稲盛和夫のレビュー一覧
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私たちの日常は親から育ててもらった道徳を大事にその人がつくられているといってもいいと思います。小さい頃によくいわれた言葉「お菓子を一人で食べないで友達にも分けなさい」とかそんな優しい思いやりの心の大切さを再認識させてもらえた本でした。人間には利己と利他の精神があり、利他の精神こそが大切な物事の考え方です。仕事も謙虚に天狗になることなく利他の精神がまた自分を見つめ直すブレーキになってくれる。そして物事の判断として損や徳ということでなく善悪で考えることが決定するなかでの尺度になる。
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
そして熱意を持ち続けること。思いを信念にそして胆識になるぐらいの勇気をもつ。自 -
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心から高収益でありたい、と思えるかどうか。まさにこれに尽きるということ。その上で、理念と経営管理の両輪で事業経営するということ。昨今赤字上場がもてはやされ、無借金経営が無能な扱いを受けていたが、高収益、強固な財務基盤がゴールになってしまっているとそうかもしれないが、それにより実現したい世界があれば、高収益ら必要な前提となる。
・まずは既存事業で利益率10%以上を目指し、何が起きても大丈夫な財務体質を作る、それまでは無闇に投資しない
・10%は、売上最大化、コスト最小化の中で、主にコストで達成てきる。売上が上がるから、経費がその分上がる、を許してはいけない
・有意注意
・謙虚にして驕らず
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ネタバレ京セラを一代で世界的企業まで育てあげた稲盛和夫氏の著書。
日本を代表する経営者として何を見、何を感じ、どう考え、何をしてきたのか。
実体験をもとに多くの著書を出版してきた著者がボランティアで悩める経営者に道標を示す盛和塾で塾生の質問にアドバイスをおくる。
まさに生きた経営学であり、マネジメントの教科書。
説明
内容紹介
自らの実体験を率直に語り、問題解決に導く。稲盛流の「生きたマネジメント」が学べる本。
内容(「BOOK」データベースより)
あまたの困難、経営課題を乗り越え、一代で京セラを世界的大企業に育て上げた稲盛和夫氏。リーダーとしての日々の実践の中で培った、「判断力の磨き方」「社 -
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京セラ、第二電電、JALと経営者として成功を続けてきた稲盛和夫氏の経営哲学・人生哲学のエッセンスが詰まった本。稲盛氏が、常に「人間として何が正しいのか」と、自分自身に問い、真摯に仕事や経営にあたり、人生を生きていく中から生まれてきた考え方が「京セラフィロソフィ」であり、本書は、その「京セラフィロソフィ」の内容をコンパクトにまとめ、京セラ職員に配布している『京セラフィロソフィ手帳』を、稲盛氏が一項目ずつ解説していくという形態になっている。
基本的に、ためになる話が書いてあるとは思うのだが、自分の感性に合わず、あまり納得できない内容も少なくなかった。ただ、実際、稲盛氏は経営者として大成功を収めてい -
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稲盛さんすごい。共感するとともに、働き方改革って何なんだろうって心底思う。
・人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
・トップの無私の姿勢
…(JAL)再建にあたった私の姿勢が社員の心を揺り動かしたこともあったと考えている。つまり、私が無給で会長職を引き受け、高齢でありながら全身全霊を傾けて再建に取り組む姿が有形無形の影響を社員に与えていった。
…フルタイムで会長職に専念できるわけではなかったので無給で再建に取り組んだが、どうしても債権を成功させなければならないと考え、懸命に仕事にあたるうちに、週3日勤務と考えていたものが4日になり、5日になり、週の大半の時間を日本航空のために費やし -
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稲盛和夫の経営論は、道徳や倫理に根差していて気持ちがいいです。
この本では見開きで稲盛和夫の考えを学べます。
リーダーとはこうあるべき、それはこういう理由だ、というのがシンプルかつ、情熱的に語られています。
どれも、成功者が必ず実行していることばかりですが、やはり大切なことは共通しているのだと再認識させられる。
中には今日の日本にはそぐわないように思うものもあります。
たとえば、「自己犠牲」ということば。
仕事一筋、家庭を顧みないで休日も休まずに働く、ということを今は「美学にするな」と批判されます。
もちろん、働くことに疲れきり、心を消費してしまうような社会は問題にすべきですし、効率的な仕事の -
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子どもが大きくなったとき用にプレゼントしてもらったが、興味をひかれたので読んでみた。
「まじめに一生懸命はたらくことで、人生が輝きだすんだよ。」
「一生懸命はたらくことは大きなよろこびになるんだよ!」
「一生懸命はたらくことはどんなつらいことものりこえられるようななんにでもきく薬になるんだ。」
「はたらくことは、わるいことをふきとばし、いいことにかえてくれる『薬』になるんだ」
「人が持っている3つの毒、三毒、よくばりなこと、おこること、もんくを言うこと、働き薬をちゃんと飲めばふきとばせるんだ!」
子どもへの説明の仕方として、とても分かりやすい。
薬を飲み続けなければ、三毒を追放することができず