荻上チキのレビュー一覧

  • セックスメディア30年史 ──欲望の革命児たち
    知らない世界ばっかでした。いや、ちょっとは知ってたかな笑
    内容は、事例に基づいた報告と考察といった感じ。
    性に関する表と裏のビジネスや世間の考え方、法規制の流れがするするーっとつかめた。
    とりあえずTENGA社長の熱意に感動しました。障害者の性問題に関しては、多くのヒトが考えているんだなあと。良心的...続きを読む
  • セックスメディア30年史 ──欲望の革命児たち
    TENGAの社長のインタビューが最高。
    イノベーターはモチベーションの置きどころがまず違うな~。

    また、
    TENGAとラブドールの話題で共通して出ていた、
    「障害者の性」という問題は興味のあるトピックなので、
    福祉の視点からのものも読んでみたい。

    電車で座って読んでいたら、
    前の女子高生がギョギ...続きを読む
  • セックスメディア30年史 ──欲望の革命児たち
    今の20代後半以降男子向?アダルトトイTENGA開発インタビューのモノづくりへの執念のくだりが秀逸。ポケベル~携帯なんかのコミュニケーションツールの変遷など、実はアダルトメディアって枠にとらわれてないかんじ。
  • 経済成長って何で必要なんだろう?
    「働く」、「儲ける」厳しさを感じる昨今。
    本書はまずそのメカニズム、つまりこれまでの経済成長そのものを示す。
    続いてその2面の繋がりをそれぞれの立場から模索する。

    この2面に対して、それぞれの立場が互いにどういった認識を持って活動しているかが示され、その対比を通してそれぞれがどの部分に働きかけてい...続きを読む
  • 社会的な身体-振る舞い・運動・お笑い・ゲーム
    [ 内容 ]
    激変するメディアは私たちの「身体」をどう作り替えてきたのか。
    ケータイを巡る「不安」、マスコミとネット論壇の「共存関係」、一発芸人の「意義」、ポスト社会運動と「身体化の快楽」…気鋭の批評家が、私たちを取り巻く2000年代のメディア環境に鋭く迫る画期的評論。

    [ 目次 ]
    第1章 有害...続きを読む
  • 経済成長って何で必要なんだろう?
    「最低限生きていける保障があれば、そこから先は市場と競争の原理に従わざるを得ないだろう、それを支えるため経済の成長が必要である」ということらしい。頭で考えてるだけでなく実現に寄与してほしいところではあるけど...
  • 経済成長って何で必要なんだろう?
    日本の貧困問題について、経済学の立場から切り込んだ本です。
    この本を読んで、自分が経済学についてわかっているようでわかっていないこと実感。
    いろいろな政策がある中で、経済的合理性の視点で確認する必要があることを感じました。
    それと正規・非正規問題では、正規の雇用条件を悪く(解雇しやすくする)方向での...続きを読む
  • 経済成長って何で必要なんだろう?
    タイトルそのものの答えは、「日々社会は進歩→新しい価値を生み出さないと人が余る→成長そのものが社会を支えるために必要」というとこでしょうか。やっぱり少し詭弁かなと感じてしまう…
    Anyway, コーディネーターの経済学者が私より若いことに驚きました。キレのある文章を書くなー。論理構成やスタンスは賛同...続きを読む
  • 経済成長って何で必要なんだろう?
    知の生産と流通を大学という特権的な場から解放して、現代人の生活にもっと身近なかたちで展開することを組織目的とする「シノドス」が、現代社会を多角的に検討する「知」の交流スペースにおいて、経済政策、マクロ経済学者の飯田泰之氏、内閣府経済社会総合研究所主任研究官岡田靖氏、フリーライターの赤木智弘氏、NPO...続きを読む
  • 経済成長って何で必要なんだろう?
    貧困問題の解決を経済学の視点からアプローチ
    飯田泰之と他参加者との対談という形式
    対談=話し言葉なので読みやすい
    飯田泰之(経済学者)×岡田 靖(経済学者)
     …高度成長時代のまとめ タメになります
    飯田泰之(経済学者)×赤木智弘(「『丸山眞男』をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」の...続きを読む
  • 社会的な身体-振る舞い・運動・お笑い・ゲーム
    ■目次

    第1章 有害メディア論の歴史と社会的身体の構築
    有害メディア論の構造/ソクラテスの文字批判/小説がバッシングされた時代/紙芝居批判と「教育紙芝居」の登場/「教育談義」に招き入れられるメディア/ メディア浸透の四段階仮説/たまごっちとポケベルをめぐる議論はなんだったのか/ニューメディアの登場...続きを読む
  • 社会問題のつくり方 困った世界を直すには?
    社会問題をどう解決するか?
    →社会問題ってビジネスで解決するイメージを持って読んだら、ひとりの困りごとを政治的に解決する方法だった、壮大。

    「何を言っても変わらない状況が続くとどうせ無理だ、という学習的無力感
    絶望モードから解決モードへ進めていくこと」
    というのは社会や憲法まで大きく捉えなくとも、...続きを読む
  • 社会問題のつくり方 困った世界を直すには?
    無力から微力へ、仲間と一緒に、というところは勇気づけられるような気分になった。

    政治家と一緒に、あたりからは、そんなふうに私たちの話を聞いて行動できる人が政治家の中にいるのだろうか…と思ったり、そもそも、今のこの社会でちゃんと機能するものなのかだろうか…と、考えることこそが学習性無力ということなの...続きを読む
  • 社会問題のつくり方 困った世界を直すには?
    政治への参加の仕方、法律を起案するところまで…はじめの方でつまずくだろうなー。仲間集め。
    こんなほんが学校に置いてたらやってみようってなる子とかも出てくるのかな。
  • もう一人、誰かを好きになったとき―ポリアモリーのリアル―
    線形というモダンから、離散的なポストモダンへ、か。

    時間軸の多様性へなのかな。物質的にだけは豊かになったということなのだろう。人生の配分というところかね。
  • きみの人生はきみのもの 子どもが知っておきたい「権利」の話
    社会的に困った時に相談する機関についても書かれているので、ハンドブック的な意味合いが強い印象を受けました。
    困った時に使える本だと思います(ただし、利用したい時に、その、相談先がなくなっている可能性があるので注意が必要かと思います。)
    子ども向けに書いているものだと思いますが、何処となく、諭している...続きを読む
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線
    コロナ後の世界というのはわたし自身にとっても明確にいろいろな意味でそれまでと変わりました。
    わたし自身は50代半ばですがワクチン接種は拒否しています。
    コロナウイルス自体に関しましては、日本人にとってはもともと大騒ぎをするほど大して問題ではなかったのですが、健康な人達までもがコロナワクチン注射を受け...続きを読む
  • きみの人生はきみのもの 子どもが知っておきたい「権利」の話
    なんだか安心できた話でした。

    私は両親から大事にされているし、友達も優しいし、困ったことはあまりありません。友達関係で悩むことはありますが、すぐに仲直りすることがほとんどです。けれどこの本を読み、嫌なことがあっても、他の人に頼ることができるというのを、現実として感じることができました。


    困った...続きを読む
  • 宗教2世
    どこに生まれてもどのような状況下になってもなんとかなる社会。
    困りごとを抱えた人が何かに騙される必要なく、支援につながる社会。
    親や家族に問題があっても、子供を直接支えることも可能な社会。
    社会制度の改善が必要。
    とのこと。

    宗教問題だけじゃなくて、困った時に助けてくれる社会を作ることが大事だと思...続きを読む
  • いじめを生む教室 子どもを守るために知っておきたいデータと知識
    信を置く著者の手になる、興味深い分野の著書、となると、これはもう読んどかないと。気になった点を列挙すると。
    ・環境からのアプローチで行動変容を促す
    ・抑圧的な態度の教師の教室ではいじめが多い
    ・子どもと大人のフレーム外し
    といったところ。まとめると、子ども目線に立てる教師・教室、っていう感じか。何だ...続きを読む