三角和代のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
北欧圏発、上質ミステリ小説。
「ミレニアム」とか北欧圏の作品に注目集まるようになったようですが、
本書はわりとまっとうなミステリ小説です。
でも、なんですかね~。
日本の北国出身者としては、過疎地で暮らす日常の風景や
人のリズムとかが本当によく描かれていて、
イギリスやアメリカの作品よりもずっとしっくり読み込めました。
人物や風景の描写力は半端なくありますし、書き方にも品があります。
結構な量のページ数ですが、一旦読むとじっくりと時間が
かかってもいいな、とゆっくり読める、行間リズムに取り込まれます。
なので、ハイスピード展開などお好みの読者には、
この作品の持つゆったり感がもったり感とし -
Posted by ブクログ
エーランド島シリーズ三作目。「黄昏に眠る秋」も「冬の灯台が語るとき」もとても良かったが、これもしみじみ味わい深く、北欧の香気たっぷりのミステリだ。
結構派手な展開をするところもあるのに、全体の印象はとても静かで、モノトーンの世界を見るようだ。登場人物は皆、何かを諦めているような雰囲気を漂わせている。翻訳者あとがきで「無常の感覚がつきまとっている」と評されていて、ああ、本当にそうだなあと思った。
荒涼とした長く厳しい冬の後、ゆっくりと島に訪れる春の気配がとても美しく描かれている。エルフとトロールが人びとの生活の中に息づいていた、今や失われた暮らしへの哀惜の念が底を流れていると感じた。 -
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(No.13-25) スウェーデン・ミステリです。シリーズ3作目。
内容紹介を、表紙裏から転載します。
『エーランド島の石切り場のそばのコテージに暮らしはじめたペール・メルテル。ある日彼のもとに、疎遠にしていた派手で傲慢な父ジェリーから、迎えに来るように求める電話が入る。渋々父の別荘に赴くと、そこに待っていたのは謎の刺し傷を負った父だった。そして直後に別荘は全焼する。なぜこんな事件が起きたのか?娘の病気などの悩みを抱えながらも、ペールは父の暗い過去を探りはじめる・・・。
エルフとトロールの伝説が息づく島で、人々の切ない記憶と過去が交錯する。』
今回の主人公ペールは、シリーズを通して登場す -
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Posted by ブクログ
「灯台」つながりの海外文学3冊目。本書はスウェーデンのエーランド島が舞台で、著者による〈エーランド島4部作〉の第2作。2008年発表で多くの賞に輝くミステリー作品のようです。
原題『Nattfåk』は、スウェーデン語で冬に吹く「夜の猛吹雪(本書では"渦雪"と邦訳)」を指すようです。北欧ミステリーの何たるかも存ぜぬ私ですが、暗鬱とした重い空気が垂れ込めるような北欧の冬の気候と情景描写が、不穏感と寂寥感を助長します。
物語は、都市部から島の古い屋敷に越してきた一家が悲劇に見舞われ、事件なのか事故なのかが不明なままの展開が主軸です。ここに、過去の屋敷の物語やオカルトっぽ -
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Posted by ブクログ
ネタバレエッジの効いたSFミステリ作家スチュワート・タートン。
面白くないわけじゃないんだけど、過去2作品を読んで、技巧的で疲れる読書になる印象を持っていて苦手意識あり。
でもこのミスベスト10入作品なので読んでおかないとと手に取る。
毎回違う趣向の作品を書くと意気込んでいる著者。
今回は、未来ディストピアSF。
黒い霧に包まれ人類は終わりを迎え、霧からのバリア機構を持つこの島とそこに住む122人が世界最後のコミュニティ。
長老と呼ばれる科学者3人は100歳を裕に超えるが、かたや普通の村人達はどんなに元気でも60歳の誕生日を迎えると命が尽きる。
村人達は奉仕の心を何よりも重んじ、争いや犯罪などは皆無 -
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Posted by ブクログ
ネタバレパティの大学生活
高校生よりは大人なっていて
人生の節目
数学の教師の話と
最後の話が印象的
あなたもすぐに三十歳になってしまいます。そして、四十歳、五十歳と。
その歳の女性がごまかしと言い逃れを常としていたら、魅力的だと思いますかな?
性格はすぐに変えられないと、思い出さなければなりませんよ、お嬢さん。性格というものはゆっくりと成長する植物であり、種は早くまかなければならんのです。
わたしはだんだん歳をとっている
わたしは三十歳に、四十歳に、五十歳になる。
そうなったとき、ごまかしと言い逃れを常としていたら、誰かひとりでも私を愛してくれるとおもう?
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