あらすじ
『誰にも負けない努力』という本書のタイトルについて、「私自身がこれまで歩んできた人生を、最も端的に表している。もともと類い稀な能力など持ち合わせない私は、自らの八十有余年の人生において、ただこのことに努めてきたに過ぎない」と述者・稲盛和夫氏はいいます。平成の世の最後に、この至高の指導者より放たれる43話の「ど真剣」なリーダー論は、きっとあなたの心に火をつけることでしょう。 ◆◆収録された言葉の中より◆◆「人間は、もうダメだと思うと、本当にダメになってしまう。そういうときに、大きな夢を描き、組織のメンタリティをガラッと変えることができてこそ、リーダーなのである」「成功者と不成功者の差は紙一重。問題は、うまくいかなくなったとき、『そこから』が、すべての始まりなのである」「真我から発した、他によかれかしと願う美しい思いで着手し、誰にも負けない努力を重ねて取り組んでいることが、成功しないはずがない」
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Posted by ブクログ
誰にも負けない努力
仕事を伸ばすリーダーシップ
著:稲盛 和夫
編:稲盛ライブラリー
覚悟の書、といった印象を受けました。
自分を信じ、小さな努力をひとつづつ、重ねていき、自分の理想たる高見に達すること
問題にあたっては、あきらめず、落ち着いて、考え抜いて、ことにあたる
それを、自分の本分として、笑って続けることができる、リーダの生き様は、まさに茨の道を往くが如しです。
気になったのは、以下です。
・社会が大きく変化を遂げている今は、リーダ受難の時代である。環境変化の波に翻弄され、リーダ自身が変質してはならない。激変する時代であるからこそ、普遍的な判断基準をもち、明確な指針を掲げ、組織に集うメンバーを目標へ導いていくことが求められている。
・今こそ、リーダとは、どのような存在であるべきなのか。原点に立ち返り、そのあり方を根本から問い直すことが大切である
・思いというものは、たいへんな力を持っている。どうしてもこの研究を成功させなければ、という熱意、情熱。そういう思いが蒸気みたいに出て、それが露になって落ちてきたときに、難しいものがパッと解けるのである。
・1日二十四時間、いつもどうにかして、目標を達成したいと考える。そうしたリーダのど真剣さ、が目標達成の鍵となる
・経営と人生において成功したいのなら、一生懸命に働くことである。必死に一生懸命に働く。それ以外に成功の道はないのである。一番大事なのは、誰にも負けない努力をすることだろうと思います
・努力をして、仕事を好きになる。本当に好きになったら、誰にも負けない努力ができる。そうして、一生懸命に働く中で、創意工夫して仕事を進めるようになり、やがては、すばらしい成果ももたらされる
・努力とは、ただガムシャラに働くことではなく、自分の描いた目標を達成するためにはどういう方法があるか、どういうことをやればいいのかを、一生懸命考えることです
・成功者と不成功者の差は紙一重。問題は、うまくいかなくなったとき、そこから、がすべての始まりなのである。繰り返し、繰り返し考える。もうダメだと思わないで、何度もやっていく、そうすると見えてくる
・頭を使うと、人が考えつかないことまでいろいろ思いつきます。それが、創意工夫です
・私は最近、社内において、ガッツというか闘争心が希薄になってきているのではないかと危惧しています。目標に向かって何が何でもという気迫で、なりふり構わず突き進んでいくガッツ、闘争心というものが失われてきているように思います。
・一国は一人をもって興り、一人をもって亡ぶ
・人格や考え方は変わるんです。変わらないほどに鍛え抜かれた考え方、どんなに状況や環境が変わろうとも、条件が変わろうとも、変わらない人格をもっていなければ、真のリーダにはなれません
・経営の第一歩は、自分と苦楽を共にできるような、心が通ずる従業員を作っていくことなのだ。そのためには自信が心をひらき、従業員を愛さなければな
・自分のことばかり考えている人には誰もついてこない。集団の為にそんな役割を引き受ける。それがリーダの必須条件である
・自分は無限の能力を秘めているんだ、とまずは信じること。ただし、いくら信じても、それだけの能力はない。だから、毎日地味な努力をし、自分の能力を築き上げていることが、必要になってくるのである
・今できないものを、何としても成し遂げようとすることからしか、画期的な成果は生まれない
・うまくいく仕事というのは、最終ゴールまですべて見通しがきき、見えている状態でなければならない。はじめる前から自信めいあおのが湧いており、いつか来た道というようなイメージが描けていなければ事業というのは絶対に成功しない
・強烈な意思。強烈な熱意、こうありたいという強烈な願望というものが伴ったときに、初めて物事というのは成就する
・経営というのは一瞬たりとも、安心できる時間がない
目次
序
第1章 思いは実現する
第2章 努力を重ねる
第3章 強い意志を持つ
第4章 人格を高める
第5章 人を育てる
第6章 組織を生かす
第7章 創造する
第8章 挑戦する
結び
附記・出所一覧
ISBN:9784569842516
出版社:PHP研究所
判型:4-6
ページ数:200ページ
定価:1300円(本体)
2019年02月26日第1版第1刷発行
Posted by ブクログ
全従業員の物心両面の幸福を追求する
それくらいの覚悟、責任を持って行動していくことが事業感を持ったリーダーだと感じました。
仕事を好きになる
好きなことは時間を忘れてできるので、仕事を好きになるためにもまずは全力で努力し続けることが大切
意義をもつ
働く上で、世のため人のためにやっているのだから努力しようと意義を持って取り組むことで困難も乗り越えることができる
Posted by ブクログ
本書は、社内外の主としてリーダーに向けて稲盛氏が話をされてきたのを纏めたものである。
私は、稲盛氏の本をかなり読んできたが、リーダーシップという切り口で纏めた本書は、また新鮮に読むことができた。
「強烈な意思、強烈な熱意、こうありたいという強烈な願望というものが伴ったとき、初めて物事は成就する」という稲盛氏の言葉は、経営破綻したJALを復活させた実績からもわかるように、本物だと思う。
どんな仕事についていようと、少しでもリーダー的立場にいるかたなら、本書は大いに役に立つ。
リーダーとして必要なことを教えてくれた稲盛氏に、あらためて感謝したい。
Posted by ブクログ
京セラやJALの経営再建で経営者の稲盛さん。
稲盛さんが亡くなったことで、手にした一冊。
アメーバ経営などの言葉は知っていましたが、それ以上のことは知りませんでした。
著書は、2000年代前半までの稲盛塾での話をまとめたものです。
今の様なワークライフバランスという言葉と無縁の時代もあり、24時間、会社のことを考えてきたとあります。
今は、仕事とプライベートを分けることが当たり前の様に言われていますが、何のために、誰のために働くのかを考えてしまいました。
印象的だったのが、何か新しいことを始めたり、新製品を作ろうとすることは、テクノロジーでなく、哲学だということでした。誰もが成功に対して半信半疑で、自分だけが信じる世界。
世間にそれが受け入れられて、過程が明らかになることで、テクノロジーになるということ。
バブルの崩壊や世界が高い成長力で、日本を置き去りにしていく世界。産業構造も大きく変わってきたけど、夢を持って、働ける世界って大事だなと思います。
Posted by ブクログ
リーダーシップに特化している1冊ですが、自分が何かのリーダーではなかったとしても、より高みを目指すための促進剤になる本です。
1980年代〜2000年代までの語録ですが、一貫して地道に泥臭く努力している姿が純粋にかっこいいと感じ、自分もそうなりたいと目指したくなります。
「目標達成しないリーダーはもうダメです」といったニュアンスのことが特にぐさっときたフレーズでした。
一人ひとりがリーダーという気持ちで「物心両面」の幸福を追求したいものです。
Posted by ブクログ
心の置き所、持ち方の大切さがわかる。
経営者の責任、喜び、苦悩などが知れる。
努力に対する善なる動機付けが有れば、
努力を努力として苦しまず、楽しむことができるのではないかと思った。