伊藤たかみのレビュー一覧
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ネタバレ入院中の俊二が気になっているのは、病院内でも有名になっている今時珍しい付添婦の秋田さんのことだった。
余命わずかのナツメ氏の付添をしている秋田さんだが、彼を看取って引退するという噂もあるなかで
病院という毎日が同じことの積み重ねをしているうちに、日々が同じピースで組み合さっていく退屈な日常に埋もれながら
秋田さんのことを気遣う人生の中での特殊なとき。
看護師とか病院関係者がむやみやたらに薬を持ち帰って服用しているとか、
病院で働いている友達がまったく同じことをしているからわろたw
死んでしまったかつての友人が流れ着いた思い入れのある島に行こうと、バツ2でアル中の売れない作家の加藤と、離婚の危機にいる飯島の話、
ボギー、愛しているかは、男って、めんどくせえ~って感いっぱいだった。
男女って難しいよね。
毎日を生きていくって、難しいよね)^o^( -
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30歳までには結婚する、とOLさんのような決心をしていたのに、学生の頃から同棲していた彼女に「いつまでも子供っぽくて大人にならない」と言われて30歳を目前に振られてしまい、その腹いせもありとりあえずプロポーズまでは20代のうちに済ませようと指輪も購入したのに、スケートリンクで転んで頭を打って、直前の数時間の記憶を無くしてしまった男、テル。人生の一大事にもかかわらず誰に指輪をあげようと決めていたのかも思い出せない。なぜなら3人のタイプの違う子と付き合っていたから!記憶と自分の本心を探して迷いに迷う男心をきれいごとにせずに描いたイマドキ小説。最後にどんなオチがあるのかと思っていたけど何やら拍子抜けするような不思議な結末でした。書きたかったのは娯楽小説ではなく、男心だったのかも。だとしたらちょっと読み方を間違えた。映画化されていますがだいぶ設定は穏やかに変更されているようです。
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8月最後の日に、飲料自動販売機の商品補充に回るドライバーとその相方のそれぞれの人間模様を描いた作品。
ドライバーの水城さんは、この日を最後にドライバーから内勤へ異動する。主人公は、妻との離婚届けを明日提出する。
登場する2人の人生観や価値観に、強い何かを感じさせない表現になっている。どちらかの登場人物からも強いメッセージ性のある言葉が語られません。淡々と、精緻な自販機への商品補充業務を表現しています。ある八月の仕事の情景を描きながら、2人の男女間、結婚感が語られます。プライベートの上手くいかない部分も、仕事という生きていくための作業の一部に組み込まれているかのような感じです。離婚することになったから、仕事に集中できないなんて、描写は出てきません。そんなことも生きていることの一部に過ぎないという感じさえします。生きる上で、仕事/プライベートのどちらかが、どちらかに影響を与えて、干渉すること自体が、無意味な感覚です。題名にある「八月の路上に捨てる」の”捨てる”ものは、何だったのか?2人の登場人物のそれぞれの過去を捨てて、それぞれに出発し直すということだと思います。ただ、それさえも強い共感を励起するわけではありません。人生の時々を、それなりに生きてきた人間のあるがままの明日に向かう姿を描写しきったものだと言える。 -
Posted by ブクログ
夫婦とはどういうものか
【内容】
芥川賞を受賞した表題作をふくむ、全2編の短編集。
離婚届の提出を翌日に控えた男性が、自動販売機にジュースを補充する仕事をしながら同僚の年上女性に結婚生活を振り返る。
【感想】
「結婚生活が破綻していくプロセス」のリアルさには、しみじみとせつない気持ちになります。どちらが悪いのではなく、ボタンの掛け違いが積み重なることによって、結婚生活は破綻していくものなのだろう。
タイトルのセンスは抜群だ。
ただ、個人的には文体がグッとこない。
芥川賞受賞作であるが、村上龍氏の選評が興味深かったので記載する。
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『現代における生きにくさ』を描く小説はもううんざりだ。そんなことは小説が表現しなくても新聞の社会欄やテレビのドキュメンタリー番組で『自明のこと』として誰もが毎日目にしている
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【引用】
東京で生きていくには、ただ息を吸うだけでも金が要る。