とり・みきのレビュー一覧

  • プリニウス 1巻

    無料版購入済み

    面白い

    古代ローマの政治や文化が緻密に描かれてる。まさにヤマサキマリ先生という感じ。ネロ皇帝の暗殺計画、帝国の内乱、ヴェスヴィオ火山噴火など歴史的大事件にプリニウスが関わっていく様子が描かれ、当時の様子がとてもリアルに感じられます。人間ドラマなども描かれ、単なる歴史解説漫画にとどまらない面白さで溢れてました。

    #タメになる

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    2025年11月11日
  • プリニウス 12巻(完)

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    完結。壮大な物語だった。時代背景を十分に加味した風景描写が素晴らしく、しばし見とれてしまうこともしばしばだった。

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    2025年08月29日
  • プリニウス 12巻(完)

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    10年の時を経て完結。歴史に記録されているところは押さえた上で二人の作者による調査と空想による壮大な物語。暴君ネロは実は精神的に虚弱という設定、歴史的な記録がよくわからないプリニウスを好奇心旺盛なお方として描き、諸国漫遊とを上手く対比させての構成もよかったです。作画も素晴らしく古代ローマに一時連れて行っていただいているかのようでした。楽しく読めました。

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    2023年10月08日
  • プリニウス 9巻

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    信頼していた将軍も処刑し、祭りにうかれ、麻薬漬けとなり、狂人となったネロ。プリニウスと面会するも正気には戻れない。孤独な皇帝の悲劇ですね。
    プリニウス一行は、再会と別れがありつつ、新たな旅に向かう。権力と自由どちらがよいかはわからないですね。

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    2023年10月07日
  • プリニウス 8巻

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    ネタバレ

    奸臣により市民の心は離れ、師匠セネカにも自死を求め、愛妻も毒殺され、精神崩壊寸残の皇帝ネロ。なんだか気の毒。プリニウス一行は、アレキサンドリアからのクレタへ移動。世界の七不思議の2つと歯車仕立ての機械に驚く。

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    2023年10月07日
  • プリニウス 10巻

    購入済み

    完結!

    この巻はネロの最期が上手く描かれた名作です。後代の説を捨て、残忍と言うより悲しい王様を描くことで当時のローマを理解できそうです。とりみきのとんでもない細かさに、完結するのかと心配してましたが杞憂でした。

    #深い #感動する #ドキドキハラハラ

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    2023年07月21日
  • プリニウス 1巻

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    ガチネタなのに続きが気になる! テルマエ・ロマエはギャグ系なのに、ローマが突如近くにあるような錯覚を覚え。まさかのプリニウスもここまで興味深くマンガで楽しめるとは思わなかった!
    もう少しプリニウスを知りたいので、博物誌読んでみようと思う。

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    2025年12月02日
  • るんるんカンパニー 4

    購入済み

    クルクルくりん

    るんるんは、本は現在購入できません。ので、本サイトにて全冊購入しました。大変古い作品ですが、すばらしい!私はくりんちゃんのファンでもありますが、同等の面白さ!おすすめ!(要望:あずまひでお、のふたりとごにん、を販売してください笑)

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    2019年06月30日
  • プリニウス 7巻

    Q

    購入済み

    掲載誌の廃刊で...

    掲載誌『新潮45』が、LGBTへの差別的エッセイの掲載から批判と攻撃を受け、早々に廃刊を決めてしまった。
    社内他誌への引越し等して、絶対に存続させて頂きたい。
    個性豊かな登場人物、描き込まれた絵、史実の研究、有事の古代人の行動...全てが想像を掻き立てる。良い作品。

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    2018年09月27日
  • 石神伝説 2

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    南方熊楠と粘菌の関係が出るのは良いとして、
     このホームレスのをっさんは、あじましでお大先生のホームレス時代がモデルの可能性があるさうである。へー。

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    2018年02月27日
  • プリニウス 1巻

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    博物誌のプリニウスやエウクレス、セネカ、ネロなどなど歴史上の人物が動き、語り、絡み合う。面白い。とりみき氏の背景の巧さもすごい。

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    2018年02月12日
  • プリニウス 4巻

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    ネタバレ

    面白いなあ、としみじみ思うのは幽霊についてプリニウスとフェリクスが押し問答をする所。
    単純に「見える人」と「見えない人」の構図であるし、「科学」対「迷信」でもあるし、「前進する意思」と「後悔の念」でもある。ヴェスヴィオスの大地震の甚大な被害の後で語られるから、もちろん震災後の日本人にも重ねられているのだと思う。
    揺れ続ける最中も常に明日への一手を考え行動する彼らが心強い。

    さてあと半分はポッパエアが舞台の中央に躍り出てきた。セネカもブッルスも彼女を見くびっていたのだろうか?類い稀な理性や頭脳が駆逐されてしまった原因がわからない。
    幼稚な自己愛がふりかざす狂気!それを利する策謀家も登場して、ダ

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    2016年06月17日
  • プリニウス 3巻

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    ネタバレ

    ポッパエアの妄執が虚ろなネロに注ぎ込まれてゆくのを黙って見ているローマの政治家たち。寒々しい。一人の暴君が悪政を行ったという短絡的な寓話から跳躍して、陰影のある物語が展開してゆく。2巻の娼婦への虐待も、悲劇に感動し妄想を膨らませたという背景を見せて説得力がある。小さな悪が次第に加速してゆく様を見せて鳥肌を誘う。

    アトレウスの若さゆえの懊悩が主観でなく客観的に描かれているのも好ましく思う。人間のドラマもこの広大な世界の一つの事象に過ぎない。重大だが些細である。
    ローマを離れて快復する憂鬱にハイジを彷彿。またはラスコーリニコフを蝕むサンクトペテルブルクを思い出す。
    「自分」に囚われる若者特有の気

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    2016年06月17日
  • プリニウス 2巻

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    ネタバレ

    うぉぅ!ますます面白い!高度に発達した都市ローマの描写がまず面白い。インスラ(アパート)の三階より上に住みたく無い!とか。パニス(パン)の種類とか。

    そしてネロ!ネロに対するプリニウスの評価が、物言わぬ周囲の人間たちの思いを表している。混迷する政治。繊細なネロはその空気を感じてますます捻れていく。助けて!ネロは心中でプリニウスに訴えていたのではないか。

    水道管の技師の出てくるくだりも面白い。本作では珍しいアクションシーンと、ローマの下水道技術の話。のみならず文明論にも発展。フェリクスの嫁も10年前は技師の孫娘みたいに可愛いかったのかなあ…。

    それにしても、ここまで画面の描き込みが濃厚なマ

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    2016年06月17日
  • プリニウス 1巻

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    ネタバレ

    面白い!博物学の大家の素顔に迫る伝記のような体裁の中に「ほらふき男爵」みたいな一幕が出現したりする。不思議。
    皇帝ネロの描写も魅力的で、先行きが楽しみ。大まかな記録しか無い時代を描くので、細かなニュアンスはヤマザキ氏&とり氏の裁量にかかっている。作家の「込める」力をダイレクトに感じられて楽しい。

    大の男が何かに夢中になる姿というのは、崇高で愛らしい。『テルマエロマエ』のルシウスしかり、プリニウスしかり。その知識が役立つかはさておいても、彼らの視野には人間社会の営みがしっかりと捉えられていてグッとくる。

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    2016年06月17日
  • プリニウス 2巻

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    これはもしかして私の願いのすべてをかなえてくれる連載になるかも。

    ローマの日常を生きた人々の話が、歴史的偉人の人生とリンクし、そして現代や地域を超えた類推と対比をもたらし、
    最後には大きな悲劇で収斂する。

    1ッ間で皇帝ネロと将軍ヴぇスパシアヌスにヴェスヴィオス火山が出てきたからには大河になるんだろう、とは思っていたが、コルブロのパルティア戦役も出てきた。これはユダヤ戦役も当然出てくるし、あとはどこかでオトとガルバも出てくることになる。
     塩野本を除いて、この時代を日本語の物語にしようと思った人がかつていただろうか?なんか、すごく貴重なものを見せられている気がする。

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    2015年02月21日
  • プリニウス 1巻

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    アバウトでマジカルで一瞬『動物のお医者さん』の漆原教授を連想させる風貌にして、もしドリトル先生が実在したらまちがいなく私淑したに違いない捨て身の探究心。
    とんでもなくスケールの大きいこの博物学者が実在したっていうところにシビれます。
    両先生にただただ感謝です。

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    2015年02月15日
  • プリニウス 1巻

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    プリニウスみたいな男性、まぁ変人なんですけど、たまらなくタイプ。ということは、作者の1人ヤマザキマリさんと男性の好みが似ているんでしょう。

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    2014年07月12日
  • プリニウス 1巻

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    マンガ学会で話が面白かったTop2の合作ということで販売前から購入を決意

    絵の緻密さもさることながら、プリニウスのセリフの一つ一つが面白い
    虚実の境が淡いのもいい感じ

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    2014年07月10日
  • 石神伝説 1

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    東邦新聞の新人記者・桂木真理は、地下鉄の車庫をつくる工事のなか出現したという地下の巨石について取材に向かう。巨石はすでに爆破されて処分された後だったが、その直上にある氷川神社に昔あったという「夜泣き石」の伝説を知る。
    まもなく、有楽町線で事故が起こる。それは、これまで巨石によって封じられていた先住民の神・アラハバキ神が復活したためのものだった。
    真理は「ヤマトの軍隊」自衛隊が地下でアラハバキ神と戦う姿を目撃する。

    かつて、石の呪力をテクノロジーとして操り、彼らまつろわぬ神を封印した集団――それこそが物部氏である。 蛇=夜刀の神に苦戦する自衛隊の前に、一人の自衛官が進み出る。彼が手にしていたの

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    2011年11月06日