北方謙三のレビュー一覧

  • 魂の岸辺

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    北方謙三の少年モノである。どうして女が描く少年は小学5年から中学2年までの大人一歩手前になって、男の描く少年は大人になるまでを描くのだろうか。

    眠れなかった。躰の芯の方に痛みがある。佐野とやり合った時より、ずっとひどいようだ。一発一発のパンチがずしりと肚にこたえた。
    やるだけはやった。久我とやりあって、勝てるはずも無いことは、頭のどこかでわかっていた。だからやめる。そうしなくてよかった、と周一は思った。最初からやめていれば、闘う前に負け犬だ。やりあって負けはしたが、それは第一ラウンドの負けのようなものだ。
    寝返りを打とうとしたが、背中あたりがひどく痛んだ。顔も腫れているので、横にはむけられな

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    2012年09月26日
  • 楊令伝 七 驍騰の章

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    天威星、双鞭の呼延灼のための巻であったかのようです。不器用な親父の顔を史進が照らし出してくれる所もぐっときました。

    解説は俳優の宇梶剛士さん。この巻を締めくくるのに相応しい、素敵な解説だと思いました。

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    2012年09月22日
  • 楊令伝 十五 天穹の章

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    楊令の死で夢は潰えたのか、いやまた次代へと風のように靡いていくのでしょう。前シリーズの水滸伝よりは儚さ、哀しさが滲む物語でした。覚悟して死を隣りに日々生き切る漢達の姿は忘れません。次シリーズ岳飛伝の文庫化までまだ何年もかかるでしょうが、じっと待つ楽しみにしたいと思います。

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    2012年09月21日
  • 楊令伝 十五 天穹の章

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    ネタバレ

    前作からずっと追い続けてきた人物の物語が終った。

     『水滸伝』はまさに叛逆と破壊の物語であり、志のもとに集った並みいる英雄たちが、強大な権力に挑み、壮絶な戦いを繰り広げていた。克明に描かれる漢たちの強さ、弱さ、絆、愛、怒りと悲しみに幾度も胸を熱くさせ、また熾烈な策謀や戦闘のシーンでは、敵味方問わず夢中になった。
     前作に対し、『楊令伝』はその緊迫感や爽快感をやや欠いた。
     四散していた梁山泊の同志たちが、北の大地に消えた楊令を見つけ出し、新たな頭領を得るところから、宗教という要素を持ち出し、人間存在や戦とは何かを徹底的に追求した方臘戦、それを乗り越え究極の戦人となった童貫将軍との最終決戦まで

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    2012年09月20日
  • 楊令伝 十四 星歳の章

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    国の形が姿をあらわすがその行く末は誰もわかりようがない。それは止められない奔流となって英傑達を翻弄する。しかしその中で水滸伝からの漢達が儚く死にゆく様はやはり寂しくもあります。次巻ラストにそれぞれの生き様をしっかり見届けます。

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    2012年09月18日
  • 楊令伝 十一 傾暉の章

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    ネタバレ

    西方からの交易の道が成立する。
    葉敬が遣う、梁山泊製の日本刀が完成。
    岳飛、楊令、史進も驚く、秦容の超人的な戦闘能力が発揮される。

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    2012年09月16日
  • 楊令伝 十一 傾暉の章

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    揚令は耶律大石に、国作りについて
    「そういう国ができると、本気で考えているのは、俺ひとりかも知れない。できればいいとか、目指すべきだ、と考えている者は多くいますが。」
    と語っている。
    本気で考え、本気で目指す。夢を見る。
    刺激をもらいました。

    でも、そんな素晴らしいと思われる、国に対して、岳飛はおかしいのではないかと疑問視する。
    両者とも、民を第一に考える意味では同じであるが、結果は異なってくる。
    色々な考え、手法はあるのだから、自分の考えたことには自信を持つ。そして、実現を目指す。それが大事だと思う。

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    2012年09月04日
  • 楊令伝 十五 天穹の章

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    ネタバレ

    どのような結末になるのか、ハラハラどきどき頁をめくって行った。最終巻である以上、楊令は無事ではないだろうという予感はあったのだが、意外な最期に唖然とした。それは、あまりにあっさりとした死であった。読者は、見事に騙されてしまった。無事であってくれという、一抹の期待も裏切られてしまった。でも、なぜか、清々しさが残った。

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    2012年09月02日
  • 楊令伝 十五 天穹の章

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    楊令伝の完結編
    もう少しで「替天行道」の国が実現する。その実現のため、最後の闘いに挑む。多くの困難が梁山泊を襲うが、一つ一つ切り抜けてゆく楊令。そして完結。
    最後は、楊令から岳飛のバトンタッチ
    楊令が作ろうとした国はどうなるのか?まだまだその先を読みたい。

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    2012年09月01日
  • 吹毛剣 楊令伝読本

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    2012年08月 07/65
    人物図鑑や歴史年表を読み始めると、登場人物や物語の深さや関係を発見して、もう一度読みたくなります。水滸伝から読みなおすかなぁ。

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    2012年08月30日
  • 楊令伝 十五 天穹の章

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    2012年08月 06/64
    ついに完結。激しい戦と眺めるのみの自然の力の対比が印象的。もう一度読みたい。

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    2012年08月30日
  • 楊令伝 一 玄旗の章

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    北方水滸伝の続編、、、読み始めちゃいました。全15巻。
    またあの心が揺さぶられるような物語が始まるかと思うとwktk 滑り出しは上々。

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    2012年08月12日
  • 楊令伝 十三 青冥の章

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    死は常に側にあり、漢達はその引受方を見つめている。生と死を分けるものは何なのでしょうか? その分け目を乗り越えたこれからの岳飛からは目が離せません。生を紡ぐ国家に思いをはせる楊令の静謐さの中に危うさを感じた13巻でした。

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    2012年08月04日
  • 楊令伝 十四 星歳の章

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    楊令伝も終盤に差し掛かり、生き残った過去の英傑たちも徐々に物語から退場し始め、昔からのファンとしては寂しい限りですが、国のあり方については、また盛り上がり始め、目が離せなくなってきました^^

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    2012年08月01日
  • 楊令伝 十四 星歳の章

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    また泣いてしまった。
    今回は常に戦場の真ん中にいた男の話です。
    いよいよ、楊令の狙いが理解されはじめます。クライマックスに向けて、いったいどうなるんだろう?

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    2012年07月28日
  • 楊令伝 十四 星歳の章

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    経済を核とした国家を建設しようとする梁山泊と旧来の体制を指向する国家の南宋との戦い。
    その中で水滸伝以来の人々が次々と退場していく。

    楊令の目指す国家観が経済成功とともに、梁山泊に人々や南宋、金の人々にあらためて国家とは何かを考えさせる。

    楊令伝はどんな完結になるのか?超近代的な国家はできるのか?

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    2012年07月28日
  • 楊令伝 十一 傾暉の章

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    楊令が、李富が、岳飛が頭の中に描く「国のかたち」が少しずつ固まってくる第11巻。

    一歩先んじて、梁山泊だけは「国のかたち」を現実にしつつある。
    南宋、金国、岳家軍、それぞれに糧道を押さえ、兵士を増やし、機会を待つ。
    多くの英傑が去っていく中、梁山泊軍には楊令以来のスター登場の気配。

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    2012年07月27日
  • 楊令伝 十三 青冥の章

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    ネタバレ

    壮大な物語だ。国家とは何か?国家とはどうあるべきかを問う。北方謙三はとんでもない小説書いてしまったことか。この先どうなることか?

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    2012年07月17日
  • 楊令伝 十三 青冥の章

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    岳飛と蕭珪材の最終決戦
    そして南宋、金・斉と梁山泊の関係の緊迫度が増していく。

    梁山泊の貿易立国は、予想よりも順調に進む。
    そのことが、梁山泊の人々に、周囲の人々に影響を与える。

    楊令はどこまで想定して計画していたのか?
    梁山泊の行方が非常に気になる巻です。

    歴史的には1133年くらいと思われる。

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    2012年07月28日
  • 楊令伝 七 驍騰の章

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    呼延灼があの双鞭が、穆凌を呼延凌だと言った。やっと、だ。巻頭の書には「張平」とある。楊令は張平に笛を持たせた。この笛がいずれ馬麟に関わるのか、燕青に関わるのか、不安が広がる。7巻で心揺れたのは、兵站部隊の件だ。いま、兵站部隊は李立が率いていて、彼らは兵糧が足りないときは兵糧を食べない。運ぶだけである。それだけで李立を印象づけられるのに、「誰が決めたわけでもないが、そうゆうことが当たり前だという雰囲気を作ったのは、曹正や蒋敬や李立」とある。曹正と蒋敬の兵站の戦いに奥行きが出て、わたしは本当に嬉しい。野戦以外の戦いも細かく描かれているのが『水滸伝』『楊令伝』の好きなところである。解説は宇梶剛士。な

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    2012年07月09日