荻上チキのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレいじめに関しては、皆がただの感想や経験則で語りがち。その中で学術的な研究結果に基づいた論説を繰り広げるこの本はとても貴重であり、評価できる。自分は「いじめは犯罪なのでどんどん警察を介入させるべし」という意見だったがそれは根本的な解決にはならないというくだりは「確かに」と唸らされた。数年後に各種データをアップデートした改訂版の発行を期待したい。
結論として生徒の親ができることは多くなく教員に委ねざるを得ないのいうのはなかなか厳しい現実だった。残念ながら本書が提案するような「ゴキゲンな教室」が政策的に実現されるのは当分先だと思うので、それまでは学校ガチャ、教員ガチャでハズレを引かないための自衛を -
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Posted by ブクログ
ネタバレ検証 東日本大震災の流言・デマ
荻上チキ著
2011年5月20日発行
光文社新書
東日本大震災が起き、フクイチ事故に至った時、一時、石原都知事(当時)が、パチンコ屋の営業や自販機を止めれば、節電が出来ると繰り返し訴えていましたが、あれは実はネットでのデマから始まったことをご存じでしたでしょうか。
私は知らなかったが、この本に経緯が詳しくかかれています。
セ・リーグの公式戦を予定通り開催すべきかどうかの議論が起きた時、試合を強行しよとして批判を浴びたジャイアンツ。親会社の読売新聞が「東京電力管内の主な産業や施設などの電力消費量」という表を掲載したが、誰かが、その一部だけを切り取り、ランクの -
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Posted by ブクログ
第一部「新聞はいかにして「偏る」のか」は、タイトル通りの内容。原発再稼働問題などのいくつかのテーマについて、各紙の記事を引用しながら、各紙のスタンスというか、右か左かのポジションを浮き彫りにしているのが面白かった。
また、同じ右や左でも、各紙の個性のようなものもあって、それもまた面白いです(特に産経の資質という言葉に関するダブルスタンダードの指摘は面白かった)。
第二部は世論調査が各紙でやり方違うとか、第三部は書評欄の裏側とかが書かれていて、興味深かったです。
ちょっとだけ新聞読みたいと思ったけど、まあ読まないかな。読むとしたら飛ばし記事が得意な日経かと。