稲盛和夫のレビュー一覧
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「稲盛和夫の経営塾―Q&A高収益企業のつくり方」も面白かったが、本書も面白かった。経営者が稲盛氏にぶつけるさまざまな悩みや質問に、稲盛氏が鋭く答えるというもの。あいまいな答えが一切なく、気持ちいい。
色々と示唆に富むものが多かった中、最後のQAが感動的だった。
名経営者の条件は?の答え。
京セラの子会社で組合組織が強くて赤字が続いた子会社に、経営幹部を二人送っても再建に失敗したが、その後、会社の中でも頭角を現しているというわけではなく、たたき上げで、ごく小さな部門の長になった人を送ったとのこと。彼が行った後、黒字化しただけでなく、不況になっても黒字を続けたという。彼は、会社への不信感で凝り固まった人たちを相手に、誰彼となく、「人間として何が正しいのか」ということを説いて回った。その彼が、従業員の家族からもらった感謝の手紙。
「貴方にはいくら感謝しても感謝したらいないくらいです。
私の主人は今まで組合活動なんかをして実は家ではグウタラで子供にまで馬鹿にされていました。それが貴方が来られてから、うちの主人は目の色が変わってきたのです。…帰ってきても、言うことが変わってきています。
また、それを見た子供が最近、主人を尊敬し始めたのです。…
お父さん自身がいきいきしてくると、家庭までいきいきしてきました。子供もお父さんを尊敬するようになって、家庭が本当に明るくなりました。なんとお礼を言っていいか分かりません。」
「この幹部は、どんなに辛いことがあろうと、夜何時になろうと仕事が楽しいと言う。経営が楽しい。だからやれるのです。…
名経営者の条件がもしあるとすれば、自分の今の経営という仕事を好きになることです。そのためには貴方の今の仕事に打ち込むこと、それしかありません。」 -
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アメーバ経営の解説書。改めて思うが、アメーバ経営は管理会計の極み。
・アメーバ経営の目的は、「全員参加経営の実現」「経営者意識を持つ人材の育成」「市場に直結した部門別採算制度の確立」
・会社の運営機能を「営業」「製造」「研究開発」「管理」に分ける。
・アメーバと呼ばれる独立採算の小集団に分ける。「売上最大、経費最小」の原理原則に基づき行動する。
→小集団に分けるポイントは、独立採算のとれる単位であること、ビジネスとして完結する単位であること、会社全体の目的や方針を遂行できる単位であること
※独立採算ということは、機能別組織ではない??
・成果を全て金額と時間に落とし込み、時間当たり採算表で同じ基準で比較する。 -
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【感想】
この本は漢字にフリ仮名が打っていて、文字のフォントもやや大きい。
どちらかというと子供向けの本なのかな?と思いながらスラスラと読んだ。
子供向けとは言え、稲盛イズムのコンセプトは全く変わらない。
「能力<熱意≦考え方」であったり、仕事へのバイタリティも目を見張るものがある。
やっぱり、仕事には真摯に、そして楽しんで立ち向かうことが大切だろう。
稲盛氏ほどは到底難しいが・・・やはり真摯に行なった仕事から得られるメリットや喜びは大層であると思う。
「誰にも負けない努力をしているか?」
「本当に全て出し尽くしたのか?」
このあたりは普段からしっかりと見据えて仕事を行なおう。
マクロな視点を持ちつつも、目先の頑張りもしっかりと!
それにしても稲盛氏のバイタリティは決して真似できませんわ。
ホトケやないか。いや、阿修羅や。
【この本から何を実践する?】
・どんな仕事や試練も好きになる、楽しんで立ち向かう
・好調におごらず、不遇にくじけない。
・素直な心を持って人の意見をよく聞き、常に反省し、自分自身を見つめること
【内容まとめ】
1.「人生、仕事の結果=考え方×熱意×能力」これは稲盛和夫全作品の共通項目
2.逆境の中でも「仕事を好きになる」事ができれば、そこから良い循環が生み出される。「継続は力なり」というが、人生で大切なことは「継続」。
3.どんな環境であれ、必死で生きていない動植物は息絶えてしまう。一生懸命努力するからこそ生き残っていける。
人間も生きるために必死で努力することは当たり前のこと!!
4.「好調におごらず、不遇にくじけない」
→若い時に成功しても決して驕らず、また災難や大きな挫折があっても挫けてはいけない。
大切なことは、失敗にしろ挫折にしろ、どういうふうに自分が受け取るかということ。
試練を真正面から受け止めて、それをバネに更に努力を重ねていくこと。
5.本当に「誰にも負けない努力」をしているか?
6.本当に伸びる人は、素直な心を持って人の意見をよく聞き、常に反省し、自分自身を見つめることのできる人。
7.「禍福はあざなえる縄のごとし」
→よいことと悪いことが織り成されていくのが人生というもの。
良いにつけ悪いにつけ、どちらの物事にも感謝の気持ちを持って生きる事が大切。
【引用】
人間には「利己の心」と「利他の心」があります。
「自分だけ良ければいい」という利己の心と、他人を慈しみ愛する利他の心が同居しています。
p16
・人生を決める3つの要素
人生、仕事の結果=考え方×熱意×能力
熱意…人生を生きて行くために、どのくらい熱意を持って生きて行くかが、とても大きな要素。
「誰にも負けないような努力を、本当にしているかどうか」その熱意の強さが非常に大事!
その中で、「考え方」が人生を変える。
マイナス100からプラス100まであるから、悪い考え方を持っていれば、能力や熱意があればあるだけ、人生や仕事の結果は大きなマイナスとなる!
・良い考え方
前向きで建設的であること。
みんなと一緒に歩もうという協調性。
善意に満ちていること。
思いやりがあって、優しい心を持っていること。
正直で真面目で努力を惜しまないこと。
利己的でなく、強欲でないこと。
そして、感謝の気持ちを持っていること。
p46
・仕事を好きになれば、すべてが変わる
やっと鹿児島から出て来て働きだしたのに、ボロ会社にいたせいでますます惨めになっていった。
しかし、その逆境の中でも「仕事を好きになる」事ができれば、そこから良い循環が生み出される。
また、コツコツと仕事をやっていくというひたむきな努力こそが、やがて偉大なことを成すのではないかと思えるようになる。
「継続は力なり」というが、人生で大切なことは「継続」。
つまり同じ事を真面目に続けていく事。
p84
・一生懸命生きる事が当然
野良猫だって、雑草だって、毎日必死に生きないと生き残れない。
どんな環境であれ、必死で生きていない動植物は、みな息絶えてしまう。
一生懸命努力するからこそ、生き残っていける。
だから人間も生きるために必死で努力することは当たり前のこと!!
必死で努力しても、うまくいかないことはある。
これ以上やれないというくらい一生懸命に努力したのであれば諦める事もできるが、もしそれが中途半端に取り組んだ結果であれば、後で悔やむし落ち込んでしまう。
どんなに不利な状況であっても、つねに精一杯努力をすることが、私たちがこの世の中で生きていくための前提である!!
p90
・アメーバ経営
会社を「アメーバ」と呼ばれる小さな集団に分け、それぞれのリーダーが責任を持って経営を行うというもの。
その小集団は固定したものではなく、ひとつひとつが環境の変化に適応して、形を変えたり増えたりしていくために、アメーバと名付けられた。
p107
「動機善なりや、私心なかりしか」
新しい事業である第二電電を興したいと考えた際、半年間、夜寝る前にこのような自問自答を繰り返した。
p127??
・好調におごらず、不遇にくじけない
苦しいことや辛いことがあれば、その状況から脱出したいと思うのが人間です。
でも、現実から逃げようとしても逃げられないことの方が多いです。
不運でも、不遇であろうとも、それに耐えて明るく前向きに努力を続けるのが人生で、それをすることで私の人生は夢が実現していきました。
ベンチャー企業の経営者には、若くして成功を収め、億万長者になった人もいます。
しかしその成功もその人にとっては試練の一つで、いずれそのツケがまわってきます。
成功しても、せっかく得た地位を失い、かえって悲惨な運命を辿る可能性もあります。
若い時に成功しても決して驕らず、また災難や大きな挫折があっても挫けてはいけません。
大切なことは、失敗にしろ挫折にしろ、どういうふうに自分が受け取るかということです。
試練を真正面から受け止めて、それをバネに更に努力を重ねていくことが、自分を作っていくことだと思います。
p145
・京セラフィロソフィ
1.心をベースとして経営する
2.原理原則に従う
3.ベクトルを合わせる
4.感謝の気持ちを持つ
5.利他の心を判断基準にする
6.人間の無限の可能性を追求する
p161
・経営とは?
従業員みんなと、その家族の生活を守ることがmust
また、社会的にも大きな使命を持っているという意識が必要。
・本当に「誰にも負けない努力」をしているか?
周りを見てみると、自分が寝ている時もまだ起きて一生懸命がんばっている人がいる。
自分も負けずに努力すること。
寝る間も惜しんで頑張らないと、仕事というものはうまくいくものではない!
p167
・素直な心
必要なのは「野蛮な勇気」ではなく「真の勇気」。
また、天狗にならずに「これでいいのか?」と自戒しながら努力し続けること。
能力のある人や気性の荒い人、我の強い人は往々にして人の意見を聞かず、たとえ聞いても反発するもの。
しかし本当に伸びる人は、素直な心を持って人の意見をよく聞き、常に反省し、自分自身を見つめることのできる人。
素直な心がなければ、人間は成長も進歩もしない!
p174
人間が本当に心から喜びを得られる対象というものは、仕事の中にこそある。
働くことで得られる喜びは趣味や娯楽と比べても格別であり、決して代替できない。
真面目に一生懸命に仕事に打ち込み、辛さや苦しさを超えて成し遂げた時の達成感。
それに代わる喜びはない!
p181
・どんなときも明るく感謝の気持ちを
「禍福はあざなえる縄のごとし」
よいことと悪いことが織り成されていくのが人生というもの。
良いにつけ悪いにつけ、どちらの物事にも感謝の気持ちを持って生きる事が大切。 -
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「人は何のために生きるのか?」と問いかけることが、
哲学のテーマのひとつだろうね。
「人はなぜ生きるか?」という問いかけは、
生きちゃっているから、その質問がしにくいのだろうね。
「人はどのように生きるのか?」というのは、
ハウツゥーのような 安易なものであり、
自分勝手に、好きなように生きればいいのだから、
何のために生きるのか?と言うのは、
自分のために生きればいいのだが、
他人のために生きているとしたら、
何らかの理由がいるのだろうね。
豊かになる為に、お金持ちになるために、家族のために、
家を建てるために、美味しいものを食べるために、
というのは、ちょっと、こまいことなんだろう。
その理由を、ビジネスで成功してきた人が、お金を得て、
そして、そのお金の使い道を、ある程度みえてきた時に、
後は、何のために生きるのかは、自分のためだったら、
ちょっと、寂しい感じがすると言うことなんだろうか。
まぁ。こんな風に考えると
素直じゃないなぁと言われるだけなのかも。
とにかく、素晴らしい人生とは、
周囲の人に言われるのではなく、
自分で思えるようにすればいいのだ。
しかし、自分の評価では、
素晴らしい人生と言うのではないようだ。
自分と言う存在の「価値」、
そして「意味」「必要性」を問う。
それは、人間と言う全体ではなく、
個として問われるべきでもある。 -
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ネタバレ稲森さんの経営問答シリーズの一冊。名著。
<メモ>
・人間は感情の動物であるため、経営者は素晴らしい心理学者でなければならない。働く人の気持ちがどう揺れ動くか読めないと経営者に入らない。
・利は現場にある。現場で利益を出せるようにしていかなくてはならない。
・管理の穴をついて、実情を想像し、指摘する。追求する。トップ自身が現場をよくわかっていないとだめ。
・夢は成長の推進力。仕事の意義を説き続ける。
・人は報酬では動かない。心で動く。高い目標を掲げ、様々な困難を乗り越える中でこそ喜びややりがいを感じる。将来に向けて大きな夢を描き、仕事の意義を明確にし従業員の心に火をつける。これこそがリーダーに与えられた役割。
・小さな組織でもリーダーは自部門を守らなければならない。自ら事業計画をたて、その達成に向けて必死に努力するようになる。リーダーに権限を委譲して任せっぱなしにしないこと。厳しく指導しながらも深い愛情を持って部下に接し、リーダーとしての成長を見守る。活躍の場を与えることで経営者意識を持つ幹部を育てる。リーダーの人間的成長を促す。
・任せると言って任せっぱなしにするのは下の下。任せたといい経営責任を担ってもらい、その結果を厳しく追求することが必要。部門の経営責任を担ってもらう前提として、トップと同じ価値観、判断基準を共有していなければならない。
・企業のトップとナンバーツーの差は外見的にあまりないように見えるが、責任のはば、重さたるや雲泥の差がある。
・利益を出していくには売れる値段で売るのではなく、自分でこうあるべきと考えた値段で売らなければならないはず。値決めは経営であるということ。社長や第一線に立つものは自分の能力を100%企業に注入できて初めて社長でありトップ。
・会社をまとめていくためにはあなたが社員の人たちをモチベートしていくことが必要。この会社をどういう方向へ持っていきたいというビジョンを明確に作らなければならない。みんなに参画してもらうので爆、経営者自身が作るビジョン。具体的な計画については皆を巻き込む。
・リーダーの役割10か条
1事業の目的・意義を明確にし、部下に指し示すこと
社会的な意義が伴う目的の方が人は力を発揮する。
2具体的な目標を掲げ、部下を巻き込みながら計画を立てる。あらゆる機会で皆へ伝えていく
3強烈な願望を心に抱き続ける。強い願望を従業員と共有することで目標を達成できる
4誰にも負けない努力をする。人間はもし成功を願うならば、それ相応の自己犠牲をしなければならない。
5強い意志を持つ。強固な意志を持ったリーダーでないとその集団は不幸になってしまう。
6立派な人格を持つ。ベーシックな倫理観を堅持すること
7どんな困難に遭遇しようとも決して諦めない。
8部下に愛情を持って接する。優しさと厳しさで接する。
9部下をモチベートし続ける。
10常に創造的でなければならない。深く考え抜いた苦しみの中から創造は生まれ出るもの -
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ネタバレ対談である
稲盛さんは、もう、80歳をとっくに越えている。
〇稲盛さん
よく稲盛さんが、叱りとばした話が出てくる。
ただ、人格については、怒らなかったとのこと。ソシテ必ず、最後に、ガンバれよ。とニコッと笑う。
〇山中さん
怒るのは大変なこと。でも、皆に同じように、同じことで、怒らないといけないと、井村きみ江さんという、シンクロのコーチが言っていたという
〇稲盛さん
利多の気持ちがあるなら、怒るべきだということ。だって怒るのは、大変なこと。相手のためだもの。
〇山中さんが、怒るのは、
1、意味のない実験をするな。実験のための実験してる人を怒るべきだということ。
2、コントロールのない実験をするな
3、実験の記録など、後片付けをしない実験をするな。
という、三点。
〇稲盛さん
ips細胞で、人間を長生きさせても、淘汰が、進まず、自然を壊して、
小さな善が、大きな悪になってしまうかもしれない。
科学の発展と、人間の精神的深化のバランスがとれて初めて安定したものとなると思う。京都賞もその事を考えています。
〇山中さん
科学の進歩って、遅いようで、突然、ビュンと進んでしまう。
寿命がのびて、今の世代はよかったらかもしれないけど、次の世代その次の世代にとんでもない負担を負わしてしまうかもしれない。
〇山中さん
人間の真理を少しでも明らかにしたいと、してきたけど、
真理は1割もわかってないし、脳なんて、99.9%わかっていない。人間については、本当に、わからないことだらけ。科学者は、ついつい不遜になって、私達はこんなに理解してると、やってしまう。私達は、1割もわかってないとこで、医学とか医療とかしていることを忘れてはいけない。
〇山中さん
ips細胞って!
皮膚の細胞に 4つの遺伝子しおりを導入することで、ips細胞という本人由来の万能細胞を作ることができました。
全ての細胞は、一個の受精卵からスタートしますから、受精卵のなかには、全ての設計図が揃っています。
細胞にとっての設計図とは、遺伝子です
遺伝子は三万種類。
設計図は全23巻。30億字もあるボウダイなもの。
じつは、それぞの細胞で、しおりのような働きをするたんぱく質がまず作られる。
そのしおりが、30億字ある分厚い本の、あるページだけにピピっと入る。
それによって各細胞はそのページだけを開けて読む ということがわかっています。
つまりもってる設計図は同じなんですが、読むページが細胞によって違うので、違った細胞になっていく。
〇山中さんと稲盛さん
ノーベル賞をとるってこと。結果をだすこと。
実験は、些細なことの積み重ねである。
その時の気温や天気時間全てが影響しているはずである。
なかなか再現できなかった実験結果が、1度再現できるとあとはも簡単にできるようになる、そして誰でもできるようになる、
実験ノートに精神状態まで些細なことまで書いておくと、なぜてきたのかそしてなぜて来なかったのかがわかってきて気づくことができる、
〇稲盛さん
京都賞作ったという理由は
人類の未来は科学の発展と人間の精神的深化のバランスがとれて初めて安定したものになる
と確信しているから。
物事にはインとヨウ明と暗とのように必ずプラスとマイナスという2面的な世界が広がっています。
この両面がバランスよく解明され発展してこそトータルな発展が果たせるはずです。
〇稲盛さん
確かに対し会社経営というのは真面目に一生懸命働けばうまくいくかというと必ずそうではない難しさがある。
でも私が1度も赤字も出したこともなく無借金経営を信条としてきたのは父の影響です。
敗戦後はとにかく何もないんですからあるのはなんとしてでも生きようというバイタリティーだけです。
値決めは経営というのが京セラ哲学にあります。
値決めの目標はお客様が喜んで買ってくださる最高の価格を見いだすことなんです。
仲間もまとめグループの求心力を維持するにはどうすればいいのか
。
やっぱりそこでリーダーの心根立ち居振る舞いが大事になってくるんです。
〇山中さん
臨床医学の世界はきちんとしたマニュアルがあってその通りにやらないといけないんですね。
特に手術は1つ1つ教科書通りに進めていく。
ところが基礎研究は教科書を信じてはいけないという世界なんです。
真っ白なカンバスに何を書いてもいい。自分でテーマを選び仮説を立て実験で確かめる。実験が手順を失敗したおかげでノーベル賞につながったりして予想外なことが起きてもそれが新しい発見につながるかもしれない。
研修医時代に整形外科の医者をしていた2年間。指導医が非常に厳しい先生で2年間ずっとジヤマナカと呼ばれていました
。お前はホンマに邪魔やからジヤマナカやと言われて。
上手い人なら20分で終わる簡単な手術に2時間もかかってしまうんです。
臨床から基礎研究に移ってこんなに楽しい世界があるかと思いました。
〇山中さん
アメリカから帰国してまた鬱になり研究者をやめる手前まで来ました。
アメリカの研究所は分業化が進んでいて実験用のネズミの世話も専門のスタッフがしてくれてサポート体制が万全です。
ところが日本に帰ってきてからはネズミの世話も全部自分でしないといけなくなり研究しているのか、ネズミの世話をしているのかわからない毎日になってしまいました。
またたった1人でES細胞の研究をしていたので相談する相手もおらず、むしろ「その研究が面白いと思うけどもちょっと医学の役に立つことしたほうがいいのではないか」というアドバイスを受けたこともありました。
その当時はマウスES細胞しか樹立されておらず医学の役に立つかどうかがわかっていない。自分がしている研究は本当に人の役に立つんだろうかとだんだん気持ちが落ち込んでいき、そのうち朝になっても布団から起きれなくなってきて、もう研究をやめようとする直前まで行きました。
ところが研究辞める直前にそのタイミングで人間のES細胞が作られたという、ニュースが飛び込んできたんです。
〇稲盛さん
私もファインセラミックスの研究に成功するまではツキに見放されたような人生だったからです。
〇山中さん
研究者として人間として必要なのはVW。
ビジョンとワークハードだと教えられて、米国の研究所では他の研究者の3倍実験していました。
〇稲盛さー
私はやると決めたら悩まないんです一旦やると決めたらうまくいくだろうか不安だなという気持ちは、かけらほどもない
それは1984年の第二電電現KDDI設立の時も
2010年のJALの会長を引き受けした時もそうです
重大な責任は感じますが迷いや不安は一切ありませんでした
動機善なりか
私心なかりしか
自分の名誉やお金儲けのためにやりたいのではないか
本当に世のため人のためになるのかという社会的な利益です
人生と仕事の結果というのは
考え方✖️熱意✖️能力という方程式です
1番大事なのはその人が持っている人生や仕事に対する考え方であり次に熱意、能力は3番目になります。
京セラの幹部連中を見渡してみても辛抱強い馬鹿ばっか残ったなと皆で冗談いってます
澄んだ心で見なければ見えないものがあるんです。