伊藤たかみのレビュー一覧

  • 八月の路上に捨てる

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    2010.08.07 A

    「八月の路上に捨てる」:表題作。敦と知恵子の関係、特に喧嘩のシーンが秀逸、リアル。
    だからお互いに欲しいのは…、のくだりが、本当に素晴らしい表現。
    水城さんみたいな人でも、また誰かと居たくなるのか、と考えさせられた。

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    2010年08月08日
  • ミカ!

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    中1くらいのときに読んだ本です。この本で本格的に小説にハマりました。章の綴り方も、ストーリーもすべて面白かったので、すごく衝撃的でした。関西弁は慣れない人には、気持ち悪く感じるかもしれないけど、私にはむしろ心地よかったです。こういう青春小説書ける人ってすごいな。普通に尊敬します。続編もあるので、そちらもお勧め。

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    2010年02月10日
  • ミカ!

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    何年か前に一気読みした本。
    詳しい内容は忘れたけど、未だにイメージ、雰囲気は残っている。
    いきいき!すごくおもしろかった。ミカ×ミカ!もすぐ読んだ。

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    2009年12月11日
  • 八月の路上に捨てる

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    伊藤たかみは、青春もの(学生の甘酸っぱい感じ)の小説しか読んだことがなくて、大人が主役だと、このひとはどんな物語を書くのだろうと思っていた。この本に、すごく胸をつく一文がのっていた。その一文からタイトルがきている。その一文のための小説のような気がした。主人公は紛れもなく大人。何者にでもなれると信じていて、でも何者にもなれなかった大人。でもこれも青春。むしろこれこそが。まぎれもなく青春の物語だと思う。

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    2009年10月04日
  • 八月の路上に捨てる

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     ああ、わかるなあ、ほんと、結婚生活ってこういうところあるよなあ…・・と、少しずつ、大切に文章を拾っていきながら読みました。
     初めの一つからずれて置かれた上に、積み木を積み上げていくような結婚生活。グラグラと揺れながら積み上がっていく危うさ。初めから積み直せばいいのに、もう、面倒臭くてそれも出来ず、最後は崩れるしかない。その一つを置くのが自分なのか相手なのか。
     些細なことが重なって、本当に一つ一つは些細なことなのに、それがどんどん我慢出来なくなっていく。小さなことに拘って後に引けなくて、馬鹿みたいに譲れなくなってしまう様は、哀しくて、滑稽で、静かに痛かったです。
     話をしようと座れと促すの

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    2009年10月07日
  • ミカ×ミカ!

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    ミカを自分にあてはめて遊んだりしてました。
    この作品を読まなかったら、いまの私として私はなっていないはずだ!

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    2009年10月04日
  • ミカ×ミカ!

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    ミカ!の続編。解説でも言ってるけど前作を読まなきゃ読めない続編ではない。
    けど、ミカとユウスケの「成長」を感じたいなら、前作から読まなきゃだめだ。

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    2009年10月04日
  • ミカ×ミカ!

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    中学生になったミカとユウスケ。前作の期待を裏切らず、ちゃんと成長した二人の姿を見せてくれる。老若男女問わず、たくさんの人に読んでもらいたくなるような、そんな児童文学。

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    2009年10月04日
  • ミカ×ミカ!

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    ミカ!の続編。小学生から中学生になった二人の成長が見られる。前作のオトトイ同様、今回はインコのシアワセがキーとなる。ミカ!の続編ではあるが、これ一冊でも十分楽しめる。

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    2009年10月04日
  • 指輪をはめたい

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    話の設定は何か間抜けなものを感じさせるものである。記憶を無くした男の物語。それも唯一思い出せないのが誰にプロポーズしようとしていた事というのだ。だが、話は進み、徐々に分かってくる作者の意図。凍りづけのマンモス。男とは何かとつい考えてしまった。

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    2009年10月04日
  • ミカ×ミカ!

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     「ミカ!」から「ミカ×ミカ!」になって、ホントにタイトルどおり二乗分面白い。続編って鮮度が落ちそうな気がするけど、こいつに限っては全然大丈夫。

     さてさて、やっぱり男性作家が描く男の子は無理がない。「DIVE!」や「バッテリー」の主人公たちのようにカッコよくはないけど、肩が凝らない。で、普通の中学生の男の子から見る女の子の不可解さがすごく巧く描けてて納得できちゃうのである。だんだん遠い存在になっていくミカと家族として理解しあっているミカの両方を受け止めるユウスケが微笑ましい。年の近い姉妹がいるってこういう感じなのかなあってね。おいらは兄しかいないので、なんだかちょっと羨ましい。なんて言って

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    2009年10月04日
  • ミカ!

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    伊藤たかみのミカ!を読みました。主人公のユウスケが双子の妹のミカといっしょに成長していくという物語でした。ユウスケとミカはいま小学6年生で、ミカはオトコオンナと呼ばれているくらいわんぱくな女の子なのに、ユウスケはゲーム好きのおとなしい男の子です。思春期の入り口で両親の離婚に遭遇してしまいながらも二人は明るく生活していくのでした。ミカが魅力的でユウスケとの掛け合いが面白く、オトトイと名づけられたきみの悪い生物もいい味を出しています。続編が出ているようなので、続けて読んでみたいと思います。

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    2011年07月18日
  • あなたの空洞

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    面白かったです。特に「母を砕く」が。伊藤さんの小説にはよく本当にあるのかわからない機械が出てくる。少し女性的なところが好き。最後の話はサボテンを捨てるところがクライマックスなんだろう。

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    2025年02月08日
  • ぼくらのセイキマツ

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    ネタバレ

    読み終わった後に幸せな気持ちのままでいれる恋愛小説が好きなので、とても良かったです。あくまで主人公視点なので詳しくは描かれませんでしたが3人の日常をとりまく人達にも魅力を感じました。

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    2024年02月12日
  • ぎぶそん

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    青春だぁ〜!
    のめり込むように読んで、文化祭のライブは目頭が熱くなった。最後のリリィとガクの初々しい一生懸命な感じも良い。
    かけるとマロもかわいいし、みんながみんなにとって必要な関係になっていて最高だった。

    橋本紡さんの解説にも書いてある通り、さやま団地のこと、バンドエイドで半泣きになったリリイのこと…質感まで伝わってきて、いいよなぁ〜。

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    2023年12月13日
  • ミカ!

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    オトトイは結局何だったのだろう?
    ミカ×ミカを先に知ったので、小学生の話だと思わなかった。あとがきにも書いてあるけれど、大人が読んでも充分おもしろい。

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    2023年09月18日
  • 八月の路上に捨てる

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    一つの文章が短くて、読みやすい。
    凝りすぎでない印象的なフレーズも多い。
    少し切ないラストも良かった。

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    2022年11月01日
  • ぼくらのセイキマツ

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    青春のカタチは人それぞれ。例えば「その時しかできないことを、思いきりすること」と定義した場合、青春は誰にでもいつでも訪れるものとなる。中三のときにしかできない青春が、ぎっしりと詰まった一冊でした。

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    2022年09月20日
  • 八月の路上に捨てる

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    大きな出来事は起こらない、淡々とした日常だけれどじわじわ面白かったです。
    3篇とも、入り込み過ぎないし離れすぎないでいて絶妙でした。初めから離れている、表題作の明日離婚する夫婦は置いといて…人と暮らすのって難しいなと思いました。「何もかも本気だったのだ」、しみじみわかります。誰からも理解されなくても、間違ってなかったって思っていたいあれこれ、ある。
    長年連れ添ってたら乗り越えられることもあるかもしれないけれど、かといってそれまで待つ気力も体力も残ってない関係も確かにあると思うので。
    解説が津村記久子さんで、なんか同じ空気を感じる作家さんがいた気が…津村さんか!となりました。解説の冒頭で、津村さ

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    2022年08月23日
  • ミカ×ミカ!

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    双子のミカとユウスケ。物語はユウスケの語りで進んでいく。親友のヒロキ、ユウスケの事が好きなちづる,オトコオンナと言われた活発なミカがコクって振られた畑山、ある日飛んできてそのままいついたユウスケだけに こっそりしゃべる青いインコのしあわせ。中学生のちょっとした日常,でも両親が離婚していて父に引き取られ、新しいおかあさんになるかもしれない香坂さんとのできごと。なんだかいろいろ複雑なんだけど、ワクワクしてしまう。しあわせは、死んでから幸せを運ぶ青い鳥になったのかもしれない。ミカと畑山、ユウスケとちづる,それぞれ仲よくなって幸せで。大学生編のミカ✕ミカ✕ミカがでると嬉しいのだけれど。

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    2021年09月11日