伊藤守のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久々に感銘を受けました。読む前はかなりソフトで抽象的な記述が多い本かな、と予想していたのですが、意外にも理論として整然としている感じを受けました。しかも納得する点が多々ありました。
日本企業はマネジメント施策を導入してもそれが機能しないと施策そのもののせいにしがちです。果たして本当にそうか?本当の問題は施策を運用する人間にあるのではないかと思います(まるで新車を買ったが快適にドライブできないのを100%車のせいにしているかのよう)。コーチングはこの問題を解決するのに用いられるのではないかと感じました。全ての企業人はこの本を一度は読むべきだと思いました。 -
Posted by ブクログ
しきりと出てくるのは、この世に絶対的なことなどないが、それぞれの文化の中では真実であると言うこと。
正直この考え方にはとてもしっくりきている。人それぞれが異なる思想を持っていて、異なる動機で異なる行動をする。それを受け入れられないとか、間違っているとかって言うのは簡単だけど、それってつまらないよなって思う。
その行動や思想はどこからくるものなのか?その人の文化的背景はどんな世界を構成しているのか?そんなことを想像してみると、自然と対立ではなく、対話というコミュニケーションに変容していくのではないかなって思う。
また、この思想の面白いところは、完全という存在を否定することから、他の思想との対立を交わしているってところ。全ての思想や営みに対して、それは真の意味での真実ではない、なぜなら真実などないから的なスタンスになるけど、構成主義はその押し付けにはならない。多様性を認めた上で振舞って、その限定的な真実を生かしていくっていうことなんだよね。
この世に正解なんてないよ。なんてことは何度も言われてきているけど、むしろその世界でどのように構築してもいいってことだから、むしろワクワクしてきているけど、それって少数派なのかな。正解がないことに不安を覚えるのが普通の感覚なのかな。、。
なお、コーチングにおいて大いに役立つ内容でもあった。文化に限らずその人の背景まで思いを馳せて話を聞くスタンス、その人の見え方っていうものがあって、それはその人によって作られている。個人主義に近いけど、この人がどのように構成していくかによって、世界の見え方は変わってくる。そして自分もそう。そのようなメタ的な構造を意識できることはコーチングマインドに近いものを感じるよね。 -
Posted by ブクログ
再読感想。
再読してみて、私の中の上司像は10年前に読んだこの本のコーチングをしている人なんだな。10年経っても色褪せない。直近、ハラスメントのひどい上司の下にいた今は、以前より具体的に自分がこの本に書いてあることを実践できるイメージが持てた。
初読時感想↓
時間をとる、タイミングよく話す、部下のことを知ろうとする。
以前読もうとしたときは「こんなこと、私がやるべきなんだろうか?(それで私の評価は変わらないのに?)」という気がして読めなかったんだけど、今回はスラスラと読めた。
以前はマネジメントに加えて、専門家として専門家を育てろ、みたいなこともやらなきゃいけなかったから戸惑ってたんだな、と今更気づいた。
まあよく読んでみると、以前のケースのときだってこの本に書いてあるように、部下とタイミングよく話してさえいれば、この本のコーチングマネジメントができてたんじゃないかという気がする。
今はチームの目標も役割も自分が関わって立てられることもあり、この本に書いてあることが割と空気のようにできそうな予感。
それにしても、コーチングって、自分が問題解決してしまわないこととか具体的に褒めてモチベーション上げさせるとことか、子育てと似てるなー。