とり・みきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
引き続き3、4巻。
ネロの命令でローマに呼び戻された
プリニウスですが
さっさと抜け出してまた旅に出ないと
そのうちネロに変に目をつけられる!
持病の喘息もひどくなるしね。
古代ローマ時代も
都会は空気が悪いもんだったんだ…。
ネロはどんどんポッパエアに
振り回されるようになるな。
彼女もすごい悪女というわけではなく
手に入れた自分の地位を
強固なものにしたい一心でしょうが
そこに民衆のためとかは、ない。
『テルマエロマエ』にも描かれてたけど
道路とか水道とかインフラが
すでに重要な政治的意味を持ってのが
なんかすごいなぁ。
そして、無事ローマを出立した
プリニウス一行は
ポンペイの大噴火 -
Posted by ブクログ
『博物誌』を記した
古代ローマのプリニウスが主役です。
基本、シリアス。
しかも、なんと合作とは!
人物がヤマザキさん
背景がとりさんの担当らしい。
確かにちょっとタッチ違う。
でも話に入り込むと気にならない。
最初はベスビオの噴火から始まり
2話目で過去へ戻って
エトナ山の大噴火の被災地で
書記となるエウレクスに会う。
視点はこのエウレクスだったり
プリニウス自身だったり
はたまた帝都で
愛人ポッパエアに入れあげて
失政するネロだったり。
とりあえず開幕の1、2巻って感じで
実は一気借りさせてもらったので
まだまだ続きます。
プリニウスの用心棒がわりに
いつも傍にいるフェリクスがナイス。 -
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Posted by ブクログ
筒井康隆・原作『筒井漫画瀆本 壱』実業之日本社文庫。
筒井康隆の原作を17名の漫画家や芸能人がコミカライズしたアンソロジーの文庫化。『壱』というからには『弐』もあるのだろう。
大昔、筒井康隆にハマり、文庫本を読み漁った時期がある。SF、コメディ、ミステリー、ナンセンスと様々なジャンルで、その才能を発揮した筒井康隆の作品を漫画化するとどうなるのか……かつて、筒井康隆が自らの作品を漫画化した『筒井康隆全漫画』も読んだが、漫画家により解釈や表現の仕方に特徴があり、興味深い。
収録作品は、内田春菊『ムロジェクに感謝』、相原コージ『死にかた』、吾妻ひでお『池猫』、 いしいひさいち『大富豪刑事』、