稲盛和夫のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
稲盛和夫の経営論は、道徳や倫理に根差していて気持ちがいいです。
この本では見開きで稲盛和夫の考えを学べます。
リーダーとはこうあるべき、それはこういう理由だ、というのがシンプルかつ、情熱的に語られています。
どれも、成功者が必ず実行していることばかりですが、やはり大切なことは共通しているのだと再認識させられる。
中には今日の日本にはそぐわないように思うものもあります。
たとえば、「自己犠牲」ということば。
仕事一筋、家庭を顧みないで休日も休まずに働く、ということを今は「美学にするな」と批判されます。
もちろん、働くことに疲れきり、心を消費してしまうような社会は問題にすべきですし、効率的な仕事の方法を作ることも大切ですが、一つのことに打ち込み、自分自身を捧げるような心構えをリーダーは自分自身にもっていくことは大切なのではないかと思います。 -
Posted by ブクログ
子どもが大きくなったとき用にプレゼントしてもらったが、興味をひかれたので読んでみた。
「まじめに一生懸命はたらくことで、人生が輝きだすんだよ。」
「一生懸命はたらくことは大きなよろこびになるんだよ!」
「一生懸命はたらくことはどんなつらいことものりこえられるようななんにでもきく薬になるんだ。」
「はたらくことは、わるいことをふきとばし、いいことにかえてくれる『薬』になるんだ」
「人が持っている3つの毒、三毒、よくばりなこと、おこること、もんくを言うこと、働き薬をちゃんと飲めばふきとばせるんだ!」
子どもへの説明の仕方として、とても分かりやすい。
薬を飲み続けなければ、三毒を追放することができず、自分の場合は、ほぼほぼ追放できるまでにずいぶんと時間がかかったなぁ、という実感があるが、全く働いていなかったら、社会の人との接点もなく、ネガティブな感情で心が占められ、鬱々としてしまうだろう。そのときどきはもがき、苦しみ、葛藤し、という日々だが振り返ると成長を実感する。それでいいのかもしれない、と思う。 -
Posted by ブクログ
読みやすく、するする読めた。いろいろ示唆にとむところはあったと思う。まずオードソックスにまじめであること、一生懸命であること、誠実であること、そういうことを大切にしましょう、ということだ。それに反論する気はない。まったく正しいと思う。ただ、そこから漏れてしまうものがあるとき、いかに考え、判断していかも考えなければと思った。別にほんとに反論しているわけじゃなくてさ。本人は善意で、一生懸命と思っていても、それが間違った方向である、ってことはあるわけでね。そのとき、どうするかがまた問われていくんだろうな。そういう意味では、本書で語られていることは、正論であって反論できず、そのぶん網目が大きいとも思えてしまったんだよね。
-
Posted by ブクログ
尼さん作家の瀬戸内寂聴氏と、元京セラ社長の稲盛氏の対談集。二人とも出家しており、仏教の考え方に基づき、どう世の中をよくして自分も幸せになるか、などを話している。
対談集というフォーマットは個人的にあまり好きではない。内容的に説教臭くなってしまいがちなので、二人の会話形式にして柔らかくしようという意図かと思う。
震災のとき二人は何をしたか、無念の死はどう受け止めるべきか、戦前と比べて暮らしや価値観はどうなったか、などを話題にしている。二人とも、「昔は貧しかったけれど幸せだった」と嘆いているが、戦前を知らない世代としては、あまり興味がない。
稲盛氏が京セラを引退してから、倒産したJALの会長になり、傾いた経営にテコ入れし黒字化に導いたという部分は多少興味を持って読んだ。日本経済の緩やかな回復が背景にはあると思うが、マインドが大事という話だった。 -
Posted by ブクログ
新規事業を展開するには、まず挑戦する確固たる姿勢がなければならない
自分の中に確固たる判断基準を持ち、それを信じて行動できるようでなければならない
このくらいやればいいというのではなく、なにごともパーフェクトであることを求める姿勢が重要
単なる希望程度では成就せず、毎日毎日考え抜いて、潜在意識まで染み通っていくような強烈な願望を持つなら目標達成も見えてくる
つまり、成功が見えるようになるまで思い続ける
成功に至る近道はなく、情熱を持ち続け、生真面目に地道な努力を続けること
よいことをしたことがいい結果を結ぶように人一倍の努力と創意工夫を重ね続けなければならない -
Posted by ブクログ
ネタバレ盛和塾での経営問答の本の、『高収益企業のつくり方』『人を生かす』に続く3作目。タイトルにある7つのカギは、1.従業員をパートナーとして迎え入れる、2.従業員に心底惚れてもらう、3.仕事の意義を説く、4.ビジョンを高く掲げる、5.ミッションを確立する、6.フィロソフィを語り続ける、7.自らの心を高めること。
経営者からの質問ということで、サラリーマンたる自分には世界の違いを感じたが、高い経営の理念や哲学を共有し、アメーバ経営で部署ごとの採算を追及する基本的な姿勢には学ぶものがあった。
とはいうものの、結果的に京セラや第2電電、JALでの成功はあるとしても、ここでの答えを鵜呑みにすれば失敗しないというものでもない気がする。
14-154