伊藤たかみのレビュー一覧

  • 指輪をはめたい

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    ネタバレ

    設定に惹かれ読んでみたが結末がいまいち理解できなかった。
    自分の理解力が乏しかったと言われればそれまでなのだが。

    おそらく、主人公が「ゆびわをはめたい相手」は元カノなのだろう。
    そこまでは読めるが、エミの存在とエミに似た最後の救急隊員がわからない。結局主人公の意識の中だけで時間がたっていて・・・・ってことなのか。


    自分の中で着地点を見つけることも大事なんだと気づいた作品になった。

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    2012年11月09日
  • ミカ!

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    自分にも小6という時代があったはずなのに、覚えていないのはなぜなんだろう…
    ミカがどう成長していくのか楽しみ。

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    2012年10月09日
  • 海峡の南

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    伊藤たかみの文庫新刊。文庫が出ていると読む作家となったが、今回の作品はまだ消化できていない。後ほどレビューを書きます。

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    2012年09月30日
  • 指輪をはめたい

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    結婚しても良いと真面目に思える"価値観"の捉え方が、おもしろかった。
    女はきっと"好きなモノが一緒"とか、"嫌いなモノが一緒"、とかそんなのが多いよね。たぶん。

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    2012年08月22日
  • フラミンゴの家

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    H24/5/27
    離婚した元妻が入院したため、元夫が小6の娘を預かる話し。
    最初はぎこちない親子関係だったが次第と商店街の人達と馴染んでくる。母親との離別と新たな出会いと発見の物語。読み始めは田舎のヤンキーみたいな人達が出て来てちょっとふるくさくて嫌だったが、そのうちまあ人柄がでてきて馴染んできた。

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    2012年05月27日
  • 秋田さんの卵

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    ネタバレ

    淡々としていてなんかいい
    かるーく読め、なにか感じさせてくれる作品。

    秋田さんのいい人過ぎ無い様や意外な情を持っている様がいい。

    一生懸命タバコの空き箱で細工を作っている様子が浮かんできて
    ちょっとせつなくもあった。

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    2012年05月26日
  • 指輪をはめたい

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    30歳までには結婚する、とOLさんのような決心をしていたのに、学生の頃から同棲していた彼女に「いつまでも子供っぽくて大人にならない」と言われて30歳を目前に振られてしまい、その腹いせもありとりあえずプロポーズまでは20代のうちに済ませようと指輪も購入したのに、スケートリンクで転んで頭を打って、直前の数時間の記憶を無くしてしまった男、テル。人生の一大事にもかかわらず誰に指輪をあげようと決めていたのかも思い出せない。なぜなら3人のタイプの違う子と付き合っていたから!記憶と自分の本心を探して迷いに迷う男心をきれいごとにせずに描いたイマドキ小説。最後にどんなオチがあるのかと思っていたけど何やら拍子抜け

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    2012年05月23日
  • 秋田さんの卵

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    『ボギー、愛しているか』と『秋田さんの卵』の2編。
    『ボギー、愛しているか』は自宅に帰りたくない夫の話。ええー、少し前にも『我が家の問題』でそんな内容を読んだばかりなのに…それほど帰宅したくない男って多いのか? うちもだったら!? と考えると恐ろしいわ。そうでないことを祈る。
    男ふたりで中学時代の友人ボギーの命日にW島へ行こうと言う。男の友情ってこんな感じ?
    『秋田さんの卵』は病院での出来事。入院してるってこんな感じなんだろうね。狭い空間であれこれ制限されると人の噂話で盛り上がりそう。
    表紙のイラストが印象的で可愛い。

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    2012年04月09日
  • 八月の路上に捨てる

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    8月最後の日に、飲料自動販売機の商品補充に回るドライバーとその相方のそれぞれの人間模様を描いた作品。
    ドライバーの水城さんは、この日を最後にドライバーから内勤へ異動する。主人公は、妻との離婚届けを明日提出する。

    登場する2人の人生観や価値観に、強い何かを感じさせない表現になっている。どちらかの登場人物からも強いメッセージ性のある言葉が語られません。淡々と、精緻な自販機への商品補充業務を表現しています。ある八月の仕事の情景を描きながら、2人の男女間、結婚感が語られます。プライベートの上手くいかない部分も、仕事という生きていくための作業の一部に組み込まれているかのような感じです。離婚することにな

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    2012年05月08日
  • 八月の路上に捨てる

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    自販機の補充する仕事はリアルで興味深かったけど、離婚とかに興味なかったからかいまいち入り込みかけては戻りの繰り返しだった。

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    2012年03月20日
  • 指輪をはめたい

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    僕は一体誰に指輪を渡すつもりだったんだろう?なんてとぼけた単純なミステリーは、終わりに近づくに連れて答えではなく、途方もなく広がる不安に変わる。とある少女は行き場がわからない男たちに、鎮魂歌を捧げてるようだ。結婚?なんじゃらほい、そんな特に大事なものが無い僕らのための小説。

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    2012年03月13日
  • 八月の路上に捨てる

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    『カンランシャ』に続き、伊藤たかみ2作目。

    3作収録されてるけど、どれも夫婦の関係を描いた作品。
    表題作は、水城さんが非常にいい味出してた。
    敦と知恵子の夫婦は、知恵子がちょっと精神を病んだ時に、敦がうまく受け入れてあげられなかったために関係がおかしくなった…それで離婚に至った。それだけだと思う。
    でも、ただ単にそこだけ描かれると面白くないけど、水城さんの言葉が重いし、すごい大事なこと言ってる。
    『カンランシャ』に比べると、リアリティある夫婦像だった。

    「安定期つれづれ」も、お父さんのブログ中心の展開が面白かった。

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    2011年11月22日
  • 指輪をはめたい

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    サクサク、面白く読めた。こ
    の著者は男女の口論、すれ違う様を描くのが上手い。冒頭を過ぎたあたりから結末を予見できるが、小気味良いテンポで最後まで辿れる。

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    2011年10月18日
  • 八月の路上に捨てる

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    芥川賞受賞作品の表題作と、あと中編2本を収録。なんとなく芥川賞作品はもっと難解なのかと思っていたけれど読みやすかった。家族で同じものを食べていると安心する、という感覚は良くわかる。

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    2011年09月03日
  • ぎぶそん

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    ☆3:ギブソンはギターの名前です?

    感想:ナレーションがメインの男の子と女の子で変わり、独特の情景描写で語る所が特徴的である。基本的には、似たような語り口だが、男はバカで女がませてる、という微妙なキャラ設定の違いが青春っぽさを感じさせる。内容も軽めで読みやすかった。

    紹介文:ぼくはガクと呼ばれている。学校で変わった男のかけると出会う。かけるはギブソンでガンズアントローゼスを完璧に引いて見せた。ガクはかけるのテクニックに惚れて、幼馴染のリリィと中の良いマロとバンドを組んで文化祭でのライブを目指す。

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    2011年08月26日
  • ミカ×ミカ!

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    成長した双子のおはなし
    これだけで読んでもおもしろいかもね^^

    ミカちゃんがどんどんかわいくなっていく
    女の子だな~ 恋とかちゅーとかお化粧とか!うふふ
    ユウスケくんもミカちゃんの変化におどろきつつもうけいれてあげてるところがお兄ちゃんだな~
    オトトイにひきつづきシアワセってド直球のネーミングすぎてわらえる

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    2011年08月07日
  • 指輪をはめたい

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    今のタイミングでこの本は絶妙だったな…。私も子供っぽい男は嫌いだと思いつつ、好きになる男はみんな子供っぽい。つまるところ男性は総じて子供っぽいものなのかな?話の展開は面白いけど、ラストがちょっと微妙。

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    2011年07月13日
  • 八月の路上に捨てる

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    夫婦とはどういうものか

    【内容】
    芥川賞を受賞した表題作をふくむ、全2編の短編集。
    離婚届の提出を翌日に控えた男性が、自動販売機にジュースを補充する仕事をしながら同僚の年上女性に結婚生活を振り返る。

    【感想】
    「結婚生活が破綻していくプロセス」のリアルさには、しみじみとせつない気持ちになります。どちらが悪いのではなく、ボタンの掛け違いが積み重なることによって、結婚生活は破綻していくものなのだろう。

    タイトルのセンスは抜群だ。
    ただ、個人的には文体がグッとこない。

    芥川賞受賞作であるが、村上龍氏の選評が興味深かったので記載する。
    ***
    『現代における生きにくさ』を描く小説はもううんざり

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    2011年06月29日
  • ミカ!

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    女っぽいのがいやなミカちゃんと双子のユウスケくんのおはなし
    小学生とか中学生のころっていちばん成長はやいというか 
    一番からだてきにいろいろかわってくるよね
    酸っぱい涙をたべちゃうオトトイ 謎
    ユウスケシスコン!でも守ってあげなきゃみたいなかんじのはかっこいいと思った

    私が小学生の頃も男の子っぽい女の子いてそのこも今頃おっぱいでかくなって生理もきてんのかと思うと不思議

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    2011年06月18日
  • フラミンゴの家

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    「片瀬さん」とぎこちなかった正人への呼びかけが「パパ」と自然に代わっていくことで晶の心の動きがわかる。
    キャバレー云々という人間関係が中途半端に取り残されてしまったようで、スッキリしなかった

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    2011年02月20日