木下けい子のレビュー一覧

灰かぶりコンプレックス ２ 【電子限定おまけマンガ4P付】

木下けい子

めっちゃきゅんきゅんする。末長くらぶらぶしてほしい。かなちゃんやミチルにもステキなお相手が現れますように。

月光坂の花屋敷 秋

木下けい子

天然ひとたらし描かせたら天下一品…。
ひとを好きになるのは時にはひとを傷付けることになる。
それでも選ばなければならない。
どちらにも愛があって、その意味合いは違うけれど失いたくない。
辛い選択だけどそこを乗り越えたから見える世界もある。

月光坂の花屋敷 春

木下けい子

え、続きモノなの⁈ ガクっ。
このほわかした画で残酷な物語を書くから油断出来ないのだ、木下さんたら。

お坊さんとお茶を 孤月寺茶寮ふたりの世界

真堂樹 / 木下けい子

モテている空円に動揺し、提案を叱られ冷たいと言ってしまい悄気返り、覚悟にどうしたと訊かれ、果ては告白。成人男性とは思えない風だけれど慣れれば初期マリみてのような魅力。真っ直ぐな憧れの好意と影響し合う様子。三久の言葉に実は揺さぶられている空円の掌編が特に胸苦しくて然り気無い覚悟と空円の関係も良かった。

今日も月が綺麗

木下けい子

特に最初のお話がよかったです。
自分から告白した瑛太の不安も「わかる、わかる」と
読んでいたのですが、
後半、それまで瑛太を不安にさせていた二木先輩の気持ちもわかると
二人ともがとても愛おしく感じました。

17 生徒 【電子限定おまけマンガ4P付】

木下けい子

先生を好きになってしまった高校生。いくら好きでも無理矢理だなんてサイテーだよ！若者の暴走こわい。青くて苦い。続編、17教師へつづく

キスよりやさしく 【電子限定おまけマンガ4P付】

木下けい子

続編出てたのか。しらなかった。やっぱりこのカプ可愛い。ゆっくりゆっくりお幸せに。有貴も早くいい人見つけて欲しい。

ドント・クライ・ベイビィ

木下けい子

不毛な恋ばかりしている男と、その取引先の獣医の話です。
あっという間に最後まで読んでしまいました。

過去の男の言動を気にして擦れた人間のようなことをしている男が受けなのですが、この男がなんとも健気で、その健気さといったら、まるで飼い主を探して鳴いている迷い猫（作中より）の表現がぴったり。
でも強がってるから、街中で自分を振った男とばったり会っても、笑顔で「（結婚）式絶対行くから」
とか言ってしまうんですよ。
きゅんてした（笑
獣医も、いろんな意味で的確なツッコミが素晴らしかったです、はい。
下半身がパンツ一丁の状態ですごまれても、怖くないですよね（＾＾；

***
『巡り会うよベイビィ』のスピンオフ。
BL初心者に良いかもしれません。

好きで、好きで（２）恋みたいな、愛みたいな

安西リカ / 木下けい子

志方がツボでした。　この　照れもしないで真っ直ぐに向けられる愛情。志方の想いを解ってないのは穂木だけですね。

お坊さんとお茶を 孤月寺茶寮三人寄れば

真堂樹 / 木下けい子

軽い感じで始まった物語でしたが、3巻目にきてやっと、先輩僧侶2人の過去が語られましたね。
老師は空円とは違う雰囲気で、でも、流石に空円も覚悟も包み込む懐の深さのある人物らしく面白くなって来ました。

好きで、好きで（２）恋みたいな、愛みたいな

安西リカ / 木下けい子

好きで、好きでの続編。

相変わらず、穂木が一人でグルグルするのを少しずつ自分で納得して行って志方の隣に居る自分を肯定出来るようになっていくのが良かった。
雑誌掲載の『恋みたいな、愛みたいな』では子供を可愛がる志方を見て、書き下ろしでは手術する自分に対する志方の不安を知って、で穂木がやっと自分に安心出来て良かったと思いました。

志方が指輪を買ってあげてるのがほんと、良かった！幸せだね〜良かったね、と。

隣の彼

木下けい子

こんなに自然な感じのBL恋愛ドラマをみたのは初めて。かなり面白かった。

はじめっから松田くんの口調が馴れ馴れしいのが気になったけど、そこ意外はとても自然だし、ほっこりするし、ユーモアもある。

テレビドラマ化しても面白いんじゃない？

好きで、好きで（１）【電子限定SS付き】

安西リカ / 木下けい子

2017/04/16
良い、とにかく良い。
一途でただひたすら好き。
そんな人に出会えたことが素敵。
しかもそれが両思いで付き合ってる！

『桜散るころ』は
穂木の可愛さが満載すぎるー！
志方と付き合えたことが、
ほんとにほんとに幸せなんだろうなぁ。

好きで、好きで（２）恋みたいな、愛みたいな

安西リカ / 木下けい子

好きで～の続編。志方のことが好きすぎて拗れててるのなんか笑ってしまった（笑）お互いなくてはならない大事な存在なんだっていうのが、じっくりたっぷり読めて満足。素敵な関係だな～としみじみ。柊も可愛かったし家族にカミングアウトして団欒してるのも和んだ〜。三沢さんも幸せそうで何より。

17 生徒 【電子限定おまけマンガ4P付】

木下けい子

こーゆうけい子さんの話待ってた！！て読んだ後の充実感というか。
有岡の片思いがこれからどう実っていくのか楽しみ！ハッピーエンドが見れたら良いなぁ。レイプ紛いの事をして泣いて許される事でもない事実を重く受け止めて改心して先生に好かれる努力をしていくような行動に好感が持てる。

お坊さんとお茶を 孤月寺茶寮三人寄れば

真堂樹 / 木下けい子

シリーズになっているという「お坊さんとお茶」。
実は第３冊目から読んだのですが、
今までの経緯とか、あまり知らなくてもスッ〜と世界に入り込めました。
話は３話から成っていて、見習いの三久目線が最初の２つ。最後の話は先輩僧の覚悟さんの話。
3話とも、不思議な魅力をもつ空円さんに心寄せられていく様を描いているのですが、
読者の私も次第に、しだいに空円さんに惹かれていくのです。
悩みを、執着を捨て、ひたすら無に生きようと、修行する、、、修行すればするほど、ムクムクと出てくる執着に如何に対するか、
それは何も僧の世界だけのことでなく、私たちすべてに当てはまることです。
だから、空円さんのストイックな生き方に惹かれながらもハラハラとして、覚悟さんの一つ抜け切ったあり方に全体を見て、見習い三久さんと一緒に成長できるような気がしました

オールトの雲

一穂ミチ / 木下けい子

一穂さんにはめずらしく、幼馴染みの学生もの。
流星と太陽、まったく違う二人なのに、この二人じゃなきゃだめ、と読み手にも思わせる互いの想いを感じた。
太陽パパの再婚相手が魅力的。

好きだからキスしたの？ 【電子限定おまけマンガ4P付】

木下けい子

「キスも知らないくせに」の続編。
藤沢くんのかわいい思考回路に、またもやキュンキュンです！

前回ようやくキスまでたどり着いた綾瀬と藤沢。ストーリー的には胸キュンのハピエンだったのですが、現実的にはキスでおしまいではなく、その先のほうが大変なわけでww
気になる二人のその後が描かれています。

いやいや、今回もほんとに汚れゼロのピュアな恋心が眩しかったです…高校生同士の初々しいラブに、エロエロな心が洗われました。
藤沢はオクテで恋愛慣れしてない子で、一線を越えることが怖かったり不安だったりするのが全部態度に出ちゃいます。
さわられると過剰反応するのがかわいい…！すごくまっすぐに育った感じで、臆病でありながらも自分の意志がはっきりしているのがいいです。
そんな反応されて次のステップに踏み込めずにいる綾瀬も、藤沢への愛が深すぎるのが伝わってきて微笑ましいです。類にヤキモチ焼いたりするしw
類が今回もすごく良い人枠でしたww前回始めのうち当て馬だと思ってたけど、本当にいい親友で安定のポジション。
それに比べて、有貴は嵐を呼び込んできましたよね…
ちょっとイジワルだったけど、よく考えれば彼も気の毒でした。

二人が悩んでぐるぐるして、だんだん心の距離が近づいていくまでが自然で、心に素直に流れ込んできました。

まだ先は長い二人なので、Hはゆっくり確かめ合いながら進んでほしいです。意外に藤沢が積極的に迫っていきそうかなと妄想ww

オールトの雲

一穂ミチ / 木下けい子

いまではお仕事もののイメージの強い一穂さんの学生もの。瑞々しくてきらきらして純粋で、一途さと繊細さが端々から溢れていて、書き留めたい言葉がたくさん。

個人的にガツンとインパクトのある一穂作品が好きなのでそこまでのパワーは感じないのですが、柔らかくて優しくてきらきらとまばゆいこの世界は根強い人気なのがわかるなぁという感じ。
ふたりの純粋に思い合う気持ちはもちろん、家族への想いがあたたかで心が優しく包まれました。

夜の寓話

杉原理生 / 木下けい子

[紙飛行機]

読み手を選びますね

好みが分かれる話だと思います。
なんて退廃的なんなんだろうって、感じで
ミステリー的というかサスペンス的というかの要素含みつつ展開されていきますが、
終盤の伏線回収後、結局、「純愛」だったのかしらと感じました。
盲目的で偏執的で不器用な「純愛」と。
まあ、攻の遍歴凄過ぎて笑いましたけどね。