三角和代のレビュー一覧

  • 黄昏に眠る秋

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    エーランド島四部作の第一作目にあたるらしい。舞台はスウェーデンのバルト海に浮かぶエーランド島で、時代は1990年代。1972年におこった5歳の少年失踪事件から話は始まる。その母親と祖父が20数年後に事件の真相を追う話。島の不審人物である男の生い立ちと事件にかかわるまでの様子が、本筋と交互に語られる形で謎が明かされていく。内容は長くてなかなか進まないが、徐々に解明されていきながら、親子の関係がほぐれていき、母親の立ち直っていく様子がよかった。

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    2014年05月05日
  • 黄昏に眠る秋

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    北欧圏発、上質ミステリ小説。

    「ミレニアム」とか北欧圏の作品に注目集まるようになったようですが、
    本書はわりとまっとうなミステリ小説です。
    でも、なんですかね~。
    日本の北国出身者としては、過疎地で暮らす日常の風景や
    人のリズムとかが本当によく描かれていて、
    イギリスやアメリカの作品よりもずっとしっくり読み込めました。
    人物や風景の描写力は半端なくありますし、書き方にも品があります。

    結構な量のページ数ですが、一旦読むとじっくりと時間が
    かかってもいいな、とゆっくり読める、行間リズムに取り込まれます。
    なので、ハイスピード展開などお好みの読者には、
    この作品の持つゆったり感がもったり感とし

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    2013年11月17日
  • 黄昏に眠る秋

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    ネタバレ

    長かった!しかし歯を食いしばって読み進めると、どんでん返しがあるよ。80歳のご老人が活躍するミステリ小説でした。

    警官のレナルトが、途中から脳内でドラマ「キリング2」のストランゲになってしまって、いや、まさか、、と思って読み進めたら、"ストランゲ”だったという、勝手にセルフ・ネタバレでした。

    翻訳者は三角和代氏。

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    2013年07月23日
  • 赤く微笑む春

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    エーランド島シリーズ 3 作目だが、
    ジャンル小説の枠を超えたじんわりと効いてくる良い作品群だ。
    「夏」が待ち遠しいが、それで終わりだと思うと寂しくもある。
    このタイプの作品、結構日本人好きだと思うな。

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    2013年06月25日
  • 赤く微笑む春

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    KL 2013.7.21-2013.8.5
    エーランド島のシリーズの中では一番好きかも。
    春なんで、それなりに明るさがあるからかな。

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    2013年08月06日
  • 赤く微笑む春

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    エーランド島シリーズ三作目。「黄昏に眠る秋」も「冬の灯台が語るとき」もとても良かったが、これもしみじみ味わい深く、北欧の香気たっぷりのミステリだ。

    結構派手な展開をするところもあるのに、全体の印象はとても静かで、モノトーンの世界を見るようだ。登場人物は皆、何かを諦めているような雰囲気を漂わせている。翻訳者あとがきで「無常の感覚がつきまとっている」と評されていて、ああ、本当にそうだなあと思った。

    荒涼とした長く厳しい冬の後、ゆっくりと島に訪れる春の気配がとても美しく描かれている。エルフとトロールが人びとの生活の中に息づいていた、今や失われた暮らしへの哀惜の念が底を流れていると感じた。

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    2013年06月05日
  • 赤く微笑む春

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    (No.13-25) スウェーデン・ミステリです。シリーズ3作目。

    内容紹介を、表紙裏から転載します。
    『エーランド島の石切り場のそばのコテージに暮らしはじめたペール・メルテル。ある日彼のもとに、疎遠にしていた派手で傲慢な父ジェリーから、迎えに来るように求める電話が入る。渋々父の別荘に赴くと、そこに待っていたのは謎の刺し傷を負った父だった。そして直後に別荘は全焼する。なぜこんな事件が起きたのか?娘の病気などの悩みを抱えながらも、ペールは父の暗い過去を探りはじめる・・・。

    エルフとトロールの伝説が息づく島で、人々の切ない記憶と過去が交錯する。』

    今回の主人公ペールは、シリーズを通して登場す

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    2013年05月01日
  • 夜の冒険 現代短篇の名手たち8

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    「エドワード・D・ホックは2008年1月17日にニューヨーク州ロチェスターの自宅で心臓発作のために亡くなるまで、950篇以上の短編小説を発表した。ミステリ業界において短編小説の執筆だけで生計を立てていたのは、ホックだけだった。ホックが亡くなった今では、誰もいない」(ミステリ研究家・木村仁良、巻末解説より引用)。

    アンリ・ジャイエが丹精した極上の「エシェゾー」の如き味わいのミステリー。必読のアンソロジーである。

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    2011年11月22日
  • 夜の冒険 現代短篇の名手たち8

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    ネタバレ

    『フレミング警部最後の事件』

    『どこでも見かける男』

    『私が知らない女』

    『夜の冒険』

    『影の映画祭』

    『くされ縁』

    『正義の裁き』

    『空っぽの動物園』

    『静かに鐘の鳴る谷』

    『やめられないこと』

    『もうひとつの戦争』

    『不可能な不可能犯罪』

    『出口』

    『大物中の大物』

    『家族の墓』

    『サソリ使いの娘』

    『知恵の値』

    『二度のチャンス』

    『スペインの町で三週間』

    『ガラガラヘビの男』

    2010年1月21日購入

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    2014年04月06日
  • 世界の終わりの最後の殺人

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    触れると死に至る正体不明の黒い霧が世界を覆い、人類の大半が死に絶えた。残されたのはバリアで守られた島にたどり着いた100名足らずのみ。しかし、AIが管理するこの島で、島民を率いる3名の科学者のうちの1人が殺されてしまう。事件をきっかけに島のバリアも解除され、人類は滅亡の危機に。黒い霧が迫る中、バリア再設定の鍵は殺人犯を見つけること。残された時間はあとわずか…。

    いわゆる特殊設定のミステリである。SFを基調としたこの世界観はおもしろい。徐々に謎が判明していき、解像度が上がっていくのもまた楽しめる。ただ、私にはどうも読みにくかった。他の方も書いておられるように、人称がわかりにくいのかもしれない。

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    2026年01月22日
  • 名探偵と海の悪魔

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    前作デビュー作の【イヴリン嬢は七回殺される】が良く、これからが期待される海外作家スチュアート・タートンの2作目です!

    海洋、怪奇、ミステリーと様々な要素が詰まった作品です!

    名探偵は牢屋に囚われており、助手が活躍する構成も良いが、最後まで読むと納得!

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    2025年10月26日
  • 世界の終わりの最後の殺人

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    触れると命を落とす謎の霧が地球を覆い、世界は滅亡した。最後に残った人々は、霧を防ぐバリアに守られた世界の終わりの島で平穏に暮らしていた。そこには3人の科学者と100名余りの住民がおり、エービイというAIシステムに管理されていた。ある日、科学者のニエマが殺された。しかもシステムによってバリアは解除され住民たちの記憶は消されていた。霧が到達する48時間以内にバリアを再起動させるには犯人を見つけなくてはならない。とんでもない設定のタイムリミットSFミステリ!

    まず状況設定の説明に150ページくらい費やす。これが正直分かりにくいので理解に時間がかかる。エモリーという住民が探偵なのだが、一人称で書かれ

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    2025年10月19日
  • おちゃめなパティ(新潮文庫)

    購入済み

    足長おじさんでお馴染みのジーン・ウェブスターの初期の作品で初めて知りました。パティと仲間たちの楽しい全寮制女学校生活。女の子の児童文学はこういうの多ky別作家のおちゃめなふたごにも通じるかも。

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    2025年10月04日
  • 世界の終わりの最後の殺人

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    特殊設定ミステリー。
    文明が黒い霧によって滅んだ後の世界。孤島で生き残った人たち。その中で殺人が起き、霧から島を守るバリアも停止してしまい、それを再稼働するためには犯人を突き止める必要がある…とのこと。

    特殊すぎて設定を飲み込むのに時間がかかるんですが、犯人探しとバリア復活って別に関係なくないですか??と首捻りながら読み進めるので、物語の世界に入り込むのに時間かかりました。

    文明世界を知らず閉ざされた世界で平和に生まれ育った島民たちが探偵役なので、なんというか危機感が薄い。もうすぐ霧が迫ってくるのに寝ちゃったの!?(眠らされるケースもありますが)みたいなそれも特殊設定なのでしょうが、イライ

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    2025年09月06日
  • 世界の終わりの最後の殺人

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    イギリス各紙が絶賛したという「特殊設定」ミステリ。

    突如発生した謎の霧により、世界は滅亡。ギリシャのある孤島にのみ、霧の侵入を防ぐバリアが張られ、「世界の終わりの島」となった。ここに、100名を超える住民と、彼らを率いる3人の科学者が暮らしていた。だがある時、科学者の1人、ニエマが殺され、バリアが破られた。霧が島に侵入するまでの時間はわずか。バリアの破壊はニエマの死によって発動されていたらしい。ならば、ニエマを殺した犯人を見つければ、バリアを再起動できるのか・・・?
    島民の1人のエモリーが探偵として謎に迫っていく。

    冒頭には登場人物が挙げられていて、これらの人々がある「計画」に重要な役割を

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    2025年08月18日
  • 世界の終わりの最後の殺人

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    まず惹かれたのはタイトル。
    世界の終わりに起こる最後の殺人って?という興味。
    そして次に設定。
    未来×タイムリミット。
    探偵に課せられたのは、
    人類を救うためには46時間以内に犯人を見つけなければならないということ。

    この二つの要素から興味をそそられ手に取ったが、一言で言えば難解。

    世界が霧に飲み込まれ、人類が滅亡した後、
    唯一残された島には122人の人間が暮らしていた。
    島の外は有毒な霧に覆われており、島を守るバリアが唯一の生命線となっている。
    そんなある日、三人いる長老の一人、ニエマが殺害される。
    彼女はバリアの維持に不可欠な存在であり、
    彼女の死によってバリアは解除され、霧が島に迫り

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    2025年08月11日
  • 世界の終わりの最後の殺人

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    凝った構成でとっつきにくいところがあるけど、掴め出すとなるほどと感じられてくる。扉の登場人物一覧の職業を見て「?」と疑問を持つけどそれもなるほど、と。ではそのなるほどがピッタリとハマるほど気持ちがいいかというとそこまではいかない感じがもどかしい。語りの構成が物語上複雑になっていて、小説の語りとしての視点が揺れる(全てを見ることができる視点が二つある)のも入り込みづらさの一因かもしれない。それが狙いでもあるのかもしれないけど。
    分かりづらさはあるけど面白くは読めました。なんとなく風の谷のナウシカ漫画版みもある。

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    2025年06月15日
  • 世界の終わりの最後の殺人

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    SL 2025.5.16-2025.5.19
    スチュアート•タートン特殊設定第3作。
    百年以上生きている長老、消灯時間になると必ず眠る村人、60歳で必ず死を迎え、子どもが補充されて人の数を調整する。語り手は人々の頭に宿るAI。表面に見えるこれらの世界だけでも特殊だけど、真相はさらに複雑。殺人事件の謎解きも丁寧で、探偵役のエモリーをはじめ登場人物たちの心情がこまやかに描かれる。
    人間とは、人間性とは。考えさせられる作品でもある。

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    2025年05月19日
  • 世界の終わりの最後の殺人

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    またまた特殊設定かーと。自分で創造した世界だからなんとでもできるよなと思ってしまい、SF設定に比べて、ミステリとしての興趣がいまひとつ感。

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    2025年05月19日
  • おちゃめなパティ(新潮文庫)

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    感想
    あれはなに、なんでこうなってるの。そんな純粋な好奇心。一度走り出したら止まらない。謎を解くために頭はフル回転。ワクワクだけで動いてる。

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    2024年10月29日