三角和代のレビュー一覧

  • 黄昏に眠る秋

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    北欧圏発、上質ミステリ小説。

    「ミレニアム」とか北欧圏の作品に注目集まるようになったようですが、
    本書はわりとまっとうなミステリ小説です。
    でも、なんですかね~。
    日本の北国出身者としては、過疎地で暮らす日常の風景や
    人のリズムとかが本当によく描かれていて、
    イギリスやアメリカの作品よりもずっとしっくり読み込めました。
    人物や風景の描写力は半端なくありますし、書き方にも品があります。

    結構な量のページ数ですが、一旦読むとじっくりと時間が
    かかってもいいな、とゆっくり読める、行間リズムに取り込まれます。
    なので、ハイスピード展開などお好みの読者には、
    この作品の持つゆったり感がもったり感とし

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    2013年11月17日
  • 黄昏に眠る秋

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    ネタバレ

    長かった!しかし歯を食いしばって読み進めると、どんでん返しがあるよ。80歳のご老人が活躍するミステリ小説でした。

    警官のレナルトが、途中から脳内でドラマ「キリング2」のストランゲになってしまって、いや、まさか、、と思って読み進めたら、"ストランゲ”だったという、勝手にセルフ・ネタバレでした。

    翻訳者は三角和代氏。

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    2013年07月23日
  • 赤く微笑む春

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    エーランド島シリーズ 3 作目だが、
    ジャンル小説の枠を超えたじんわりと効いてくる良い作品群だ。
    「夏」が待ち遠しいが、それで終わりだと思うと寂しくもある。
    このタイプの作品、結構日本人好きだと思うな。

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    2013年06月25日
  • 赤く微笑む春

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    KL 2013.7.21-2013.8.5
    エーランド島のシリーズの中では一番好きかも。
    春なんで、それなりに明るさがあるからかな。

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    2013年08月06日
  • 赤く微笑む春

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    エーランド島シリーズ三作目。「黄昏に眠る秋」も「冬の灯台が語るとき」もとても良かったが、これもしみじみ味わい深く、北欧の香気たっぷりのミステリだ。

    結構派手な展開をするところもあるのに、全体の印象はとても静かで、モノトーンの世界を見るようだ。登場人物は皆、何かを諦めているような雰囲気を漂わせている。翻訳者あとがきで「無常の感覚がつきまとっている」と評されていて、ああ、本当にそうだなあと思った。

    荒涼とした長く厳しい冬の後、ゆっくりと島に訪れる春の気配がとても美しく描かれている。エルフとトロールが人びとの生活の中に息づいていた、今や失われた暮らしへの哀惜の念が底を流れていると感じた。

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    2013年06月05日
  • 赤く微笑む春

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    (No.13-25) スウェーデン・ミステリです。シリーズ3作目。

    内容紹介を、表紙裏から転載します。
    『エーランド島の石切り場のそばのコテージに暮らしはじめたペール・メルテル。ある日彼のもとに、疎遠にしていた派手で傲慢な父ジェリーから、迎えに来るように求める電話が入る。渋々父の別荘に赴くと、そこに待っていたのは謎の刺し傷を負った父だった。そして直後に別荘は全焼する。なぜこんな事件が起きたのか?娘の病気などの悩みを抱えながらも、ペールは父の暗い過去を探りはじめる・・・。

    エルフとトロールの伝説が息づく島で、人々の切ない記憶と過去が交錯する。』

    今回の主人公ペールは、シリーズを通して登場す

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    2013年05月01日
  • 夜の冒険 現代短篇の名手たち8

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    「エドワード・D・ホックは2008年1月17日にニューヨーク州ロチェスターの自宅で心臓発作のために亡くなるまで、950篇以上の短編小説を発表した。ミステリ業界において短編小説の執筆だけで生計を立てていたのは、ホックだけだった。ホックが亡くなった今では、誰もいない」(ミステリ研究家・木村仁良、巻末解説より引用)。

    アンリ・ジャイエが丹精した極上の「エシェゾー」の如き味わいのミステリー。必読のアンソロジーである。

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    2011年11月22日
  • 夜の冒険 現代短篇の名手たち8

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    ネタバレ

    『フレミング警部最後の事件』

    『どこでも見かける男』

    『私が知らない女』

    『夜の冒険』

    『影の映画祭』

    『くされ縁』

    『正義の裁き』

    『空っぽの動物園』

    『静かに鐘の鳴る谷』

    『やめられないこと』

    『もうひとつの戦争』

    『不可能な不可能犯罪』

    『出口』

    『大物中の大物』

    『家族の墓』

    『サソリ使いの娘』

    『知恵の値』

    『二度のチャンス』

    『スペインの町で三週間』

    『ガラガラヘビの男』

    2010年1月21日購入

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    2014年04月06日
  • 世界の終わりの最後の殺人

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    作品紹介には、「鬼才スチュアート・タートン」が「特殊設定メガ盛り」で読者に挑戦する犯人探しミステリ‥とある。なるほど!「特殊設定」を理解してからは、“本格”推理小説好きならハラハラしたり(それはいくらなんでも!)とツッコミをいれながら楽しく読める‥はず。

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    2026年08月01日
  • 冬の灯台が語るとき

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     「灯台」つながりの海外文学3冊目。本書はスウェーデンのエーランド島が舞台で、著者による〈エーランド島4部作〉の第2作。2008年発表で多くの賞に輝くミステリー作品のようです。

     原題『Nattfåk』は、スウェーデン語で冬に吹く「夜の猛吹雪(本書では"渦雪"と邦訳)」を指すようです。北欧ミステリーの何たるかも存ぜぬ私ですが、暗鬱とした重い空気が垂れ込めるような北欧の冬の気候と情景描写が、不穏感と寂寥感を助長します。

     物語は、都市部から島の古い屋敷に越してきた一家が悲劇に見舞われ、事件なのか事故なのかが不明なままの展開が主軸です。ここに、過去の屋敷の物語やオカルトっぽ

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    2026年08月01日
  • シナモンとガンパウダー

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    海賊に囚われた料理人の話というあらすじ、タイトルや表紙に惹かれて読みはじめました。

    料理の話が出てくるまでが少し長い気もしましたが、やはり、主人公が料理を振る舞うシーンが一番おもしろいです。

    後半の海賊たちと主人公の料理人の関係性が熱く、心が動かされました。

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    2026年07月24日
  • スリー・カード・マーダー

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    思ったよりも消化不良の結末だったけど、それは置いといて、面白かったと思う。
    テスとセアラの互いの親しみや疑心暗鬼、騙し合いのような関係は面白く読めた。
    続きは気になるから、出てたら読みたいかも。
    でも主人公はそれほど好きになれなかったな…
    ジェロームの廃屋好きとか良かった。

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    2026年07月11日
  • 世界の終わりの最後の殺人

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    導入はかなり良くて、ずっとイマイチ分からないまま進んで、それがまた良くて…
    真実を知ったら、「そんなもんかい!」ってやつ。

    私利私欲を追い求める人間がいけないんだろうねぇ。
    でも、それが人間だとも思うし…。

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    2026年06月30日
  • 猫の街から世界を夢見る

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     本作を読んで、解説を読んで初めて世界観を理解した、という感じです。ジャンルをファンタジーかSFかで迷いました。
     主人公についてくる小さな黒猫の目線でファンタジーを書いていて、面白かったです。

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    2026年06月22日
  • 世界の終わりの最後の殺人

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    ネタバレ

    途中でリタイアしそうになったけどなんとか読み切れた!
    おそらく理解出来てない部分もあるけど、なんとなく話はわかった。
    意外と想定範囲内の話で驚きはなかった。
    作者が頭が良い人なんだろうということはわかった。

    そして、翻訳物は好きだけどやはり読みづらい…

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    2026年06月22日
  • 世界の終わりの最後の殺人

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    ネタバレ

    エッジの効いたSFミステリ作家スチュワート・タートン。
    面白くないわけじゃないんだけど、過去2作品を読んで、技巧的で疲れる読書になる印象を持っていて苦手意識あり。
    でもこのミスベスト10入作品なので読んでおかないとと手に取る。

    毎回違う趣向の作品を書くと意気込んでいる著者。
    今回は、未来ディストピアSF。
    黒い霧に包まれ人類は終わりを迎え、霧からのバリア機構を持つこの島とそこに住む122人が世界最後のコミュニティ。
    長老と呼ばれる科学者3人は100歳を裕に超えるが、かたや普通の村人達はどんなに元気でも60歳の誕生日を迎えると命が尽きる。
    村人達は奉仕の心を何よりも重んじ、争いや犯罪などは皆無

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    2026年05月17日
  • おちゃめなパティ、カレッジへ行く(新潮文庫)

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    大暴れってほどの騒ぎを起こすわけじゃないし、初作のためか会話主体のためか、短いにも拘らずあまりすらすら進まなかった。

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    2026年05月13日
  • おちゃめなパティ、カレッジへ行く(新潮文庫)

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    ネタバレ

    パティの大学生活

    高校生よりは大人なっていて
    人生の節目

    数学の教師の話と
    最後の話が印象的

    あなたもすぐに三十歳になってしまいます。そして、四十歳、五十歳と。
    その歳の女性がごまかしと言い逃れを常としていたら、魅力的だと思いますかな?
    性格はすぐに変えられないと、思い出さなければなりませんよ、お嬢さん。性格というものはゆっくりと成長する植物であり、種は早くまかなければならんのです。

    わたしはだんだん歳をとっている
    わたしは三十歳に、四十歳に、五十歳になる。
    そうなったとき、ごまかしと言い逃れを常としていたら、誰かひとりでも私を愛してくれるとおもう?

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    2026年05月09日
  • 世界の終わりの最後の殺人

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    黒い霧に囲まれた世界。住人は閉鎖的な場所で暮らしている。殺人事件の謎を解くというよりこの不思議な世界の成り立ちがだんだん分かっていく話だった。

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    2026年05月09日
  • 世界の終わりの最後の殺人

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    ネタバレ

    殺人霧?によって世界が滅亡した後の生き残りの島での殺人事件。設定は完全にSFで最後(住民が無敵になっている)以外はある程度想定できた。結局世界中が霧に覆われているわけではない?ここだけの特殊状況?このあたりが最後よくわからなかった。
    この作者はよく色々思いつくな。

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    2026年05月08日