伊藤たかみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小学生高学年でオトコオンナのミカと
双子の兄ユウスケ。
男の事して生まれたかったミカは暴れん坊で
すぐ男の事ケンカしちゃいます。
んで、胸が膨らんでくるとか、
男の子がそれで手加減し始めるとかが余計嫌で、
密かに泣いてます。
オトトイの側で。
ユウスケは頭がすこぶる良いわけでも、
運動能力に秀でてるわけでもないけど、
妹の心配もしつつ、
いろいろ悩みがあり子供心を痛めたりしてます。
心の優しい子だよね。
こいつ。
で、ミカにオトトイを紹介されます・・・
ん、悲壮感は少ないけど
ちょっとだけ複雑な家庭事情もありところどころ
うるっときますね 。
オトトイって結局なん -
Posted by ブクログ
伊藤たかみが書く人間が好きです。
力の抜け加減が絶妙なのです。
本当の人間はそうそうのことがない限り大声をあげては泣かないし歯茎を剥き出しにしては怒らない。
実際私は泣いているときだってアクビは我慢できないし
怒っていたって心の隅にいるもう一人の自分が時間を気にしていたりする。
そういう説明のつかない人間のおかしなところが作中に散りばめられているから伊藤たかみの書く人間は魅力的でリアルな個性を持つのだと思う。
この物語は人との別れ、親子の再生、と簡単な言葉で本筋は説明できてしまう。
よくある話をそう感じさせないのはやはり出てくる人々が生きていると思えるリアルさがあるからなのかな。 -
Posted by ブクログ
だんだん悪くなっていく空気
自分が悪いとわかってながら止められない言葉
素直じゃない態度
相手を思いやる余裕
大切なものを大切にする
ゆっくりと空気が柔らかく溶けていく感じ。
あぁ幸せだなって言葉にしなくてもにやけちゃう感じ。
そう言う気持ちを思い出したのは自分にも同じような経験があるから。
傷つけあって、守りあって、繰り返して。壊れて。
まだ自分は壊れていく過程しか知らない。
強くなっていく過程を知らない。
1人でいる時間が特別なんだって、一人暮らしの楽チンさは特別なんだって。
いつか誰かと生きていく時間を当たり前にしたい。今が特別なんだって。 -
Posted by ブクログ
作中最大の関心事に見える「主人公が指輪をはめたかったのは誰?」という謎の解明は、実は添え物であることが次第に分かってくる。
だって、答えは書いてなくても、次第に主人公の気持ちはなんとなく汲めるようになってくるから。
つまるところ、本作は謎解きミステリーではない。
自分がプロポーズをしようと思っていた女性が一体誰なのかを見極める過程を通じ、アダルトチルドレンである主人公が大人になってゆく成長模様を描写した物語である。
という視点で、気になった部分を再度読み返してみると、特に気にも留めていなかったような些細なものも、実は何かのメタファーとなっていたり、また違った世界が見えてくる。
バーチャル・ -
Posted by ブクログ
ネタバレほんの一部分だけ記憶喪失、でもそれが大事なプロポーズしたい相手・・
29歳同棲してた女に振られた腹いせのごとく結婚したいなんて、
そこがまず子供!って思ってしまいました。
私も優柔不断だけど好きな相手は1人に絞って欲しい。
むしろ絵美里1人だけが本当の好きな人だから、
何となく心地よい3人とお付き合いしてたのかな・・
男の人って全員が全員こうじゃないですよね?
この本を読む10日前にたまたま29歳の優柔不断男に振られたから小説の彼とその彼を比較してしまいました。
好きな人がいるのに何となく私と遊んでいたこと、
過去にも現在にも未来にも属していないようなところがすごく似てました。
ただ、私は -
Posted by ブクログ
おもしろかった。
途中三股相手についての薄い描写が続くなどで飽きそうにもなったけど、最後の急展開、そして曖昧に終わらせた感じが、逆に読後感をよいものに。
また、解説がよかった。
失敗したくない人は先に読んでみてもよいかも。
Memo:
「価値観さえ合えば、結婚したくなる。価値観とは、何を大事にするかという大きな意味じゃなく、きっと、どの時間を一番大切にしたいかという意味なのだ。プライベートな時間とか、仕事の時間とか、そういう脈絡の中における価値ではなく、過去、現在、未来のどれを大切にするかということだ。」
「結婚できない男たちは、過去でも現在でも未来でもなく、止まった時間の中にいる。まさに氷