【感想・ネタバレ】稲盛和夫のガキの自叙伝のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年03月25日

このブログを見ている方、特にビジネススクールに通っている方に質問。
「起業が成功するための、一番の要素は何か?」答えは「創業者を含めた、社員の体力」である。
したがって、振替伝票を500枚切っただけで、翌日14時間も睡眠を取った大野なんぞ、ベンチャーなんか絶対に無理である。
サイバーエージェントの藤...続きを読む田社長は創業時、一週間で110時間働くことを自らに課したそうだし、子会社の社長に若手を抜擢する理由として、「不可能な事でも、体力で可能にすることがよくあるからだそうだ。」
楽天のCEO三木谷氏もその点は重々承知で、楽天市場に出店を募る時、頑張っていることを新規開拓先に見せつける為に、予めスーツ姿で筋トレをして、汗だくで商談をしたとのことだ。
私も某大学から「大野~ウチのビジネススクールにも、ビジネスオタクの生徒がいて、ビジネススクールを出たら、起業出来ると思っている奴がいるんだ。一度講釈を垂れてくんないかな~」と非公式のオファーがあった。
私はそれにこう答えて、話は流れた。「本物のビジネスをしたかったら、ガチ難しいTOEFLとGMATを受けて、アメリカ行って寝る暇も惜しんで勉強してこい」と。
ちょっと、前置きが長くなったが稲森さんも起業時から徹夜、徹夜の連続である。
「京セラは京都の会社だから、同じ京都の日本電産みたいなノリちゃうん?」と言われる方もおられるであろうが、トップが仕事に頑張ると部下の士気も挙がるのである。
本書では稲森さんの代名詞である「アメーバ経営」云々については、述べてない。
しかし、'稲森和夫 'の本質が分かる本である。
京セラ創業、第二電電設立、京都商工会議所会頭就任等、余すところなく稲森さんの歴史が幼少時代から語られている。
残念ながら、JAL再生については、少し前の書籍ということで入っていない。
しかし、現役の経営者で実績からいって、五本の指に入るであろう稲森氏の足跡を辿るには、十分な本である。
一読をお薦めします。

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Posted by ブクログ 2015年01月06日

もっともっと器を大きくしたい

そう思った
自分なんでまだ努力が足りない
もっとやれる
…そんなエネルギーをもらえた一冊

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Posted by ブクログ 2010年11月25日

京セラの稲盛和夫ということくらいしか前知識は無く、「私の履歴書」シリーズだからと思って手に取りました。
前半の幼少期から起業する話、後半のM&Aの話、そして稲盛フィロソフィー とても感銘を受けました。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

前半、特に会社を興して成長させる過程が特に心にくる。
こんなに熱く仕事が出来たらと感じ、涙するところもある。

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Posted by ブクログ 2016年10月01日

 京セラとKDDIを創りJALを再生させた立志伝中の人物ですが,幼少期から京セラ設立までは挫折と出会いの人生。つくづく人の縁を感じる自叙伝でした。鹿児島大学出身ということはなんとなく知っていましたが,鹿児島での幼少期については本書で初めて触れました。あまり鹿児島人ってイメージはなかったのですが,意外...続きを読むと影響しているのかもしれないと思いました。

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Posted by ブクログ 2016年07月07日

名前こそよく聞くこの方がこんなに熱い人だったとは!血判状をもって会社を興したという話がすごいなと。

以下、メモ
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稲盛 和夫は、日本の実業家。京セラ・第二電電創業者。公益財団法人 稲盛財団理事長。日本航空名誉会長。 ウィキペディア
生年月日: 1932年1月...続きを読む30日 (84歳)
生まれ: 鹿児島県 鹿児島市
学歴: 鹿児島大学

♡我々の心のうちにそれを引き寄せる磁石があって、周囲から剣でもピストルでも災難でも病気でも失業でも引き寄せるのであります(成長の家)

♡心の様相が大切。心が呼ばないものが自分に近づいてくることはない。

・有機化学専攻
・卒論:入来年度の物理的諸性質

1955 S30 京都の松風工業、ニューセラミックス>高周波絶縁性が高いフォルステライト磁気、松下電子工業からブラウン管の電子銃に使う絶縁用セラミック部品への注文増、特殊磁器焼成用の電気トンネル炉も考案

・泊まり込みの日々、机の上におかずがいっぱい入ったお弁当

・上司が、稲盛に上をつけるな、自由にさせろと。
「男が男に惚れたのですから、私はかまいませんよ」

・血の気の多い一同で血判状

・アメーバ:全体を工程別。製品群別にいくつかの小さな組織に分け、それぞれがひとつの中小企業のように独立採算で自主的に運営する。アメーバのように自己増殖していく。

1966:
IBM社向けの集積回路基板、仕様が桁違いに厳しい

アメリカAMI社が電卓用ICのパッケージを100万個発注

1978年 セラミックス製インプラント:バイオセラム
オイルショック後、代替エネルギーの必要性→シリコンの単結晶のリボンによる太陽電池。現在、京セラの太陽電池の生産規模は年間60メガワット、世界でトップクラス。

再結晶宝石(人工エメラルド):クレサンベール(鉱物結晶領域=得意分野)

1977年 セラミックスのプラント輸出、ソ連へ

1979年 サイバネック工業(トランシーバー製造)買収

三田コピー 買収 +京セラのプリンタ技術

1982年 国際的にみて日本の通信料が非常に高い、正義感で下げたくなった、第2電電に名乗り。リスクが桁違いに大きい

♡動機善なりや、私心なかりしか

京都:ワコール、堀場製作所、オムロン、日本電産、任天堂、ローム、村田製作所

・盛和塾:トップが持つ哲学、理念によって大きく左右される。経営哲学を教えたい。

♡人間として正しいことをすれば宇宙は答えてくれる
♡心を高める、経営を伸ばす
♡良きことを思い、良きことを実践すれば、良き結果を招く

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Posted by ブクログ 2016年03月03日

情けは人のためならず、という言葉を実際に解釈するとしたら、この人の生き方は一つの答えになるだろう。そして、自分の行く道を信じることが成功につながる、というある種経営者など成功者の典型的な生き方の、わかりやすい例になる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年02月07日

【参考になった箇所(引用)】
◆P236
世間では、富を蓄え、地位や名誉を得ることが生きがいという人もいるが、
私には、「世のため、人のために尽くすことが、人間として最高の行為である」と言い続けてきた。
善き事を実践すれば、良き結果を招く。悪いことをすれば悪い結果を招く。
善き事を実践するには、利己...続きを読むの心を捨て、心を磨き、美しくしていかなければならない。

【感想】
まさに、松下さんの本:に書かれている「素直になるために」に書いてある事とリンクした。
更に心を磨き、美しくしなければさらない。

【今後に活かすこと】
自分の中の利己の部分を消し去り、利他の部分をより強く持てるように
日々、改善していく必要がある。
MVPやVPを取って、すぐ調子に乗る→素直さがなくなり、コケる。
を繰り返してきたので、現状に奢らず、今以上に素直になることから始める。

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Posted by ブクログ 2012年08月21日

稲森さんの本はもう数冊目なので起業時のエピソードなどは何度も目にしていましたが、「私の履歴書」をベースにした一冊であることもあり、より体系だってまとめられているというのと、社会貢献的な話に比重の多くが割かれているのが特徴的と言えます。ちょっと見、上手く行きすぎている感があるわけですが、実際にはけっこ...続きを読むうドロドロした話も多いのでしょう。そのあたりはこの書籍では垣間見ることは出来ませんし、きっとする必要もないということで。

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Posted by ブクログ 2012年01月21日

時代を感じますが、稲盛さんのあのバイタリティーの根幹は何だったんだろうか。とても興味深いし、信念を持って柔軟性ある行動力を経営者や政治家の方々はいつの時代も持っていていただきたい。

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Posted by ブクログ 2010年04月13日

「情けは人のためならず」との言葉通り、世のため、人のために新しいことにチャレンジし続けた稲盛氏の生い立ちから現在までの軌跡。
松風工業時代、セラミックで新たな活路を見出して独立以来、従業員を大切にしながら、京セラを現在の地位に築き上げた。

人の生活を支える企業で働く以上、この想いを持ち続けたい。
...続きを読む
気に入った言葉
「ただ一度しかない人生だ。一日一日を無駄にすることなく力いっぱい生きていこう。」(P.62)
「生活は苦しかったが、みんなとの一体感に気持は高揚し、少しもつらいとは思わなかった。」(P.63)
「今日一日一生懸命に生きれば、明日は自然に見えてくる。明日を一生懸命に生きれば、一週間が見えてくる。今月一生懸命に生きれば、来月が見えてくる。今年一生懸命に生きれば来年が見えてくる。その瞬間瞬間を全力で生きることが大切なんだ。」(P.78)
「焼成する時に、どうかうまく焼成できますようにと神に祈ったか」
「神に祈るしかないほど、最後の最後まで努力を傾けたか」(P.105)
「アメリカ流も日本流もない、人間流で行けばいいのだ」(P.113)
「人のため世のために尽くすことが人間としての最高の行為」(P.117)

「波乱万丈の人生、どんな苦難や逆境に遭遇しようと、恨まず、嘆かず、腐らず、明るくポジティブに人生を受け止め、素直に努力をすればよい。どんな運命に対しても、感謝の念を持ち、前向きに生きていくなら、道は必ず開けていくものだ。古希を迎えた今、そのことを実感している。」(P.261)

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Posted by ブクログ 2009年11月19日

Kodama's review
稲盛和夫さんの凄さをあらためて感じることの出来る1冊です。ほとんど神の域に達してます。常に「公」に生きる、その姿勢に頭が下がります。
(07.8.20)
お勧め度
★★★★☆

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Posted by ブクログ 2023年07月17日

要所要所で、心を動かされるメッセージがあります。
なんというか記憶に残りやすい。
でも、新しさがないので、ほかの本と同じ繰り返しな気がしました。今回は、筆者がどういった生い立ちなのかということを描いているそういう成功の系譜みたいな読み物なので、これはこれでありかなと思います。こういうの読むと、現経営...続きを読む者はハマる人もいるんだろなと思いました。

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Posted by ブクログ 2020年10月15日

京セラ、KDDI創業者のおじさん。受験は全敗し、大学で就活するも全滅。担当教授に紹介してもらった会社は倒産寸前という逆境から会社を立ち上げて大企業へと階段を登ってゆく。並々ならぬ情熱を持って取り組む。それが大事。

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Posted by ブクログ 2011年05月08日

課題本。
あっさり読めた。うちの会社はかなりこの会社に影響を受けている。
多分会ったら触発されてしまいそう。

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