とり・みきのレビュー一覧
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賢人になれる気がする
プリニウスという人を初めて知りました。ヤマザキマリさんの作品でなかったら、一生知らなかったかも。現代科学とは違うけど、昔の人が世界をどのように「科学」していたのか知ることができる良書。なにより、小難しくなく分かりやすいのが良い。プリニウス、眉間にシワの寄ったオジサンですが、憧れます。
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Posted by ブクログ
前回取り上げてから2年近く経った。いつの間にかその間に3巻も進んでいた。言うまでもなく、プリニウス「博物誌」から想を得た一世紀ローマ時代の博物記録なのだ。いろんな発見があるので、この辺りで記録する。以下の箇条書きは、素っ気ない書き方をしているけど、素っ気ないマンガでは決してない。緻密な描写は驚嘆に値するし、誠実な描き方に2人のローマ愛を感じるのである。
4巻目。
・ポンペイ噴火の17年前に起きたポンペイ大地震の描写が、素晴らしい。水道の枯渇、深海魚の打ち上げ、赤い月、大量の羊の死骸、鳥の大群、そして起こる大地震。大地震は62年に起きたそうだが、詳細な記録が残る文化が既に確立していることの