三角和代のレビュー一覧

  • キリング・ゲーム

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    お馴染みの登場人物が一通り登場。フレッドの服は相変わらずステキ。事件は解決したことになるけど、この後何も起こらないんだろうか? ちょっと不穏。

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    2018年02月01日
  • キリング・ゲーム

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    ネタバレ

    冒頭に謝辞のような形で、マーサ・スタウト「良心を持たない人たち」に着想を得たと書かれていたので、これは面白くなりそうだ〜と期待して読んだのですが、想像の上を行かれてしまいました。
    まさに、大胆かつ巧妙。
    このシリーズ、ハズレなしです。

    チャウシェスク政権下のルーマニアの悲劇について、また何か読んでみたくなりました。

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    2017年12月21日
  • 赤く微笑む春

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    再読
    内容をほとんど覚えていないというていたらく…。
    でも前作の「冬の灯台が語るとき」の再読からあまりと時を置かずに読んだら、、イェルロフの体の衰えぶりが顕著でびっくりした。老体に鞭打って頑張る姿がハラハラさせられる。四部作の中ではこれが一番印象が薄いんだよなー。

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    2017年11月20日
  • キリング・ゲーム

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    カーソン・ライダー刑事シリーズは『百番目の男』からずっと読み続けている。
    最後のひねりは、ちょっと予想外。
    ジェレミーも元気そうで、良かった良かった。

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    2017年11月07日
  • キリング・ゲーム

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    期待を裏切らない面白さ。今作は主人公が成長したなと思う反面まだまだいい意味で若い(熱い)。早く次作を読みたい。まだまだ翻訳されてない作品があるんですよねー。

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    2017年10月27日
  • 霧に橋を架ける

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    帯に惹かれて購入。この頃はネビュラ・ヒューゴダブル受賞って結構珍しくなくなったのかなぁ。
    とりあえず色々取り揃えてますよ、という短編集。面白かったです。

    「26モンキーズ、そして時の裂け目」
    なんかやられた、って感じの最後。うん、いいねぇ。最後のお客さんが良い。カラッポになった後のバスタブが揺れる場面とか視覚的に訴えてくる感じがやけにリアル。それにしても猿が26匹。確かに獣臭そう。

    「スパー」
    エロくないエロ(笑)でも極限状態で人間何もする事が無いと何をしてるんだろう?とかちょっと考えてしまう。思考の海に潜るってのも生理的欲求なんだろうか、とか考えてしまった。

    「水の名前」
    ふんわり不思議。誰とでもどこでもつながれる携帯機器の発達のおかげで生まれたちょっとしたおとぎ話、みたいな。なんか都市伝説みたいな不思議なお話。

    「噛みつき猫」
    ウチの姉もものすごい噛みつき猫飼ってるけどそうか、アレは怪獣だったのか。この子のネコと違って姉の猫は腕に穴があくレベル。猫の牙の毒(というか口内雑菌)は侮れないらしい。

    「シュレディンガーの娼館(キャットハウス)」
    ハイセンスなギャグ、という感じ。色々なハザマで居るんだか居ないんだかという空間で出会う。きっと物凄い魅力的なモノが存在してるのかな。

    「陳亭、死者の国」
    中国昔話とか訓話にありそう。それにしても金もない死にかけの老人に何で若い女性が連れ添っていたんだろうか、という素朴な疑問が残る。

    「蜜蜂の川の流れる先で」
    死にかけの相棒と共にミツバチの川をたどる。ファンタジー色の強い作品。痛みや病気の無い国に老いた動物は連れて行ってあげたいな、と切実に思う。

    「ストーリー・キット」
    作家さんって作品をこういう風に作るのかなぁ。

    「ポニー」
    少女は可愛くて綺麗で甘ったるい感じがするけれども結構エグイ(笑)本当にきれいでカワイイものを可愛いまま愛しているのは実は男性の方かもしれないなんて思わせる作品。

    「霧に橋を架ける」
    表題作。いいなぁ、これ。
    職人が自分の仕事に誇りを持って打ち込めるって素晴らしい。その為に事故があり、環境が変わり、人は変わる。良いことばかりではないけれども(勿論)でも作ることに誇りを持てる何かを創造するって素敵だなぁ。橋がかかりあれほど強大だと思った恐れる何かが小さく見える所に悲しみを覚えるところが特に好き。イメージ的に何故か黄昏色のお話。

    「《変化》後のノース・パークで犬たちが進化させるトリックスターの物語」
    う~ん。動物の安易な擬人化には私もソレは違うんじゃない、と思う方だけどこんな感じになるかなぁ?と首を傾げてしまう。人間は人間の子どもが自分よりも賢くなったからといって家から追い出したりはしないじゃない?(煙たがるかもしれないけど)後、猫ってもう少しズボラでいい加減だから多分もう少し民家の周囲をグルグルしてエサとかもらってるような気がする。
    言語を操れる知性と今現状でのサバイバルは違うと思うので今現在でも大分頭の良いペット達がさらに賢く立ち回る事になる気がするんだけどどうかなぁ。
    少し前に野生動物が人間の居住区域で繁栄しているという番組を見たばかりなので環境に適応できる種はもう少したくましく、したたかに生き延びていくような気がするし、そうあってほしい。

    というわけで全短編物凄い良いなぁって感じでは無いけど面白かったです。他の作品も読んでみたい。後書きにもあったけれども喪失とかなんとなく物がなしいイメージがある作品が多い気がしました。斜陽、というか。

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    2017年02月28日
  • 霧に橋を架ける

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    面白かったです。SFですが、ファンタジー感もある世界でした。「霧に橋を架ける」での、霧や「でかいの」の不穏さと、橋を架ける事業の…なんと表現したらいいのか、漂う無常感を感じました。橋が完成した後の世界がより良くなるとあまり思えなかったからかな。。でも1番好きなお話でした。「蜜蜂の川の流れる先で」「《変化》後のノースパークで犬たちが進化させるトリックスターの物語」は犬好きにはちょっと辛いものがありました。でも不思議で良かったです。他の作品も読んでみたいです。

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    2017年02月19日
  • 埋葬された夏

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    イギリスらしさが ふんだんにでた一冊だった。過去と現在が交互に語られ 誰が被害者だったのか謎のまま進む。最初の方は少しまどろっこしいが徐々に引き込まれていく。心理描写やイギリスの田舎の雰囲気など とても上手いと感じるし好きなのだが もう少し 余分な部分をそぎ落とし すっきりした文章にした方がいいような気がする。コーリーンについては もっと深く書き込んで欲しかった。

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    2016年08月29日
  • 夏に凍える舟

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    ヘニング・マンケルやトム・ロブ・スミスを連想した。どんな不可思議な現象にも合理的な説明を見出すイェルロフは根っからの探偵気質だな。長生きしてよ。

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    2016年08月03日
  • 夏に凍える舟

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    エーランド島 4 部作の最終巻。
    とてもよいシリーズだった。
    過去が現在に浮かび上がってくる手法は磨きがかかり、
    細かい描写の積み重ねが物語に厚みを与え、
    北欧の夏を感じながら、心を動かされる。

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    2016年06月10日
  • 髑髏の檻

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    カーソンが休暇で行ったケンタッキーの山中で、連続殺人事件が起こる。カーソンは地元の警察を手伝い一緒に時間を解決していく。

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    2016年05月15日
  • 黄昏に眠る秋

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     ミステリというより、その島での生活というか歴史というか、登場人物たちが生きて死ぬ軌跡をみたような物語。シリーズ化されていると聞いたけど、どんなふうに続くんだろうか。気になる。

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    2016年05月05日
  • 夏に凍える舟

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    ネタバレ

    大好きなシリーズの四作目。静けさの中で物語が淡々と進行していくこの感じがとても好き。舞台が海外に飛び出してスケール大きくなったなあと少し驚いたけど、イェルロフの穏やかで独特の人柄が相変わらずでとても落ち着く。悲しい出来事もあったけど、最後まだ希望を見いだせる雰囲気が漂って終わったのが心に残った。
    でも春夏秋冬で、これでシリーズも終わりなのかなあと思うと寂しいです。
    こんなふうに年を重ねられたらいいなと思ってしまう。私は女だから少し違った感じになるかもしれないけど、憧れる晩年。

    H29年12月6日再読
    何度読んでもジーンと来るこのシリーズ。またきっと読み返す私は。イェルロフとヨンのような、長年の友人がいるって素晴らしい。

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    2017年12月06日
  • 夜の冒険 現代短篇の名手たち8

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    完成度の非常に高い上質なミステリ短編集。
    存じ上げなかったのですが、
    これを機に他の作品も読んでみたく。

    お気に入りは「夜の映画祭」(渋い!!カッコいい!!)
    「くされ縁」「二度目のチャンス」。
    「大物中の大物」はちょっと星新一ぽくてなお好き。

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    2016年03月01日
  • 髑髏の檻

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    待望のシリーズ最新作。強烈なキャラクターが多数登場しストーリー的にも最後まで翻弄された。と書くと月並みだけどとにかく面白かった。主人公と逃亡中の兄という設定がどこまで現実感をもって成立するかが今後の見どころかな。本作ではギリギリセーフ?

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    2015年08月23日
  • 黄昏に眠る秋

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    ネタバレ

    ★4,5というところ。とても長いので、途中、ちょっとだけ飛ばし気味に読んでしまいました。それでも、充分に落ち着いたミステリーとして味わい深く、読み終わったあと、事件が解決してほっとしている自分がいました。シリーズ第1作のようなので、その他のものも読んでみようと思います。

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    2015年07月21日
  • 黄昏に眠る秋

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    スウェーデンのエーランド島を舞台としたミステリーであり、二転三転する結論である。日本人にとっては土地勘があるのはイエテボリだけである。

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    2015年03月17日
  • フィフティーン・ディジッツ

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    大手法律事務所のコピーセンターで働く4人の仲間が、不良弁護士から株のもうけ話をもちかけられ、それにのり、大儲けをするが、バレて最悪の事態になる話。登場人物それぞれのこれまでの背景が語られているので、キャラクターがわかりやすい。いろいろな環境の人が集まって仲間になっていく様子がよかった。最後の結末が極端すぎてびっくりするが、意外にも、一件落着感があるのは不思議。

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    2014年10月27日
  • 黄昏に眠る秋

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    エーランド島四部作の第一作目にあたるらしい。舞台はスウェーデンのバルト海に浮かぶエーランド島で、時代は1990年代。1972年におこった5歳の少年失踪事件から話は始まる。その母親と祖父が20数年後に事件の真相を追う話。島の不審人物である男の生い立ちと事件にかかわるまでの様子が、本筋と交互に語られる形で謎が明かされていく。内容は長くてなかなか進まないが、徐々に解明されていきながら、親子の関係がほぐれていき、母親の立ち直っていく様子がよかった。

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    2014年05月05日
  • 黄昏に眠る秋

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    北欧圏発、上質ミステリ小説。

    「ミレニアム」とか北欧圏の作品に注目集まるようになったようですが、
    本書はわりとまっとうなミステリ小説です。
    でも、なんですかね~。
    日本の北国出身者としては、過疎地で暮らす日常の風景や
    人のリズムとかが本当によく描かれていて、
    イギリスやアメリカの作品よりもずっとしっくり読み込めました。
    人物や風景の描写力は半端なくありますし、書き方にも品があります。

    結構な量のページ数ですが、一旦読むとじっくりと時間が
    かかってもいいな、とゆっくり読める、行間リズムに取り込まれます。
    なので、ハイスピード展開などお好みの読者には、
    この作品の持つゆったり感がもったり感として嫌悪されるかもしれません。
    なにせ、青年期の登場人物がぐいぐい物語をひっぱっていく…という
    作品ではなく、人生の冬に差し掛かったおじいちゃんが
    謎解きの中心人物であるので、致し方ない作品効用です。

    それでも、読み終えると、さすが英国推理作家協会賞受賞作だと感じます。
    人に対する通り一遍ではない設定で、犯罪への嫌悪はありながら、
    どこか人に対する諦めに似た受容の精神を読み取れます。
    悪いやつは心底悪いままなのか?
    善い人間はそう見えるだけじゃないのか?
    どっちにも振れる人間性をあたたかくみつめている。

    スウェーデン・エーランド島四部作の第一作目。
    ミステリ作品好きは読んでも損なし。

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    2013年11月17日