稲盛和夫のレビュー一覧
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ネタバレ京セラ、DDI、KDDIの企業設立からJAL復興にむけた活動を簡単にまとめ、その背景となる経営の考え方をまとめたもの
何かの雑誌で田原総一郎が「稲森さんは宗教だからな」と言ってたのが思い出される。確かに経営学ではない、経営哲学だろう。
それはシンプルな内容だ
「すべての物事を原理原則にまで立ち返る」
「人として正しい事を正しいままに貫く」
「売上最大、経費最小」
・・・最終的には正しい事をしていれば報われるようなことまで書かれてる。
本当かいな、と思いつつ、ここまで徹底して実施してないから何とも言えない。
「毎日を完璧主義にやりきる。その自身をもつ」
「手の切れるような開発をすべき、妥協は無い」
「経営者とは何か、企業とは何か。経営社は企業を代弁しなければ。
私心があってはならない」
「私心がないか。。。。半年間自問し続けた。結果、無いと言い切れることを確信してDDI設立に向かった」
強い信念を感じた。
思えば、松下幸之助の本にも、事業をどうするかで「私心がないかを自問」したとの記載があった。偉大な経営者には共通していることがあるのだろう
その他気になった言葉
・人は自分の人生や仕事に生きがいを感じたいもの
・成功していく中で人間性、哲学、人生観を成長させなければならない
そうしないと成長は維持できない
・人は一人で成長できない、志あるものが集まって、より素晴らしい人間に育まれ、成長発展を遂げていく
・JALでは計画と実績の報告と理由を発表してもらった
実績はリアルタイムで知らなければならない、日単位
売上、経費。。 -
Posted by ブクログ
会社人としてだけでなく人間として尊敬してやまない稲盛和夫氏の最新刊!
久しぶりに稲盛和夫氏の本を読んで社会人としてのあり方を改めて考えさせられました。(自分を戒めるときに読むのに最適ですね)
本作では日本航空再建のエピソードなどから、これまでの持論である徳の精神の大事さや利他の心に加え、今回は「燃える闘魂」という言葉で情熱をもって何事にもひたむきに邁進することが大事だが「世のため人のため」という高邁な精神を忘れてはいけないと説いております。
また、ビジネスでの「足るを知る」ということの大事さや今回は「新しき計画の成就は只不屈不撓の一心にあり。さらばひたむきに、只想え、気高く強く、一筋に」という日本航空再生の礎となった中村天風の言葉や「覇道と王道」という孫文の概念が特に印象に残りました。
社会人として、この本を教訓として取り組んでいきたいと思います。 -
Posted by ブクログ
気迫溢れる一冊。
そういえばビジネス書なんてしばらく読んでなかったなぁ。と、しみじみ。
もちろん自ら手にした訳ではなくオススメ頂いて読みました。ゼロからの挑戦。
ビジネス書ということで、蛍光ペン(青)を片手にドッグイヤーしつつ読みました。小説とかエッセイとか、ぼくにとってのふつうの本はきれなままが好きなので、まず汚しませんがビジネス書は徹底して汚します。笑
個人的傾倒はさておき、経営者の基本の「き」という感じの一冊でした。
稲盛さんご自身のパワフル極まりない経験談をもとに、経営者としてどうあるべきかを至極分かり易く伝えてくれる経営バイブル。
具体的なハウツー云々ではなく、経営者としての闘魂そのもの。
「なんとしてもやり抜く」という強い意志に勝るものはない。
そんな感じの内容で、最近ふぬけていたぼくはシビレましたね。
いい本でした。 -
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基本的に書いてあることは、『人として大切なこと』と被っていました。だからこそ、読んでよかったと思いました。今一度稲盛さんの言葉を振り返ることができ、また稲盛さんの仰ることが本当に稲盛さんの心から出たものなのかを確認することができたように思います。
『人として大切案こと』にも書いてありましたが、2つほどこの本を読んで心に残った内容がありました。1つ目は地獄と天国のお話。地獄と天国は基本的には同じような状況だけど、そこにいる人の心の在り方が全く違うというお話。これは多くのことに言えるとても本質的なことだと思いました。もう1つが、宇宙の法則と自身の想い・活動の方向性が合致したときに、物事がうまくいくというお話。恐縮ながら、このような感覚を過去に持ったことがあり、なんとなくわかる気がしました。この宇宙の法則とは、一言で言うと「利他の心」であるといいます。
最近の僕の感覚としては、ある領域を超えたらこの利他と利己の垣根が無くなり、言葉が同義になると思います。他人を自分のこととして捉えることができるようになった人は、自分のことを大切にすることが結果的に人のためになるのだと、思います。
今後も「動機善なりや、私心なかりしか」と自身に問いかけながら、生きていきたいな、と思いました。願いは、そのベクトルが宇宙の法則と一致した時に叶うのだと、改めて思いました。
以下に心に残ったフレーズを記します。
・本当に勇気のある人は普段大人しくて素直、でもいざ試合になれば死にもの狂いで戦う闘志を持った人
・日本を世界の素封家に
・人間の3つの毒:貪欲、愚痴、怒り -
Posted by ブクログ
20代前半の頃は宗教っぽいと思って受け入れられなかった稲盛さんのフィロソフィー。今読んでみると、すんなりと心に響いた。
・心に描いた通りにものごとは成就する、成功を収めるためにはその様子が鮮明にカラー映像として見えるまで考え続けなければならない
・成功への近道などない
情熱を持ち続け、生真面目に地道な努力を続ける。このいかにも愚直な方法が実は成功をもたらす。
・人間として正しいこと、善きことを貫くことが大切。
・相手のためと思ってやった善きことが巡り巡って大きく自分に返ってくる。
本の中で言っている経営哲学は、どれも奇抜なものではなく、人間として正しいことを情熱と熱意を持って継続しましょう、という当たり前のこと。
目の前の仕事の大きさに限らず、当たり前のことをずっと継続していくことが難しく、最重要なんだと改めて認識した。
ちょうど並行して読んでいた『自分の磨き方』と同内容の記述が多数あり、ドキッとした。 -
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稲盛和夫著「こうして会社を強くする」PHPビジネス新書(2011)
*社長というのは最終決定をするため後ろがない。では決断するときに何を持って決めるかというと心の中の座標軸になる。社長業を全うする、つまり企業をおさめるには、判断、決断の基準となる心の座標軸を持っている事が一番大事だと考える。
*実は人間が一番強くなるのは執着から解脱した時である。もうけたい、偉くなりたいこれはみんな欲です。もちろんこの欲望から完全に抜けだすのは無理ですが、人を喜ばすために、と考えればその分我欲が引っ込みます。心が高まって行くのは実はこれからです。
*成功する人は、必ず死線をさまようような大病をするか、大きな挫折をしています。決して幸運に恵まれる事の連続というような人生ではなかったということです。
*自分の仕事に大義名分をたてて、どういう意義があるのかを明文化し、その大義名分に対して皆で燃えて行こうとすべきです。
*事業の多角化で問題なのは、多角化後3年を経て、なお赤字であった場合です。これは早急に見直さなければなりません。赤字事業と次々と創っているような多角化は非常に危険だからです。中業企業の場合には新規事業は3年がめどで、うまく行かないものは見切りをつけて行けるくらいの決断が必要です。
*新しい場所に進出するために大切なことは3つあります。(1)低価格化に対応する仕入れをかんがえること。仕入れ、どの仕事にも共通するのですが「利は仕入れに有り」なのです。利益を得ようと思えばポイントは仕入れにある。だから大阪の船場では仕入れは旦那がするものでした。(2)店舗ごとに独立採算のシステムを構築すること。損益計算できるシステム、独立採算ができるシステムをつくることは重要です。(3)人材育成と人材管理をすること。人材を育成し任せられる人を養成する必要があります。
*闘魂とは、もともと格闘家のように勝ち気な個性を持っている人は確かにいますが、そういう粗野な闘魂ではなくて、母親がもつ闘魂が大事。これが責任感を社会的意義を持てる闘魂。子供が教われようとした時、母親は怯まず外敵に挑んで行く事でしょう。これが本当の闘魂です。母親はどんな父親にも持たないような凄まじい勇気と闘魂をもって自分の子供を助けるのです。 -
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前回読んだミリオネアマインドと言う本から一転、経営の本を読むことになったのは、会社の社長とお昼を一緒に食べたことがきっかけでした。
僕は競争が少ない市場に目をつけていつか独立したいというような話を暗に社長の前でしたんですが、そのとき社長はこの稲盛さんの経営哲学が詰まった本を薦めてくださいました。社長自身も稲盛さんの経営哲学に共感することが多いらしく、会社の経営でアメーバ経営に近いことを取り入れられています。
この本から僕が学んだことは、中小企業は大企業の下請けでなんら恥じることはないということ。下請けであってもそういう中小企業がなかったら大企業は経営が成り立たないんだから。また中小企業は大企業から価格値下げを強く言われる。大企業に交渉するのもありだけど、そんな値下げを言われる状況でも利益を出すためにはコストを徹底的に下げよと。それも1割ではなくて、3割下げることを考えなさいと。これは松下幸之助さんも言わはったことだそうな。
3割なんてまず無理だよ。でもこれくらいのコストを下げようと思えば、根本から見直す発想をするはず。稲盛さんも幸之助さんもそこを言っている。要はパラダイムを変えないといけないということ。
あとは社内でコンパを積極的に進めているのは興味深かった。社内では建前しか言わないことが多く、やっぱりお酒が入らないと人は本音を言わない。コミュニケーションを深めるためにコンパは重要だといっている。ただし、酒によって仕事とは全く関係がない話をしていると、そこはたしなめるそうだ。趣旨を間違えたらいかんということ。
稲盛さんのことはこの本で始めて人となりを知ったんですが、彼がJALの再建を引き受けた理由も本当によくわかった。この方は本当に経営を通して従業員を幸せにしようという気持ちが強い。経営者とは従業員のことをいつも親見のように思う存在じゃないといけない。また稲盛さんは人格が高い。仕事に対してものすごく情熱を持った人である。
僕がこの本を読んで欠けているのは情熱だ。仕事もそうだしプライベートでも情熱がなく本当に中途半端になっている。自分が本当に心から打ち込めるものを早く探す。そしてこれだけは誰にも負けないというものを早く見つける。最後に社長、この本を薦めてくださってありがとうございました。