石田衣良のレビュー一覧

  • エンジェル

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    ネタバレ

    後味が悪いというか。
     信じてきたものがことごとく、裏切る話。

     主人公純一。この物語は彼が幽霊になり、自分の死体が埋められているところから始まる。
     その後、記憶のフラッシュバッグ。生まれたところから始まって、現在の近くまでを走馬灯のように駆け巡るけれど、死の二年前からの記憶がよみがえらない。
     自分はいったいなぜ殺されたんだろう。
     彼は疑問に思う。
     そうして真相を調べにいく。

     純一は電気を操れて、声を出せて、実体化もできる。それを駆使してヤクザと戦って、自分の子供を身ごもった恋人を守る。
     でもとても悲しい。

     優しい物語で、悪人が完全な悪人じゃない。どこかで優しくて、どこかで

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    2011年05月25日
  • てのひらの迷路

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    短編集、というかショート・ショート集。各話の冒頭に、その作品を執筆した背景とか執筆当時の作者の状況について、作者本人によるコメントが書かれていて、ある意味エッセイ集としても読めるお得な本である。私の場合は、作品そのものよりも、石田衣良の人生が凝縮された各話コメントの方が面白かったけど、楽しみ方は人それぞれだと思う。

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    2011年04月29日
  • シューカツ!

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    どんな災厄があっても春になれば桜が咲いて、またこの季節が巡ってきたのかと思う。
    毎年新入社員の人を迎え、その度に自分が入社した頃を思い出し、気持ちを新たにする季節。
    去年の4月に異動してから新しい部署で楽しく仕事していて、結構大変なミッションなのだけど、それでも何となく心落ち着けて、ある意味会社に入って初めてこんな気持ちで仕事をしている自分に気付く。
    平日の起きている時間の大半を会社に捧げ、働くということは生きるということと殆ど同義語みたいな世界を生きてきて、改めて働くとはどういうことかと思う。
    自分を高めるため?お金を得るため?家族を養うため?どれもであるけど、簡単には括れない。
    今と違って

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    2025年02月17日
  • 答えはひとつじゃないけれど 石田衣良の人生相談室

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    色々参考になったが、よくわからないところもあった。さっきと言ってることが違うじゃん、みたいな。しかし、これは何事もケースバイケースだということではないだろうか。

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    2011年04月05日
  • 空は、今日も、青いか?

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    「空は、今日も、青いか?」
    ほんとこんな風に語りかけられてる様なエッセイ集。
    エッセイはこれが初らしいけど、やっぱいろんなことに興味が持てる人だなーって思う。分かりやすい。
    I.W.G.P.も全部持ってるから、また最初から読みたくなった。
    石田 衣良が描く事柄は、結構興味を持ってしまう。自分の幅を広げてくれる人。

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    2011年01月31日
  • 東京DOLL

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    もっとファンタジーしてるのかと思いきや、意外と現実に近いお話だった。

    ヨリが可愛い。

    自分とは全く違う世界すぎて、共感するとかではないけれども、おもしろかった。

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    2011年01月02日
  • 空は、今日も、青いか?

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    石田衣良の良さは女性的な目があるところ。
    女性からの支持が厚いのも、その柔らかな視線から注がれる一種の共感みたいなものがあるからなんだと思う。
    これが初のエッセイ集らしいが、疲れた身体に染み込むような癒しがある。ホッと気を抜きたい時にオススメ。
    特に好きなのは「組に分かれず」「ひとりぼっちのきみへ」かな。

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    2011年12月12日
  • 東京DOLL

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    ゲームソフトの開発をしている相良一登・通称MGは、次回作のイメージモデルにと、コンビニで働いていたヨリに声をかける。
    始めはイメージのための人形だったヨリのことを、好きになっていくMG。
    すこし官能的な描写もありつつ。

    仕事のことや、ヨリの不思議な力のことなど、恋愛だけがメインじゃないってとこがよかったな。
    なんだか「アキハバラ@DEEP」が読みたくなった。

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    2010年12月17日
  • 非正規レジスタンス 池袋ウエストゲートパークVIII

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    最近はだれも死ぬことがなく、電話一、二本で解決することが多くなってしまったから、ストーリーとしてはマンネリと言われても仕方ない。
    でもそのかわりに、虐げられながらも強く生きようとする人たちを描く筆致が鋭さを増している。
    シングルマザーの話と、最後の表題作が胸を打った。

    強く生きようとしたって、それは誰にでもできることじゃないし、ときにはあきらめてしまうこともある。そりゃそうだよ。人間はロボットじゃない。感情があるんだから。
    逃げたくもなるし、何もかもを捨てて一時的にでも楽になりたいと思ってしまうよ。

    それでもみんな、最後はちゃんと前に向かって歩いていく。
    それはやっぱり、一緒に歩き、一緒に

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    2019年01月16日
  • うつくしい子ども

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    少女を殺害した弟の、動機を解明しようと奮闘する少年(中学2年生)の物語。
    加害者の家族としての苦難にも決して屈せず、自分が正しいと感じる価値観を信じて、真っ直ぐに行動していく少年の活躍を描く。

    石田 衣良氏の作品、初めて読みました。
    読みやすく、蠱惑的かつ美しい描写。リアリティのある設定。
    過剰なまでの加害者家族への攻撃や、少年の心を占める空虚感を表すシーンは、心が締めつけられるような苦しさを感じました。
    また、自分の住んでいる場所が本作品の舞台に近いこともあり、妙に感情移入してしまいました。

    単なるミステリー作品とは言わせない、力強さを感じさせる良作です。

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    2010年11月22日
  • てのひらの迷路

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    片脚、とか左手、とか不気味だけど、こんなことしても死なないなら、どうなんだろ、ほんとに気持ちいいのかな。。

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    2010年10月16日
  • 波のうえの魔術師

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    株がテーマのお話。

    タイトルかっこいいー!
    例えが流石です!

    久々に苦戦しました。
    株やったことないし、本当は経済興味ないし…。
    さらに内容が難しいからすごい時間かかりました。
    あと計算遅いので。
    でも経済学部の意地として読破しました。
    いやー1回読んだだけでは全然理解できません。
    ただなんとなくですが危機感を持ちました。
    内容は少し古いけれど身内にこういう事件が起こる可能性もあるので。
    あと銀行員も給料高いけど大変だなーっと。
    いろいろ人生の勉強になりました。
    経済の勉強も頑張ってみようかな。
    それからもう1度読んでみたいと思います。

    最後の展開が速すぎて一

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    2010年06月21日
  • 眠れぬ真珠

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    たぶん女性の私でさえ、10年前ならわからなかったであろう心の微妙な揺れ、疼きを、男性がここまで書いている驚き。

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    2018年10月08日
  • 目覚めよと彼の呼ぶ声がする

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    石田衣良さんの書く小説を読みたくなった(実はまだ読んだことがない)。

    後、東京に何となく苦手意識を持っていたけれど、この本を読んで東京ぶらり旅をしたくなった。

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    2010年05月02日
  • てのひらの迷路

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    石田さんの解説がひとつひとつについている短編集。奇妙な話からエッセイのようなものまで粒ぞろいで楽しめます。石田さんのパーソナリティが垣間見えるどころかがっつりわかってしまうかもしれないです。横浜に行きたくなる。

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    2010年04月29日
  • 赤・黒 池袋ウエストゲートパーク外伝

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    サルが登場するのは知ってたけど、
    まさか愛しのキングまでとは!

    それにしても、マコト以外の人からの視点って新鮮。
    これはこれで別の面白さがある。

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    2010年04月07日
  • 目覚めよと彼の呼ぶ声がする

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    石田衣良の目覚めよと彼の呼ぶ声がするを読みました。石田衣良のエッセイ集でした。雑誌や新聞のコラムに書いたもののようで、短めの文章ですが、エスプリがきいていて読んでいてなるほどと思わされます。若い女性たちに向けた応援歌、自分が育った街や住んでいる街に対する愛着、おすすめの本などの多岐にわたる意見が書かれています。面白いと思ったのは、大人の男たちよ遊ぼうよ、という意見でした。大人の男たちが遊ばないと文化はダメになる、というのは賛成です。遊ばない大人たちが集まれば、訳の分からない規制とかを考え出すんだろうなあとか、思ってしまったのでした。

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    2011年07月18日
  • 目覚めよと彼の呼ぶ声がする

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    石田さんのゆるくて粋なところが、いろいろな分野に渡って出ているエッセイ集。恋愛のところではさすがに鋭くて、何度読んでも面白いです。

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    2010年03月29日
  • うつくしい子ども

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    神戸の酒鬼薔薇事件をモチーフとして書かれた小説。

    加害者の兄とマスコミの視点から書かれており、被害者側に偏りがちな少年犯罪についての考えが少し変わった気がする。("犯罪"自体はよくないことだけれども)

    テーマは重いけれども、結構すらすらと読める作品。

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    2009年11月16日
  • うつくしい子ども

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    少女を殺した少年Aの兄が主人公。
    限りなく暗い話になりそうなのに、痛快さと心温まる読後感の良さがある。
    さすが石田さん。

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    2009年10月04日