【感想・ネタバレ】稲盛和夫のガキの自叙伝のレビュー

あらすじ

度重なる挫折にもめげず、人一倍の情熱と強い信念を持って京セラを世界的企業に育てた硬骨の経営者、稲盛和夫の自伝。「経営は利他の心で」「心を高める経営」という独特な哲学、そして忘れがたき数々のエピソードを熱く語る。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

このブログを見ている方、特にビジネススクールに通っている方に質問。
「起業が成功するための、一番の要素は何か?」答えは「創業者を含めた、社員の体力」である。
したがって、振替伝票を500枚切っただけで、翌日14時間も睡眠を取った大野なんぞ、ベンチャーなんか絶対に無理である。
サイバーエージェントの藤田社長は創業時、一週間で110時間働くことを自らに課したそうだし、子会社の社長に若手を抜擢する理由として、「不可能な事でも、体力で可能にすることがよくあるからだそうだ。」
楽天のCEO三木谷氏もその点は重々承知で、楽天市場に出店を募る時、頑張っていることを新規開拓先に見せつける為に、予めスーツ姿で筋トレをして、汗だくで商談をしたとのことだ。
私も某大学から「大野~ウチのビジネススクールにも、ビジネスオタクの生徒がいて、ビジネススクールを出たら、起業出来ると思っている奴がいるんだ。一度講釈を垂れてくんないかな~」と非公式のオファーがあった。
私はそれにこう答えて、話は流れた。「本物のビジネスをしたかったら、ガチ難しいTOEFLとGMATを受けて、アメリカ行って寝る暇も惜しんで勉強してこい」と。
ちょっと、前置きが長くなったが稲森さんも起業時から徹夜、徹夜の連続である。
「京セラは京都の会社だから、同じ京都の日本電産みたいなノリちゃうん?」と言われる方もおられるであろうが、トップが仕事に頑張ると部下の士気も挙がるのである。
本書では稲森さんの代名詞である「アメーバ経営」云々については、述べてない。
しかし、'稲森和夫 'の本質が分かる本である。
京セラ創業、第二電電設立、京都商工会議所会頭就任等、余すところなく稲森さんの歴史が幼少時代から語られている。
残念ながら、JAL再生については、少し前の書籍ということで入っていない。
しかし、現役の経営者で実績からいって、五本の指に入るであろう稲森氏の足跡を辿るには、十分な本である。
一読をお薦めします。

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2016年03月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【参考になった箇所(引用)】
◆P236
世間では、富を蓄え、地位や名誉を得ることが生きがいという人もいるが、
私には、「世のため、人のために尽くすことが、人間として最高の行為である」と言い続けてきた。
善き事を実践すれば、良き結果を招く。悪いことをすれば悪い結果を招く。
善き事を実践するには、利己の心を捨て、心を磨き、美しくしていかなければならない。

【感想】
まさに、松下さんの本:に書かれている「素直になるために」に書いてある事とリンクした。
更に心を磨き、美しくしなければさらない。

【今後に活かすこと】
自分の中の利己の部分を消し去り、利他の部分をより強く持てるように
日々、改善していく必要がある。
MVPやVPを取って、すぐ調子に乗る→素直さがなくなり、コケる。
を繰り返してきたので、現状に奢らず、今以上に素直になることから始める。

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2016年02月07日

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