池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本屋で並んでいた池上彰著書をまとめ買いした際の3冊目。
改めて「民主主義とは如何に税金を徴収し、徴収した税金を有効活用していくか」だと認識させてくれる。
成り立ちから考えてみても、王政時代は王様のポケットと国会財政の区別がない・・・すると必ず無駄遣いが起きて財政赤字になる
→そこで税金を上げるが重税に国民が耐えかねて国が滅ぶ
→そこで議会でチェックしようという動きになる・・・租税民主主義の始まり
→次に憲法があって議会に意見を諮るが、最終的な決定の責任者は君主・・・立憲君主制(明治時代の日本、イギリス)
→。。。そして現代に至る。
これから先、誰も経験したことのない超高齢化社会を迎える日本でのあるべき税制を、消費税10%という局地的な議論を政局にせずにしっかりと政策を取り交わして欲しい。
個人的には、サラリーマンを含めて全員が確定申告を自分でやるようにすべき。自分の税金の額を自分で計算して、納めて、初めて納税者の意識と義務をリアルに感じれるから。
と、ここ2年間、フランスと日本の確定申告をそれぞれ自分で必死に書類作成している経験者は語る。 -
Posted by ブクログ
著者は、慶応義塾大学卒業後、NHKで記者やキャスター等を歴任し、2005年に退職。以後はフリーランスとして活躍し、各種メディアに出演している。
著書に「伝える力」「池上彰の学べるニュース」「そうだったのか!現代史」等多数。
朝刊1部には新書の書籍2冊分の膨大な情報が詰まっている。
その中に見られる工夫として
・決められた紙面の中で、簡潔に分かりやすく伝える工夫
・忙しい人のために見出しでぱっと全体像をつかむ工夫
・文字だけでなく写真でも、記事内容を説明する工夫
などなど上記ポイントをおさえることにより、新聞記事は読みやすくなりかつ、情報の収集だけではなく、書く力・読む力・分析する力、表現する力、数字を読む力等のスキルを磨く手助けにもなる。
本書は、著書が朝日新聞で連載していた「池上彰の新聞ななめ読み」という連載がベースとなっており、新聞大好きな著者が批判的に新聞を読み、朝日新聞をはじめとした新聞各紙に対しツッコミを入れるというプロセスを経て上記スキルを身につけるための説明がなされている。
構成は以下の7つ
①ニュース力を磨こう
②数字力を磨こう
③伝える力を磨こう
④書く力を磨こう
⑤想像・推理力を磨こう
⑥見せる力を磨こう
⑦発想・コミュニケーション力を磨こう
NHKで記者やキャスターとしての勤務経験があるだけあってマスコミの裏事情や新聞を書く現場を周知していてその視点は興味深いものがあった。
取り扱っているニュースは新鮮とは言えないものの、そのニュースを学ぶのではなく視点を学び新たなスキルを得るという点では問題なく思う。
今まで描いていた新聞のイメージががらっと代わり本書の視点で新聞を手に取れば楽しんで読むことができるかもしれない。 -
Posted by ブクログ
新聞を読むから学校の成績がいいのか,学校の成績がいいから新聞もよく読むのか…という因果関係はよくわかりませんが,著者は,前者の方だという設定で,論理を進めています。
確かに新聞にはいろいろな情報があって,小さいころからそれに触れているとそれなりの語彙やら読解力も育つと思います。
大人が率先垂範して新聞を読むことで,子どもはその背中を見て育つというのも,ま,新しいかんがえかたではない。
言ってみれば,当たり前のことが書かれています。が,その当たり前のことができない家庭が増えているのかもしれません。一軒あたりの新聞購読数が1を割っているらしいです。これは一般紙だけではなくスポーツ紙も含めた値だと言いますから驚きです。
本書で新聞購読のよさを,改めて確認することができました。
大人にとっても新聞を読むことは,大切ですからね。テレビより新聞です。 -
Posted by ブクログ
「歴史は繰り返す」は俗によく言われる言葉だが、実際にどう繰り返されているのか良く分からない言葉でもあります。本書は近年の民主党政権の成立・大地震による影響等のトピックと、人・政治の動きを捉え、「フランス革命」と対比することで共通点を挙げていきます。
その上で民主党政権の成立をフランス革命の工程の1/2に当るとしているのが面白い。
この1/2や民主党政権成立に対する評価云々ではなく、単純に類似しているポイントを説明してくれているので、今後の日本で起きそうなことの推論にもなる。自分も現在も混乱が続く日本の政治を、フランス革命と比較しながらウォッチしてみたいと思います。