稲盛和夫のレビュー一覧
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しなやかなマインドセットの好例ではないか。
20年くらい前に、成功へのパッションを
読んで感銘を受けた記憶が蘇った。
当時も、人生の質=考え方×熱意×能力という考え方を素晴らしいと思った。
今にしてみれば、読み込みが浅かったことが、
考え方の部分。
ポジティブに考えることが大事、と受け取っていたが、さらに、すべてのことを自分を高めるためにある、と思えることが大事なのではないか。
そうすると、ストレスの大部分は、減るのではないか。
考え方については、非常によい。
一方で、熱意、すなわち、努力については、
やはり時代を感じざるを得ない。
睡眠を削ってでもやれ、
プライベートを捨ててでもやれ、 -
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ネタバレ後半はリーダー論が多め
人間として必要なこと
→人間とは何か、人間とはいかにあるべきか、人間として何が正しいのか、など基本的な倫理観・哲学を真剣に探求すること
人生という名のドラマ
→演じたい主役の脚本を書く為に心と精神を鍛えていく
人生の結果=考え方×熱意×能力
→考え方のみプラスにもマイナスにもなる
もっとも偉大な能力、自分自身に打ち克つ能力
強い熱意と情熱に支えられた努力を続ければ今日不可能なことも明日は実現できる
→そのたゆまぬ努力はすすんでやらねばならない
仕事は楽しいと自分自身に言い聞かせる
→前向きに捉える
情熱だけが新しい時代を開くことができる
→情熱と呼べるほど -
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京セラやJALの経営再建で経営者の稲盛さん。
稲盛さんが亡くなったことで、手にした一冊。
アメーバ経営などの言葉は知っていましたが、それ以上のことは知りませんでした。
著書は、2000年代前半までの稲盛塾での話をまとめたものです。
今の様なワークライフバランスという言葉と無縁の時代もあり、24時間、会社のことを考えてきたとあります。
今は、仕事とプライベートを分けることが当たり前の様に言われていますが、何のために、誰のために働くのかを考えてしまいました。
印象的だったのが、何か新しいことを始めたり、新製品を作ろうとすることは、テクノロジーでなく、哲学だということでした。誰もが成功に対して半 -
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仕事を好きになる。
働き方改革が叫ばれるようになった現在、深夜まで働くことは決して美徳とは言えない。
しかし、努力は夢中に勝てないという言葉の通り、仕事に熱中し夢中で取り組んでいる結果誰も到達できないところまで到達することができる。
まずは置かれた環境で人事を尽くす。努力は必ず報われるわけではないが、一流の結果を残すものは例外なく努力している。
そのことを改めて確認できた。
本文の中で特に印象に残ったのは、自燃性、可燃性、不燃性の人がいるというものだ。まずは自分が不燃性になっていないか、そして自燃性に慣れているかを意識したい。
働くのは自分の心を鍛えるため。という考え方を持ってこれから仕 -
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22歳就職前の感想
共感できる部分もあれば、なるほどと思う部分もあり、またこれはとても無理だと思う考え方があった。
だが一貫して、高いプロフェッショナル意識、誠実性を始めとして、成功者として、ビジネスマンとしての特質を兼ね備えた考え方だと思った。
特に私たちの年代では、ライフアンドワークバランスや人生への幸福へ目を向けられる世代である。その背景には、親世代の過労死・鬱、また仕事への熱中から一緒に過ごせなかった思い出を持つ背景から、仕事に集中しすぎることをポジティブに捉えることは難しい。それ故、仕事=自分、あるいは仕事=人生という考えのもと仕事に精を出せという考え方には、簡単にはマインドを変え -
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稲盛和夫が盛和塾で行っていた経営者とのやり取りがQ&A形式にまとめられた一冊。
特に気になった内容は以下の通り。
・経営者は誰にも負けない努力をする。しかし、同じ
自己犠牲を社員に求めず、経営者の人望で自発的な
協力が得られるように自身の人格を磨く
・経営者は現場に精通し社員に直接指導する。現場を知
った上でドンドン追及する。ドンドン追及すると人間
関係がささくれ立ってくる。そこで経営理念が必要に
なってくる。経営理念を通して、社会に貢献する事、
従業員の待遇を良くしていくためには利益の確保が
欠かせない事を理解してもらう。
私は今、経営者でも何でもないが経営者の考えを理解し -
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京セラ、KDDIの経営、経営破綻したJALの再建に尽力した稲盛和夫とヒトIPS細胞の作成に成功しノーベル賞を受賞した山中伸弥の2人の対談を紹介した一冊。
私自身、仕事で上司の言うことに納得出来なかったり、頑張ってはいるけれど思うような成果が中々出せない中で悶々とする日を送っていました。
輝かしい実績を残している2人でも、自分と同じ様に上手くいかない時に悩んだりした経験があったのか、またどのような考え方でそのピンチを乗り超えてきたのか、学んでみたいと思って手にこの本を手に取りました。
山中先生は動脈硬化の研究をしているところから、癌細胞の研究に転換しさらにES細胞と次々とその時の発見に身を任