三角和代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この作品の魅力は、何よりパティという主人公。
人の性格をよく見て立ち回る世渡り上手で、面倒ごとからは上手に逃げようとする一方、フェアでないことだけは決してしない。
失敗すれば損得抜きで償おうとし、聞くべき助言は素直に受け入れてすぐ行動に移せる。
その誠実さと機転、ユーモアが本当に魅力的で、現代でもお手本にしたいと思える人物だった。
『若草物語』や『赤毛のアン』のように、物語以上に主人公の人柄に惹かれる作品。
新訳のおかげか古典らしい堅苦しさも感じず、今読んでもまったく古びていない。
卒業間近、主教様から「性格を変えるには今から種を蒔かなければならない」と諭される場面は、40歳を前にした私 -
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Posted by ブクログ
大好物の本でした♡
元気でイキイキしていて、たいへんよろしい。
ちょっとくらい元気が余って、いたずらとかしてしまっても、まあ良いでしょう。
失敗は学生時代にしておくものです。
作者が楽しんで書いているのがよくわかる作品だと思います。
だから、読む側もとても楽しかったです。
行き過ぎたり失敗したりしながら、いろんな人に出会い社会の側面を見て、少女たちは成長していくのでしょう。
(自己実現のしかたは、今とはずいぶん違いますけどね♡)
がんばれ! 女の子♡
〔作品紹介・あらすじ〕
アメリカの女子寄宿学校、聖アーシュラ学園で暮らすパティは好奇心旺盛で正義感の強い女の子。ある日 -
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Posted by ブクログ
カリブ海の島で子供がいなくなった。20年後に靴が入った小さな郵便が届く。
新人賞受賞のスウェーデンの作家。読み始めは文体に馴染めないで中々進まなかった。
カリブ海側のエーランド島で起きた子供の誘拐事件。
祖母は昼寝をしている間に、一人で散歩に出た孫のことを悔やんで死んだ。
母親や祖父母は、事件から立ち直れていなくて、夫婦は離婚、 事件から20年、80歳になった祖父のイェルロフは、動きもままならない状態で、介護施設にいる。
祖父は、孫息子がいなくなったことを考え続けている。
そこに、小さな靴が郵便で届く。
母のユリヤはそれがいなくなった息子の靴だという。
島は昔の海運業も寂れ、住む人もま -
Posted by ブクログ
がっつりSFでびっくりした。これはすごい。
触れる人を殺す霧から逃れ、小さな島で暮らす百人余りの村人と、彼らを導く三人の科学者。平和な暮らしの中で、突然起こった殺人事件。四十六時間以内に犯人を見つけて処刑しないと、島は霧に侵されてしまう。
語り手が村人の頭の中にいるAI「エービイ」なのが面白い。殺人が起こった夜の記憶がエービイによって消されているので、最初はとても混乱した。
だが、物語中盤から徐々に色々見えてきて、まずSFの設定のタネが明かされ、一気に引き込まれた。
最後は壮大な映画を見終わった気分。新しい世界に踏み出す彼らに、エールを送りたい。 -
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Posted by ブクログ
スチュアート・タートンのデビュー作。
主人公はイングランドの大きな敷地で目覚める。
女性が殺される現場におり、自分の記憶は無くしていた。
ブラックヒース館と呼ばれる大きな屋敷に彷徨いやってくる。ブラックヒース館では今、多くの人々が招かれていた。
ブラックヒース館を所有するハードカースル家の長女であるイヴリン嬢がフランスから帰国したことで仮面舞踏会が開かれていたのだ。
主人公は黒死病のマスクを被った人物から、これからブラックヒース館で起こる殺人事件の解決を命じられる。
事件を解決すれば繰り返されるブラックヒース館からの脱出が約束されるが、脱出出来るのは1人だけである。このループされるブラックヒ -
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死の霧により人類が滅びた世界。
最後に残された人々が暮らすユートピアで、
起こってはならない殺人事件。
犯人を見つけられなければ、
今度こそ「本当の終わり」がやってくる。
『世界の終わりの最後の殺人』スチュアート・タートン
いや、もう……この設定が強すぎる。
「黒い霧」によって世界は滅亡し、
生き残ったわずかな人々は〈世界の終わりの島〉で暮らす。
彼らを導くのは、旧世界を生き延びた3人の科学者「長老」達。
島では争いも私欲もなく、
人々は互いを尊重しつつ「奉仕」をしながら
自給自足の穏やかな生活を送っている。
一見すると、理想郷そのもの。
けれどある日、殺人事件が起きてしまう。