稲盛和夫のレビュー一覧
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尼さん作家の瀬戸内寂聴氏と、元京セラ社長の稲盛氏の対談集。二人とも出家しており、仏教の考え方に基づき、どう世の中をよくして自分も幸せになるか、などを話している。
対談集というフォーマットは個人的にあまり好きではない。内容的に説教臭くなってしまいがちなので、二人の会話形式にして柔らかくしようという意図かと思う。
震災のとき二人は何をしたか、無念の死はどう受け止めるべきか、戦前と比べて暮らしや価値観はどうなったか、などを話題にしている。二人とも、「昔は貧しかったけれど幸せだった」と嘆いているが、戦前を知らない世代としては、あまり興味がない。
稲盛氏が京セラを引退してから、倒産したJALの会長になり -
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新規事業を展開するには、まず挑戦する確固たる姿勢がなければならない
自分の中に確固たる判断基準を持ち、それを信じて行動できるようでなければならない
このくらいやればいいというのではなく、なにごともパーフェクトであることを求める姿勢が重要
単なる希望程度では成就せず、毎日毎日考え抜いて、潜在意識まで染み通っていくような強烈な願望を持つなら目標達成も見えてくる
つまり、成功が見えるようになるまで思い続ける
成功に至る近道はなく、情熱を持ち続け、生真面目に地道な努力を続けること
よいことをしたことがいい結果を結ぶように人一倍の努力と創意工夫を重ね続けなければならない -
Posted by ブクログ
ネタバレ盛和塾での経営問答の本の、『高収益企業のつくり方』『人を生かす』に続く3作目。タイトルにある7つのカギは、1.従業員をパートナーとして迎え入れる、2.従業員に心底惚れてもらう、3.仕事の意義を説く、4.ビジョンを高く掲げる、5.ミッションを確立する、6.フィロソフィを語り続ける、7.自らの心を高めること。
経営者からの質問ということで、サラリーマンたる自分には世界の違いを感じたが、高い経営の理念や哲学を共有し、アメーバ経営で部署ごとの採算を追及する基本的な姿勢には学ぶものがあった。
とはいうものの、結果的に京セラや第2電電、JALでの成功はあるとしても、ここでの答えを鵜呑みにすれば失敗しないと