劣っている」とラベルを貼る行為。子供たちがラベリングをしているときに先生が助長するような冗談をいうこともある。(太っている子に「今日も良く食べるな!」など) -
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ネタバレ学校は社会の縮図。人間が絶対的権力を握ると酷いことになるというのが学校だったというだけ。実際、軍隊と同じ。
P22 低学年児童のランドセルの重さが平均7.7kg
P25 体罰 教員の優位性を考えると、単なる暴行より悪質。教員が暴行すると体罰という教育の一環みたいな体は報道でも止めて欲しい
P28 「結果としてスポーツや文化活動を嫌うことになっては意味がないだろう」 美術、音楽なんかも同じ思いです。
P51 民主主義 学校には存在しない。あるのは絶対的権力のもとでのなんちゃって民主主義
P98 アルマーニ監修制服 教師もそれなりの服装で教育にあたる覚悟はあるんですよね?学校指定服は、卒業したらゴミなので、かえって高くつくと思うのです。
P133 ツインテールにしろ、なんて校則が存在するとは
P154 スクールアイデンティティ SI とかのころでしょうか。
P177- 貴重な教員視点
P197 中学生の荷物が20kgちかい
P209- 学校だけが悪者 過度な期待は止めましょうを提案したいです。盗難、いじめがあったら、警察へと。
P257 痴漢対策なら、制服をやめる方が合理的。 不謹慎にも、妙な説得力を感じたのでした。 -
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日本はこれから、どこに向かえばいいのか?
を考えるための簡単な解説と、日本の未来を変えるための著者の提案が書かれている本です。
主に6つの分野を取り上げています。
政治、経済・福祉、外交、メディア、治安、教育
なるほど、確かに腐ってると思う大問題たちです。
本書ではこれらを各章ごとに整理して、日本の現状を軽く歴史を振り返りながら解説した後、「日本の・・を変えるには」を提案しています。
うーん、この人どっちかというと左?・・・と思ったところが時々ありましたが、特に経済の章では右派・左派の問題点と弱点についてどっちに対してもけっこう厳しいところを突いていたので思わずうなづいてしまいました。
基本、「わかるなぁ」と思いながら読んでいました。
また、「売春の非犯罪化・・・管理売春と単純売春とは違う」や「日本の安全保障思想をきちんと構築する」は今まで考えつかなかったので目からうろこでした。教育においても通学以外の選択肢はできるだけ早く用意できればいいなぁと思うところ。
一番驚いたのはあとがきに書かれている
「私と立場が違っていてももちろん構いません。より実効的なアイデアがあれば、私はすぐにあなたのアイデアに転向します」
正直「はぁ?」と思ったのですが(笑)この手の「日本をより良くするためにどうすればいいか」的な意見を述べる人の多くが自分のポリシーに固執した頑固者が多い中、著者の姿勢は新鮮に感じました。
そうよ大事なのは誰のポリシーが正しいかじゃなくて、世の中が住みやすくなることなんですよね。
最近の私は荻上祭状態。この後「いじめを生む教室」読みます。 -
Posted by ブクログ
規則を厳しくすればするほど違反が目立つ
子供のためというより、学校がいかに画一的に管理していか、地域社会からの批判を避けるための校則になってしまってる。
僕自身、中学校の、生徒会は一期生だったので自分たちで校則を作った覚えがあるけど、あれは画期的だったなぁ、今思えば。
高校も緩い規則だったのであまり不自由に感じなかったけど、昔から異様な校則はたくさんあり、今も残ってる。学校や先生のために。しかし、管理するための負荷が高すぎて、先生や学校の負荷を自ら高めてしまって本末転倒。
閉めた帯は緩めると落ちて行く気がして自分の責任では緩められないんだろうね。
しかし、内田良さんがあんな風貌だとは知らなかった…
ムスメの学校選びのポイントとして校則も考えないといけないなと思った -
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荻上チキのラジオ聴くようになって、本書購入。
確かなデータから感情論ではなく具体的な論調に進めていくまとまり方。
いじめは個人的な要因よりも環境的な要因から生まれ、外的なポジションの先生や保護者がストレッサーになって加害者にいじめを誘発させている。
中学、高校生の時は学校さらに限定したら教室が世の中の大半を占めてしまう。そこから弾かれたり、疎外感を感じてしまったらほんと暮らしにくい毎日だよ。個人的に本書で定義されたいじめらしいことはちょくちょくあったけど、個人間じゃ解決できないよな。先生、教育委員会、保護者が介入するべきだし、ヘルプを出してもいいんだよという認識を子供に持ってもらうよう教育が必要なんだろうな。