とり・みきのレビュー一覧

  • プリニウス 3巻

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    ローマ時代紀元一世紀。皇帝ネロの時代。「博物誌」で知られたプリニウスの世界を描く。「テルマエ・ロマエ」がコメディタッチだったことに不満があったヤマザキマリは、今度はシリアスに描きたいと思っていたらしい。しかし、彼女はアシスタントを使わない主義。しかし今度は1人では描けない。そこで相棒に選んだのがとり・みき。凝り性の2人が描けば相乗効果で、とんでもない「博物誌的な漫画」が出来上がった。

    彼らが描くローマ時代を見ると、つくづく現代の古いヨーロッパとほとんど変わらない世界が現出する。日本では弥生時代なのである。しかし、プリニウスの頭の中は、ところどころ非科学的な性急さはあるものの、科学的に世界を見

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    2016年03月24日
  • プリニウス 3巻

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    ローマの治安、ネロ、そしてポンペイと何だか不穏なイメージ総登場だ。現代の世紀末みたいな感覚だったのかな、と当時を想像する楽しさを教えてくれる。ストーリーの起伏もあんまりないこのマンガじたい一種 博物誌的だ。

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    2015年11月04日
  • プリニウス 2巻

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    舞台は帝都ローマへと移り、緻密な描き込みに拍車がかかる。漫画としては少々読みにくく感じるほどだが、繰り返し見て味わうには適している。
    皇帝から娼婦まで多彩な人物が続々と登場し、ストーリーも込み入ってきた。気楽に読み流せる作品ではない。

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    2015年02月14日
  • プリニウス 2巻

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    皇帝の真情せまる訴え、部下の大活劇、次のコマに登場するなり全く別の事を考えてるプリニウス、すごい外し芸で笑った。大友克洋や上條淳士らを思い出させる背景画描写の徹底も、設定や物語の一部になり特にプリニウス邸なんか実に魅力的。

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    2015年02月14日
  • プリニウス 1巻

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    こんな(すごい / 変な)男がいる! 古代ローマ面白い! の2点、包括すれば1点で貫く突破力。1巻の段階ではひたすらぶらぶら寄り道だけしているというのもすごい。

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    2014年12月29日
  • プリニウス 1巻

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    ローマもの。
    今回は、タイムスリップ無し。

    背景をとり・みきが描いていると聞いて、ビックリ。

    わたし、昔、水木しげるは、絵が下手だと思っていて、それは、キャラクターの絵しか見えていなかったからで、実はものすごい細かい背景が点描で描いてあったりするのにある日突然気づいて、ビックリしたことがありました。

    もしかして、とり・みきも、そうなのか。キャラクターに、ごまかされていた??
    そうかも、しれない。

    むさいおっさんが、ひたすら好奇心を持って世界を見るというだけのマンガですが、これがけっこう、楽しいです。

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    2014年09月17日
  • プリニウス 1巻

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    スティーブ・ジョブスに似ているかもしれないちょっと変人的な所と非常に大盛な好奇心。この人(プリニウス)の書いた博物誌も読みたくなる。画面の密度が濃く読み込むのにちょっと疲れるが、見れば見るほどいろいろな事が描かれているので、面白いのと、博物誌にもでてくる怪しい生物なども姿を現してくるのもいい。

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    2014年08月20日
  • プリニウス 1巻

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    今のところ、これといって派手なストーリー展開はなく、むしろ淡々としていると言ってもよいほどだ。それでも引き込まれて読んだのは、何よりもプリニウスという人物の強烈でユニークなキャラクター性ゆえだろう。博覧強記にして子供のような好奇心。人生を妙に達観したところもあるが、自分の欲望には正直な男である。
    一方、これまたキャラの濃さでは引けを取らぬであろう皇帝ネロが悪役的ポジションで登場、物語はこの二人を軸に進行していくと見える。
    入念な作画も見ごたえ十分で、重厚な歴史劇にふさわしい仕上がりとなっている。

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    2014年08月17日
  • プリニウス 1巻

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    プリニウスねえ・・・と思ったのだけど、なるほど、ここを典型的ローマ人と観るのか。プリニウスの口述書記が出てきてストーリーテーラーになるのだが、『博物誌』はまさに大学の講義の実況中継のよう。
     そして、イマイチ感覚をつかんでいなかったが、丁度ネロ帝と「四皇帝の年」を話の中で入れることができるわけだ。小プリニウスに触れればトラヤヌスも出せるかもしれないし、なるほど、確かにこれは面白い人物譚となるかも。

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    2014年07月10日
  • 冷食捜査官(1)

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    90年代を中心に、長い期間をかけてあちこちの雑誌等に描かれてきた短編を集めたもの。同一テーマで同じ主人公なので、連作短編集のように読める。描かれた時期がかなり違うのに、絵のタッチもストーリーの味わいもまったく違和感なく読めるのは流石である。

    舞台は近未来。食料はすべて合成食品になっている世界で、前世紀の遺物である冷凍食品を求める人々と、それを取り締まる冷食捜査官のハードボイルドな戦い…。このシリーズは作者も気に入っているとのことだが、残念ながらこの第1巻しか刊行されていない。ぜひ続きを描いてほしいものだ。

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    2012年06月05日
  • 冷食捜査官(1)

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    「21世紀には地球は暖かくなると説いた奴はどこの誰だったろう
    名前が思い出せれば今すぐにでもその男の家へ行きすべての暖房器具を破壊してやりたい気持ちだった」

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    2011年12月22日
  • DAI-HONYA ダイホンヤ

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    2010年以降、時代が少しだけ作中の世界に近付いてしまったようで、少し複雑な心境。

    だからこそ、ギャグ全部抜いて、織田か松山あたりの俳優さんを主役にしたら、それなりに当たりそうな気もする。ギャグ抜いた時点で見ないけど。

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    2011年03月18日
  • 冷食捜査官(1)

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    事件の中心にあるのは冷凍食品。サスペンスでちょっといい話っぽい形式になってはいるが、結局は冷凍食品。話の中にこの著者独特のギャグがはさまっているのでそれがまた、たまらない。

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    2011年03月08日
  • 新・土曜ワイド殺人事件 京都藁人形殺人事件

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    大傑作であった前作に比べると…、

    1.2人ともギャグマンガを描かなくなっちゃった
    2.情報量が多かった前作に比べ、ページに余裕があったのでスピード感がいまいち

    だが、とり みきの丁寧なペン運びには感心する。
    よくぞ、ここまで描いたと…。

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    2009年10月04日
  • プリニウス 1巻

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    スティーブジョブズに比べて、展開をしらないのでこちらの方がそのストーリー(またはキャラクター)に遠慮せずものを言うことができてるのだと思う。
    プリニウス

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    2025年10月13日
  • DAI-HONYA ダイホンヤ

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    とり・みきだなあ
     しょーもないギャグがちりばめられてゐる本屋×近未来SF。クリスチーナとか、派遣捜査官とか。似たやうなのに「ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議!?」があるけど、こっちが先行作品。ブレードランナー? ダイ・ハード? 古いSFってかんじ。星雲賞コミック部門だが、他の受賞作と比べて有名ではない。

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    2024年07月13日
  • プリニウス 1巻

    無料版購入済み

    個人的には好きだけど

    歴史オタクの自分にとっては悪くないテーマ。
    こんな作品、誰も書こうと思わないだろうしね。

    一方、多くの人にとっては「皇帝ネロ」「ポンペイ」あたりがかろうじて聞き覚えのある単語程度で、全く未知の世界だと思う。
    むしろ、「フィクション?異世界もの?」と思うかもしれない。
    主人公も小難しい事ばかりを言うオッサンだし。

    という事で、一般ウケはしない作品だろうなと思う。
    新潮45→新潮で連載されていたという事で、この味わいがわかる文化好きの大人向けという事だろうか?

    嫌らしい言い方をすれば、「テルマエ・ロマエ」等で大ヒットしたヤマザキマリだから描けた(描くことが許された)作品と言えるかもしれない。

    #憧れる #カッコいい #深い

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    2024年04月22日
  • プリニウス 1巻

    購入済み

    重厚な絵柄とストーリー

    面白いのか面白くないのかというと、まだわからない。ポンペイ大好き、古代ローマ好き、ヤマザキマリさんの漫画好きなので読んでみた。

    #深い

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    2024年04月20日
  • プリニウス 11巻

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    少年期から青年期のプリニウスを描く。一部フィクションですが、いなか育ちのよさが際立ってましたね。現代の田舎と都会の様子ををローマ時代に置き換えたような話数でした

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    2023年10月07日
  • プリニウス 1巻

    購入済み

    文字多め。
    テルマエが好きだったから読んでみたけど、ギャグはないので読むのは時間がかかります。
    片手間ではなく、しっかり読む時間をとって、どういう人物だったのかを学んでいこうと思います。

    #深い #タメになる

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    2023年09月19日